当サイト(氷河期ブログ)では株式を成長のメインにおき、キャッシュや債券で値動きを抑えるという考えを良く書いています。
最近は配当金(分配金)目当てでETFを買うことが多いですね。
さて、分配金目的といえばREITが話題に出るのですが、私はあまり取り上げることがありません。
そんな中、ズバリな質問を読者様より頂いたので記事にて回答していこうと思います。
ななしさんはJ-REITに興味はないんですか?→リーマンショックでの恐怖から買えません
まずは読者様の質問から。
ななしさん、こんばんわ。1977年生まれのサラリーマンでTKと申します。毎日ブログ拝見してます。
ななしさんは株式と債券がメインだと思いますが、J-REIT ETFとかは興味ありますか?
年4回の配当金は国内でも珍しいと思い、1488と債券の1496、海外ETFのVTで毎月配当を目論み、コツコツと買い進めております。
ご興味あれば是非ブログ等で取り上げて頂ければ幸いです。つみたてNISAとidecoはそれぞれ、楽天VT、楽天VTIを満額積立ております。
メッセージありがとうございます。
同世代の方が投資を頑張っているのを見ると、なんかめちゃくちゃ嬉しくなりますね。
では、少しずつ回答してきましょう。
J-REIT ETFを意識することは無かったけどREITに興味はある
TKさんの選んでいる1488というのはダイワ上場投信-東証RIT指数ですね。
お恥ずかしながら今までJ-REITを意識することはなかったのです。しかしIYRなど海外REITに興味はありました。
この機会に1488を少し調べてみました。
2021年6月7日終値時点では
- 1株2,174円(買付は10口単位)
- 分配金利回り3.2%
- 信託報酬0.175%
と魅力的な数字が並びます。
東証に上場しているREIT全銘柄が対象なので分散具合もしっかりしていますね。
設定来のチャートを見てみました。
ワクチン次第ですがコロナショック直前の高値を超えそうな感じですね。
REITは超景気敏感株なので暴落のたびに叩き売られますが、コツコツ買い進めていると報われる時期も大いにありそう。
REITに投資しないのは暴落局面でのダメージが大きすぎるから
配当目的としてのREITは魅力的ですね。
これからもリアルで商売をしようとすると土地は必要でしょうし、需要が無くなる心配もありません。(ただホテル関係はまさかのコロナウイルスでした。。)
で、管理人がREITを持たない理由なんですが、下落時のダメージが大きすぎるというのがあります。株式より下がることもあるし、それならキャッシュ温存しつつ、暴落時に株を買う、で良いかな、と。
これはリーマンショックで刻まれたトラウマみたいなものかも知れませんけど。比較的運用の長いIYR(海外ETF)の設定来チャートを見てみましょう。
けっこう期間が長いので1488と直接比較はしにくいですね。すみません。
2007年あたりのサブプライムショックで40%近い棄損をしてリーマンショックでとどめを刺されています。
当時はマジで世界経済が終わるかもみたいな状況だったので、資金がどんどん抜けているのが分かるかと。ほぼ垂直に落ちています。
コロナショックでも大きな下落がありましたね。
リーマンショックでは高値からの回復に10年以上かかったのは覚えておきたいところ。今回の回復が異常値だったので、下手するとまた10年塩漬けになる人も多かったかもしれません。。
個人的にREITとは、2000~2003年、2013~1016年のような低迷期にコツコツ仕込んでおくような資産かな、とも。
暴落直後に買うのは勇気というか頭のネジが飛んでいないとできない行為なので、そういったものは株式に任せています。
REITを多く含むと下落も大きい
コロナショックを思い返すと、REITを含んだものはけっこう被害を受けましたね。
eMAXIS Slimバランス8資産均等型もそうですし、高配当ETFのSPYDもそうでした。
そういえばコロナショックで大きく沈んだSPYDを買ったのはREITを買う勇気はないけど、REIT多めのETFが欲しくて買ったのを思い出しました。笑
メインにするのは怖いけどスポット的にちょっと持つ。個人的にはこんな感じの資産で考えています。
けっこう浮き沈みの激しいアセットなので、持つならSlim8資産みたいに自動リバランスしてくれる投資信託の方が好みです。
下がっているときに決まった比率で淡々と買っていき、暴騰時には徐々に売ってくれるので。
TKさんは主力がiDeCoとつみたてNISAなのでトッピングとしてちょうど良い感じかもですね。あくまで私の見解ですけど。
おわりに|REITに興味はあるけど遠くから見ていきたい
株式投資の未来でシーゲル教授がある程度推奨していたこともあり、個人的に興味もあるのですがスタイルがあまり合ってないのかも。
景気敏感はどうしても敬遠しちゃうのです。
しかし使い方次第では美味しい資産とも思うので、たまにチェックしながらチャンスがあればETFを通じて買うことがあるかも知れませんね。
以上、管理人のREITに対する考えでした。
お読み頂きありがとうございました。
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