日本の借金1000兆円というのは良く聞く話なんですが、30年くらい借金積み上げてるのに、いまだに破綻しませんよね。(破綻するする詐欺かな?)
ネット記事を見ていたら高橋洋一先生が超分かりやすく解説していたのでシェアします。
外部リンク日本の借金1000兆円はやっぱりウソでした~それどころか…
ちょっと引用多めですが一緒に勉強がてら見ていきましょう。
【衝撃】日本の借金1000兆円はやっぱりウソでした~それどころか…
管理人はテレビを全然見なくなったのですが、10年くらい前までは関西ローカルは意外と経済関係でマスコミのタブーみたいなのをけっこう放送していました。
国の借金=国民の資産、みたいな。
麻生さんが野党時代に演説してたのをどこかの局が流してて初めて知りました。
さて、増え続ける国債=国の借金はひいては国民の借金だ、その金額は1000兆円になっており、増税しないと日本破綻間違いなし!という風潮はホントなんでしょうか。
経済とか国債関係の話は荒れるのでサラッと流しておきつつ、管理人の雑な考えとしては30年前から日本円は紙くずになってハイパーインフレとか言われてるけどずっとデフレやんけ、と思っており、案外破綻しないんじゃないかな、と。
その背景とか説明しようとすると国語力皆無なので高橋洋一先生の記事を借りつつ、読者様とも勉強できたら、というのが今日のお話。
さて、重要な部分から。
ここだけ読んでも意味が分かりにくいのでサラッと流しつつ、徐々に理解していきましょう。
借金1000兆円というが、政府内にある資産を考慮すれば500兆円。政府の関係会社も考慮して連結してみると200兆円になる。これは先進国と比較してもたいした数字ではない
借金1000兆円というが、政府内にある資産を考慮すれば500兆円。政府の関係会社も考慮して連結してみると200兆円になる。これは先進国と比較してもたいした数字ではない
管理人が違約すると、借金はあるけど資産が山盛り。実質借金は大したことない。
かと思います。
記事を引用にて見てみましょう。(数字と文字ばかりなので苦手な人はスルスルいってくださいw)
2013年度末の国のバランスシートを見ると、資産は総計653兆円。そのうち、現預金19兆円、有価証券129兆円、貸付金138兆円、出資66兆円、計352兆円が比較的換金可能な金融資産である。そのほかに、有形固定資産178兆円、運用寄託金105兆円、その他18兆円。
負債は1143兆円。その内訳は、公債856兆円、政府短期証券102兆円、借入金28兆円、これらがいわゆる国の借金で計976兆円。運用寄託金の見合い負債である公的年金預り金112兆円、その他45兆円。ネット国債(負債の総額から資産を引いた額。つまり、1143兆円-653兆円)は490兆円を占める。
先進国と比較して、日本政府のバランスシートの特徴を言えば、政府資産が巨額なことだ。政府資産額としては世界一である。政府資産の中身についても、比較的換金可能な金融資産の割合がきわめて大きいのが特徴的だ。
日本の資産って売れない道路とかインフラが多いと思っていたんですが、けっこう即金性のある資産も多いんですね。
ちなみにお金にしない理由は天下りらしいです。
なお、貸付金や出資金の明細は、国の財務書類に詳しく記されているが、そこが各省の天下り先になっている。実は、財務省所管の貸付先は他省庁に比べて突出して多い。
このため、財務省は各省庁の所管法人にも天下れるので、天下りの範囲は他省庁より広い。要するに、「カネを付けるから天下りもよろしく」ということだ。
うん。高橋先生、素直に書き過ぎていつか消されそうです。
財政再建は、実は完了している?
ネット国債でまだまだ借金残ってるやんけ、という声がありそうですが、実際にはほぼ財政再建は終わっている、という衝撃的なことも書かれていました。
理屈としては日銀は政府子会社という考えです。
それを見ると、ネット国債は451兆円となっている。単体ベースの490兆円よりは少なくなっている。
ただし、この連結ベースには大きな欠陥がある。日銀が含まれていないのだ。日銀への出資比率は5割を超え、様々な監督権限もあるので、まぎれもなく、日銀は政府の子会社である。
経済学でも、日銀と政府は「広い意味の政府」とまとめて一体のものとして分析している。これを統合政府というが、会計的な観点から言えば、日銀を連結対象としない理由はない。筆者は、日銀を連結対象から除いた理由は知らないが、連結対象として含めた場合のバランスシート作ることはできる。
要は日銀が持ってるお金を計算に入れてみましょう、ということかな、と。
違っていたらゴメンナサイ。
2013年度末の日銀のバランスシートを見ると、資産は総計241兆円、そのうち国債が198兆円である。負債も241兆円で、そのうち発行銀行券87兆円、当座預金129兆円である。
そこで、日銀も含めた連結ベースでは、ネット国債は253兆円である(2014.3.31末)。
直近ではどうなるだろうか。直近の日銀の営業毎旬報告(https://www.boj.or.jp/statistics/boj/other/acmai/release/2015/ac151220.htm/)を見ると、資産として国債328兆円、負債として日銀券96兆円、当座預金248兆円となっている。
直近の政府のバランスシートがわからないので、正確にはいえないが、あえて概数でいえば、日銀も含めた連結ベースのネット国債は150~200兆円程度であろう。そのまま行くと、近い将来には、ネット国債はゼロに近くなるだろう。
それに加えて、市中の国債は少なく、資産の裏付けのあるものばかりになるので、ある意味で財政再建が完了したともいえるのだ。
日銀の当座預金ハンパないですね。。
もちろん使えるお金ではありませんけど、私たちが老後資産として持ってるお金もそんな感じなのかも。住宅ローンあるけど、老後資産もあるし、将来貰える年金を見込めばトータルプラスやろ、みたいな?
