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質問|個人年金保険を解約して新規に運用をしたいのですが

お金と投資
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読者様より質問を頂きました。

いつもの感じで記事回答でもOKをいただけたので、ご紹介と管理人の考えなどを紹介していきたいと思います。

お題はこちら。

個人年金保険の解約に伴う新規運用先について

月44,000円積み立てていたものを止めて自分で運用するということです。読者様の方で選択肢があり、その方向で見ていきましょう。

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質問|個人年金保険を解約して新規に運用をしたいのですが

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読者様のスペックなど

はじめまして。

いつもブログを拝見させていただいております。

現在個人年金保険の解約を検討しています。

そこで質問なのですが、
個人年金を解約してその分を毎月どこに投資するか?
・月44,000円をVYM
・月44,000円をVYMとVT or VTIに半々
・月44,000円を2558 or 2559

以下現在のスペックです。

私:35歳 会社員 年収700万
妻:33歳 専業主婦 年60万の収入有
子:5歳 3月に第2子出産予定
家:持ち家/ローン残2400万(残り26年)
預貯金:約300万

【積立NISA】
私 eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
eMAXIS Slim 米国株式
妻 eMAXIS Slim 全世界株式
※積立NISAは私は昨年から、妻は今年から満額実施しています。

【個人年金保険】
払込期間 27歳~65歳(2011年~2049年)
支払金額 年間524,050円 総額19,913,900円
※月々約44,000円
受取期間 65歳~74歳
受取金額 年額250万円 総額2,500万円
返礼率 125.54% 年利 0.96%
現在までの支払い保険料 4,716,400円
現在の解約返戻金 4,306,700円

読者様の悩み

ETFを悩んでいるのは配当金への憧れからです。

投資信託の方が複利の効果が高いことや出口戦略の4%ルールなども承知ですが、元々貧乏性(ゲームなどでも希少アイテムを使用できない性格)で死ぬまで投資信託を崩せるか、崩せたとしてもストレスになりそうなのでETFを選びました。

諸事情で今年から数年間は確定申告をする必要があるためETFの現地課税についてはあまりデメリットではないのかなと思っています。

iDeCoはデメリットもあるので検討中です。やるとしたら住宅ローン控除のなくなる再来年からかなと考えています。

仕事は嫌いではなく、会社の跡取りということもあり60歳くらいまでは働こうと考えています。幸い収入も今後増加していく見込みですので、現役中に積立NISA含め運用金は取り崩さないと思います。

 

まとめると保険解約をしてETFを毎月買いたい

ここまでのまとめをしておきます。

保険解約してどのETFを買おうか悩んでいる、という状況ですね。

エリクサーを貯め過ぎてラスボス戦でしか使えないというのは管理人と全く同じです。笑

ご自身の属性も良く、働くのが苦でないというのは何よりの資産かと思いました。

以上を踏まえた上で、管理人ならこうするという回答を見ていきましょう。

 

この状況ならVYMを選ぶ

個人的な好みの問題ですが・・・

私だとVYMを淡々と買っていくと思います。じつは管理人が最初にやりたかった戦略だったり。二重課税がデメリットになっていないのも良いですね。

 

月44,000円を2049年まで、あと27年も保険に積み立てるならVYMで良いんじゃないかな、というのが一番大きなポイント。

個人年金という保険を「じぶん年金」に置き換える感じですね。

老後に年250万円を10年に渡ってもらうより、自分で作っていっても問題ないかな、というのが読者様の状況でしょう。

 

VYMを選んだ理由

VYMを選んだのは、つみたてNISAでeMAXIS Slim米国株式、全世界株式という王道商品を選んでいるから。

2558、2559などは上記と被ります。VTIも2558(S&P500ETF)とほとんど似た動きになります。

求めているのは不労所得なのかな、と。

もしくは資産が生み出す仕組み?

 

どちらにせよ、月44,000円ずつVYMを買っていくとすれば60歳くらいにはそれなりの資産に育っているのではないでしょうか。

ちなみに高配当ではないS&P500でも増配というのはバカになりません。

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※VYMの増配率は近いうちに調べて記事にしようと思います。

未来は誰にも分かりませんが、投資元本がトントンでも配当再投資と増配を含めれば、そこそこ勝ち目のある年金保険かな、とも。

何より保険会社へ利益をわたす必要がなく、売買にかかる手数料+経費率0.06%というのは非常に明確です。個人年金保険の利益率がどれくらいか分かりませんけど、そこそこ取られている感じはします。

 

海外ETFに触れておけば色んな方向性も見える

自分で年金を作ろう、と決めても、何が正しいかはまったく分かりません。

ただ、VYMなど一般的には超マイノリティな商品を買っておくことで色んな商品の特徴に気付くことや、自分の向き不向きが分かると思います。

私なども何が自分に向いているか、いまだに模索中だったりします。

 

