米国株村では、すでに誰も持ってないだろうと言われる高配当ETFのSPYDが今期大幅減配しました。なんと前年比▲79%で、もはや高配当とは?という状況。
Twitter界隈はざわざわしていましたね。
さて、少し時間が経ち皆さん冷静になったようですし、ちょっと振り返りをしつつ、また同じようなことがありそうなので備忘録を記事にしておきたいな、と。
分かりやすいかったのは亮平さんのtweetでしょう。たぶん冷静になった人が多いはず。
SPYDの2021年12月の分配金が、前年同月比で79%減配と話題になってますが、年間分配金で見ると、過去5年と比べて大幅に下がったわけでも無いかとは思う。
配当利回りは、前年末の株価で計算してますが、これもそこまで大差無し。
1回の分配金より、年間のトータルで見るのが大事そうですね。 pic.twitter.com/ItyVQ5558l— 小林亮平 / BANK ACADEMY (@ryoheifree) December 21, 2021
分配金を一回一回で見るより年間トータルを確認するのは大切、超大切。株価も短期でみるより超長期で見るのが良いのと同じですかね。
たかにんさんのtweetはグラフもあって超分かりやすかったです。
期別の分配金です。昨年12月が多すぎた気はしますが、今回は少なすぎですね。 pic.twitter.com/GNlGiWnZNr
— たかにん (@kabutakanin) December 17, 2021
受け取っている配当はあまり変わってませんね。
昨年比▲5%といったところでしょうか。とはいえ2019年がピークで下がり傾向なのは保有者としては悩ましいところ。
- 高配当を謳っているのに何で配当低いの?
- もしかしてステートストリートの運用がヘタクソ?
と思う方がいるかも知れません。
こういったときは、ETFの原則に立ち返りましょう。
こびと株さんのtweetが超絶分かりやすかったです。
SPYDが出す分配金の原資は、SPYDの構成銘柄たちが生み出す「配当金」です。それ以上でもそれ以下でもありません。
構成銘柄の入れ替えによるキャピタルゲインやロスは含まれませんし、ましてや運用者が「ちょろまかす」なんてこともありません
分配金の推移は年間ベースで見比べると混乱しにくいです
— こびと株.com (@kobito_kabu) December 17, 2021
お恥ずかしながら管理人はすっかり忘れていたのです。。
ETFの分配金の原資は構成銘柄が生み出す「配当金」です。
S&P500のうち高配当の80社が生み出した配当金が今回の結果になる、ということ。SPYDはNY市場に上場しているETFなので「ちょろまかす」とかできません。
マジで放置し過ぎてて原則を忘れてました。
この考えを持って次のtweetを読みます。
現在、S&P500の配当利回りは約1.2%です。
もし、SPYDの年間分配金利回りが3.5%とかになるのだとしたら、S&P500を構成する上位80銘柄の配当利回りがそんなものになっている、というだけのことです。
— こびと株.com (@kobito_kabu) December 17, 2021
なんでSPYDは大減配したのに暴落してないのか
大減配してないからです。
— こびと株.com (@kobito_kabu) December 18, 2021
ぐう分かりやすい。
S&P500自体が株高です。当然配当利回りも下がります。SPYDはS&P500から構成されるETFなので、この動きに連動している、という事ですね。
直近5年のSPYDのチャート。
コロナショックからは立ち直ったものの株価横ばい。ここらへんをどう捉えるかで変わってきそうですね。
まぁ何かと比べると当然悩んじゃいますが、単純に配当貰えてキャッシュフロー改善されるモノを買ったと思っているので、あまり株価とか気にならないんですよね。
どうせ使うのは20年後とか30年後ですし。その間にはSPYD持ってない人バカなの?みたいなターンもあるでしょうし。
というワケで引き続き不労所得を生んでくれる金のガチョウとして大切にしたいと思います。(まぁ普段は存在忘れてるんですけどw)
今日は短いですがこのへんで。
明日は長期放置したIJRがどれくらい配当成長しているか、というのを記事にしようと思います。
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