オーディブルという朗読アプリがあります。
Amazonのオーディオブックで本を聴くという単純なものですが、朗読には声優を使っていて聞きやすく、けっこうおすすめなアプリです。
最近、車通勤&移動が中心になってしまいスマホを見ることもできないのでオーディブルを使うようになりました。
早速聞き始めたのが「嫌われる勇気」です。
流行ったのって数年前でしたっけ?
本を途中で読まないままだったので、この機会に聴いてみたら思いのほか良かったです。
備忘録+レビューになりますね。
オーディブルの「嫌われる勇気」は自己否定が強い人におすすめの一冊
管理人はブログやTwitterなどではポジティブな人に思われることが多いですが、超ネガティブ人間だったりします。
同世代には多いかもと思っているのですが、あなたはどうでしょうか?
まぁ無駄にポジティブな人は少数ですし、どうしても自己否定というのは生きていると仕方ないと諦め、仕事で凹んだときにはお酒を飲んで翌日疲れてしまい、さらに自己嫌悪とかもありそうです。(というか、私の話なのですが。。)
- 自分の能力が足りないから
- 性格がこういうものだから
- 外見がよろしくないからetc…
こういったことで悩んだり、鬱屈することがある人におすすめしたい本ですね。というか、管理人はオーディオブックで聴いたのですが。
ちなみにオーディブルを使うのが始めての人は、最初の一冊は無料なのでもし良ければお使いください。
※ダウンロードできて自分のものになるので聴きなおし可能
無料キャンペーンがいつまで続くか分からないので、興味のある方はお早めにどうぞ。
無料でつかうには:公式リンクから
自分を嫌いな若者と、アドラー心理学を教える哲学者の物語
嫌われる勇気は対話形式になっています。
- 自分の容姿、性格、仕事といった様々なことが嫌いな若者
- アドラー心理学に詳しい哲学者
の二人が話し合っているので、オーディオブックには最適な構成なのかも。
青年の特徴はこんな感じ
- 両親より優秀な兄と比べられている
- 容姿が人並みより劣っている
- 人と仲良くできない
- あまり自慢できる職業ではない
- 上司と反りが合わない
- 心を許せる親友ができないのではないか
- 明るく朗らかになりたいけど自分には無理だと諦めている
- でも自分はけっこう勉強もしており物知りだ(と思っている)
なかなか困ったちゃんに思えますが、自分にも思い当たる部分も多いですし、ごくごく一般的な青年といった感じでもあります。
こんな若者が、ある哲学者のもとを訪れ、論破してやろうというところから物語は始まります。
重要なポイントごとに第一夜、第二夜と章が変わっていくのでテンポ良く進みますね。
若者はけっこう激高するので自分の怒りとシンクロする
哲学者は若者の話を聞きながら、アドラー心理学に置き換えて若者の悩みなどを解決しようとします。
しかし哲学者の話は抽象的であったり、煙に巻いた言葉に感じたり(聴いている私も同じように思いました…)することが多く、その度に若者が激高してくれます。笑
哲学者はその態度や口調をしっかりと聞いて、ゆっくりとアドラー心理学の要点について話していくというのが本書の面白みでしょうか。
声優さんが吹き込みをしていることもあり、感情も乗るので頭に入ってきやすいのが良かったな、と。
嫌われる勇気とは何なのか
管理人の感じた本書のポイントはこちら
- 考え方一つで人は変われる
- 世界はシンプルだ
- 他者の人生を生きて消耗してはいけない
青年はかなりひねくれた性格をもっており、小さい頃からの両親との関係や、仕事への不満などトラウマや人間関係で悩んでいます。
哲学者は「人間のあらゆる悩みは対人関係から生まれる」と言い切ります。また承認欲求を満たそうとするから苦しいのだ、とも。
アドラー心理学では「課題の分離」を通じて、自分の問題、他者の問題に切り分けて考えることから始めます。
自分が人からどう思われているか
これが人を苦しめます。
しかし自分を評価するのは「他者の課題」であり、どのように生きたいかという「自分の課題」をこなすことが幸せへの一歩なのかな、と。
人に好かれたいと思うことで人生がしんどくなり、他者へ何かをするために生きている。こんなことになるなら、いっそ課題を切り分けて自分の好きな人生を歩もうじゃないか。というイメージですね。
なので、人に好かれようとするのではなく、嫌われる勇気を持つことが大切と。
ただ自分で書いていても詭弁だなぁ、と感じる部分がありますし、作中でも若者がかなりの頻度で激高してくれます。笑
聴いていると話に納得していくのが良い
詭弁と書いちゃいましたが、聴いている分には、哲学者の話も納得がいきますし、参考になる部分も多いです。そして課題の分離をして、自分らしく生きていきたいと思うことも事実。
7時間くらいの作品なので、移動時間を通じて何度か聞いて自分の糧にしていきたいです。
嫌われる勇気に出てくる若者と気持ちがリンクするから価値がある
この本が流行った要因として、若者の抱えている
- 劣等感
- トラウマ
- 自意識
- 人と仲良くできないこと
- 人の目を気にしすぎてしまうこと
- すぐに怒ってしまう自分の嫌な部分
といった様々な要素が自分にリンクするのが良かったのかな、と思います。
自分の持っている悩みや劣等感を、哲学者がアドラー心理学を通じてゆっくりと考えの転換を教えてくれる。
そして自分の取り入れられる部分を採用して、少しずつ人生を楽にしていける勇気を貰える一冊になっています。
おわりに|オーディブル版「嫌われる勇気」は自己否定に悩む人におすすめの一冊
私などのレビューでは良さがあまり伝わらない文章力の無さが悲しいところ。
でも、最近凹んでいて人生がちょっと嫌だ、といった時には最良の友となってくれる一冊ではあります。
本だと「良し読もう!」というスイッチを入れる必要がありますし、そこそこなお値段もします。
オーディブルなら無料で一冊目が貰えるので、自己否定で悩むことがあった時にお試しするのも良いかもですね。
退会方法などは別記事にてご参照ください。
関連記事本を聴いて投資知識をインプットしよう【30日間無料&聴き放題!】
外部リンクAudible(オーディブル)公式リンク
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自己否定で凹んじゃうことがある人はポチっと押してくれると嬉しいですねぇ。お互い強く生きていきましょうね。
自分を勇気付ける本としては、カーネギーの「道は開ける」が有名ですね。
自己否定に悩んでいる、かつ活字が好きな人は、上記の本をおすすめします。管理人がネガティブ人間ながら、わりとポジティブに思われるのはこの本のおかげだと思っています。
ちなみにオーディブルでも「道は開ける」があります。
18時間という超大作なのに4,000円は破格で、私はメンタル落ちたときに流してます。
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