ここらへんも間違ってたらゴメンナサイなのですが。。
もし全然違ってたらオフ会でかず先生に勉強教えてもらいます。
滑稽すぎる 「日本の財政は破綻する」論
詳しくは高橋先生の記事を、となりますが、キチンとバランスシート見ながら考えると国債やら借金は減っている状況っぽいです。
このようにバランスシートで見ると、日銀の量的緩和の意味がはっきりする。
政府と日銀の連結バランスシートを見ると、資産側は変化なし、負債側は国債減、日銀券(当座預金を含む)増となる。つまり、量的緩和は、政府と日銀を統合政府で見たとき、負債構成の変化であり、有利子の国債から無利子の日銀券への転換ということだ。
このため、毎年転換分の利子相当の差益が発生する(これをシニョレッジ〔通貨発行益〕という。毎年の差益を現在価値で合算すると量的緩和額になる)。
また、政府からの日銀への利払いはただちに納付金となるので、政府にとって日銀保有分の国債は債務でないのも同然になる。これで、連結ベースの国債額は減少するわけだ。
上記の方法だと、どんどん連結国債額は減りますが、これはこれでデメリットもあります。魔法の杖がないのと同じですね。
何かと言うと、やり過ぎるとインフレになる、ということ。
ただ、ずっとデフレ過ぎてその気配すらありませんけど。(コストプッシュインフレは若干感じますが、金利など見てるとまだまだですね。)
「だから消費増税が必要」と国民に迫るのは、前提が間違っているので暴力的な脅しでしかない
日本の借金が無いというワケではありません。
しかし実質で見ると200兆円くらいらしいですね。日本のGDPを考えると大きすぎる金額ではなさそう。。
この状態で、破綻するから消費税を上げねば、というのは、どこの省庁が望んでいるんでしょうか。消費税上げたら、また景気冷え込んでデフレになるような気がします。
高橋先生はもはや暴力的とまで言ってます。笑
こう考えてみると、財務省が借金1000兆円と言い、「だから消費増税が必要」と国民に迫るのは、前提が間違っているので暴力的な脅しでしかない。実質的に借金は150~200兆円程度、GDP比で30~40%程度だろう。
ちなみに、アメリカ、イギリスで、中央銀行と連結したネット国債をGDP比でみよう。アメリカで80%、65%、イギリスは80%、60%程度である。これを見ると、日本の財政問題が大変ですぐにでも破綻するという意見の滑稽さがわかるだろう。
以上は、バランスシートというストックから見た財政状況であるが、フローから見ても、日本の財政状況はそれほど心配することはないというデータもある。
あ、消費増税望んでるの財務省でしたww
国債暴落?笑わせるな 国債は「ないに等しい」
ちなみに国債は無いに等しい状態で、理由はと言うと発行されたほとんどは日銀の買いオペで無くなるから。
で、日銀は政府子会社で日本国債はというと私たちのイメージだと資産ですよね。結局、発行してるけどすぐ蒸発しているイメージ。
民間金融機関は、国債投資から貸付に向かわざるを得ない。
これは日本経済にとっては望ましいことだ。と同時に、市中には実質的に国債が出回らないので、これは財政再建ができたのと同じ効果になる。
日銀が国債を保有した場合、その利払いは直ちに政府の納付金となって財政負担なしになる。償還も乗換をすればいいので、償還負担もない。それが、政府と日銀を連結してみれば、国債はないに等しいというわけだ。
こういう状態で国債金利はどうなるだろうか。市中に出回れば瞬間蒸発状態で、国債暴落なんてあり得ない。なにしろ必ず日銀が買うのだから。
日銀が国債を回収するとどうなるのか分かってませんでしたが、民間金融機関がマジメに貸付業をしなきゃいけない、ということですかね。
昔だと国債を買っていれば無リスクで利子が入ってくるし、住宅ローンを貸付すれば利ザヤが稼げるというチート業態。これが通じなくなったのが昨今なのかな、と。
マスコミはいつまで財務省のポチでいるのか
最後に高橋先生の強烈なお言葉を引用して終わります。
いずれにしても、政府と日銀を連結したバランスシートというストック面、来年度の国債発行計画から見たフロー面で、ともに日本の財政は、財務省やそのポチになっているマスコミ・学者が言うほどには悪くないことがわかるだろう。
にもかかわらず、日本の財政は大変だ、財政再建が急務、それには増税というワンパターンの報道ばかりである。軽減税率のアメをもらったからといって、財務省のポチになるのはもうやめにしてほしい。
テレビ見なくなったんですが、関東だとこんなことは放送されてないってホントなんですかね。
関西ではやしきたかじんがゲスト招いて言いまくっている番組があったのですが。。
とは言いつつ、管理人も税金のことや国の会計はまだまだ理解してないことだらけなので、ブログを書きつつ興味ある部分をもっと勉強していかなきゃなぁ、とも思いました。
ただ、ネットを見てると悲観論ばかりですが、こんな考え方もあると知っていると楽になるかも知れません。
実際、日本ダメだダメだと言われつつずっとデフレのままですし。。
今日は長文になっちゃったのでコレで終わります。
悲観的になり過ぎず、色んな意見を見ながらも、コツコツ投資を続けていきましょうね。共に頑張りましょう。
お読み頂きありがとうございました。
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高橋先生の本はタイトルからして笑います。
図解シリーズとかは読みやすくて面白いですね。たまにkindleで買って読んでます。
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