昨日、レバレッジポートフォリオに手を出そうかと悩んでいるという記事を書きました。
レバレッジポートフォリオは株×3倍と長期債×3倍をぶつけ合いつつ、安定した総合債券でリバランスをしながら指数に勝とうとする戦略です。
しかしながら、資金力やら手間から2つのETFを半々ずつというお気楽カウチポテト運用ができないかなぁ、と思っていました。
金利情勢が読めないので、ほとんど影響のない短期債であるSHVで検討したのが昨日のお話。
で、ついでに長期債×3倍のETFである、
- TMF:長期債【買い】×3倍
- TMV:長期債【売り】×3倍
とSPXLを半々で組んだポートフォリオも調べてみました。
自分には乗りこなせないと思いお蔵入りしたのですが、もしかすると試してみたいチャレンジャーもいるかも知れません。
せっかくなので記事にてご紹介します。
SPXLとTMF(レバレッジ債券ブルETF)半々は過去11年で20倍!
結論を先に書いておくとSPXL、TMF半々は過去11年で最強レベルのポートフォリオでした。コロナショックも債券との逆相関できれいに乗りこなすという完璧超人っぷり。
しかし、コロナショックから株式は回復しましたが、今の債券は金利が下がりすぎて手が出しにくい状況。
本家可変レバレッジド・ポートフォリオであればレバレッジ債券ETFを組み合わせてコントロールをしていました。
BNDをでバランスを保ちつつ、株式レバレッジと債券レバレッジをうまく使う感じですね。
しかしながら管理人の資金力だと3つのETFをリバランスするのは予算的に厳しいこと、現在は異次元緩和金利なので上も下も分からないという状況。
ちょっと簡素化してSPXLとTMF(長期債買い×3倍)もシミュレーションしてみました。画像などで見てみましょう。
SPXL50%、TMF50%のカウチポテトは過去10年だと最強レベル
TMFの設定来なのでデータが11年くらいしかありませんがご容赦ください。
TMFは長期債【買い】の3倍レバレッジです。金利が下がれば債券は上がる(しかも3倍)ので、単品で持っていてもここ10年であれば最強クラスの銘柄でした。
それと米国株最強だった10年のS&P500×3倍の良いとこどりをしているのでリターンが完全にバグっていますね。
11年で20倍になっているので、100万円で回していたら2000万円か。。凄いけど、こんなん回す勇気がありません。
年毎リターンで見てみましょう。
ほとんどの年で絶対王者であるVTIに圧勝しています。調子が良ければ年60%のリターンとか化け物じみてますね。
VTIに負けている年といえば、2015年、2018年、2021年が目立ちます。いずれも大きめの調整があったとき。こういったときは金利も下がるのでTMFも上がって下落ダメージを相殺するはずなんですが何でなんでしょうかね。
調整前というのは金利上昇することが多いので、そこでTMFが足を引っ張った可能性もあります。
とすると、金利が下がりきった現状だと同じような期待はしにくいのではないかと思います。
ということで、金利が上がると爆上げする、長期債売り×3倍というTMVでも過去データを調べてみました。
SPXLとTMV(レバレッジ債券ベアETF)半々は死屍累々
とりあえず結果から。
結果はVTIにボロ負け。。
11年かけてマイナスリターンです。
理由はかんたんで金利が下がる10年だったということ。素直にVTI握っているというのはやはり強い。。
年毎のリターンも見てみましょう。
2013年、2021年以外はVTIに勝ててません。というか大きく負け越してる。。数字でもハッキリでていて、長く持つほど安定して負けていました。
portfolio | 5 year | 10 year | Full |
SPXL50,TMV50 | 8.39% | -1.87% | -1.06% |
VTI | 17.46% | 13.44% | 14.16% |
金利が上がるのであればSPXL、TMV半々は面白そう
これからコロナ後の世界が金利上昇という方に賭けられるギャンブラーであれば、SPXL+TMFのように11年で20倍といった夢を狙えるかも知れませんね。
3万円を四半期ごとにメンテナンスするだけで11年後に60万円。税金払っても豪華な海外旅行ができそう。。
ただ、管理人が好きな手法ではないですね。
金利は読めない、株価も読めない。その代わりにリバランスで逆張りをするのが好きなので。
ウィブル証券なら、SPXL0.001株とか少額投資できるので興味ある人はどうぞ。笑
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おわりに|SPXLとTMF、TMV半々のポートフォリオは魅力的だけど乗りこなす器がない
投資で一番楽しいのは過去チャートとかをいじりながら妄想してニヤニヤしてるときかも知れません。
しかし、それで儲かるなら欧米のスーパーエリートたちがとっくに天文学的な数字を残しているはず。愚人代表である管理人が思いついたような方法が通用するとは思えません。
というワケでレバレッジETFは魅力ではあるもの、大きすぎるリスクを抱えるのは性格に合わないので、SPXL50%、SHV50%くらいのマイルドレバレッジで楽しもうかな、と。
大きなリスクリターンを求めるなら下がったときにBTCを買い込む方が良さそうですし。
以上、SPXLとTMF半々のポートフォリオが凄すぎるというお話でした。
お読み頂きありがとうございました。
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可変レバレッジド・ポートフォリオについての考察【ありか無しか】
レバレッジポートフォリオについては個人的にはあり、と思っています。基本的な考えや手法などは過去記事にてどうぞ。
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