極端な話で恐縮ですが、株式クラスを持つことに決めたなら、途中でVTに変えてもそんな大きな差は出ないワケです。もちろんETFではなく投資信託でも良いですし。

なので、いきなり保険を解約しなくても貯金で海外ETFを購入して見るのも良いかも知れませんね。一年ほど計画を後ろ倒しにしても差し支えないでしょう。

現時点で解約をすると47万円ほどの損失となりますが、取り戻せるだけの時間があるのは僥倖ですね。(管理人だったら勉強代と思うでしょう。)

解約返戻金の使い道について

頂いたメッセージのなかで、解約返戻金の使い道についてもありましたので合わせて回答します。

解約すると430万円とけっこうな金額が戻ってきます。この使い道については悩んでしまうところ。

読者様のなかでは、

  • ジュニアNISAに?(VT or eMAXIS Slim 全世界株式?)
  • 時期を分散して自分の特定口座で運用?

とありました。

個人的には時期を分散して特定口座で運用が良いか、と思います。取れる投資期間が長いので、高値から30%くらい下げた暴落時にえいやっで投入でも良いでしょう。

解約せずに減額という方法もありますね。

 

ジュニアNISAについて

ジュニアNISAは子供の資産となるので、こちらは上のお子さんとの兼ね合いが難しいかも知れませんね。

管理人なら半々にして、3年にわたって同じ商品を買うかな、と。買うのはeMAXIS Slim全世界株式が悩まなくて良いでしょう。

教育費などではなく、お子さんが将来何かやりたいことがあったときにお金で解決できるくらいには成長していると思います。

一人あたま200万円を非課税で18年というのはそういった額です。

代わりに自分の資産が減っちゃいますけどね。涙

関連記事ジュニアNISAはお金持ちが更にお金持ちになっていく資本主義の体現

※リンクは新しいタブで開きます

 

子供の学費を貯めたいとご両親に相談すれば、2023年までの制度なのでご両親が出せそうな金額という気もします。

ジュニアNISAは現代版銀の匙というべきチート制度なので使えるなら使った方が良いです。お金の出どころに祖父母が関与できるのも反則かな、と。

 

おせっかい|貯金はそのままで奥様の意見も聞いておこう

ここからはおせっかいな話なので聞き流して下さい。

貯金が300万円ということで、日々のキャッシュフローはけっこうタイトな感もあります。

奥様は専業主婦ながら稼ぎもあるとのことですが、二児の母となると忙しさも倍増でしょう。お金のことについては、ある程度奥様の意見も反映した方が良いときがあるかも知れません。

母親というのは自分たちの未来より、今いる子供たちの幸せにお金を使いたいような感じがしています。散財をするワケではないけど何か欲しいものを我慢しているという感じがしたら、都度話し合ったり、お金を準備すると良いかも。

ななし家は貧乏ながら妻に給与を全渡ししつつ、つみたてNISA資金の確保以外はノーチェックで、臨時収入は妻の自由資金にしています。

共働きになったときに自分に帰ってくると良いんですが・・・

 

あ、でも上のお子さんも5歳なので釈迦に説法ですかね。余計なことでしたらスミマセン。。

おわりに|王道を歩きつつ自分の年金も作ろう

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まとめますと以下のようになります。

  • 個人年金は解約してVYMでも良いと思う
  • 解約返戻金の使い道については暴落資金がてら特定口座で待機
  • ジュニアNISAなら子供への相続として半々にして渡す

属性もよく、iDeCoのデメリット面にも目を向けていてマネーリテラシーの高い方と感じました。

ご自身、奥様ともにつみたてNISAで王道の商品を選んでいるので、個人年金というのは余剰金をどうするかという状況だと思います。

 

頭が非常に良いこと、それなりの金額を準備してしまったこと。それゆえに次はどうしようかな、と悩んでいるのではないでしょうか。

王道をまっすぐ歩いているので、VYMに寄り道をしても大した問題ではありません。(失敗と思っても余裕で修正ができます。)

買ってみると唖然とするくらいカンタンで、こんなことで悩んでいたのかと思うかも知れません。まずはお小遣いといった少額だけ始めてみるのも良いかもですね。

先は長いので、投資を続けることが一番大切です。その次に稼ぐことで、その次の次くらいに失敗しない商品といった位置づけですかね。

 

焦らず一緒にコツコツと投資を続けていきましょうね。

ご質問ありがとうございました。

 

お読み頂きありがとうございました。

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余談。

私は子供の誕生祝に米国個別株(ディズニーとかコカ・コーラとか後世に残りそうなもの)を買ってあげたかったのですが、当時は手数料や1株単価の関係で分散投資ができず投資信託を選びました。

今だと1,000円単位で日本と米国の株式を買えるワンタップバイがあるのでプレゼントして寝かせておくには楽しいと思います。

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この記事を書いた人
ななし

1976年生まれ、超就職氷河期世代のインデックス投資家。投資情報を中心とした当サイトの管理とWebライターをしております。自己紹介は「ななし」をクリックで。

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