先日、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の2020年第2四半期運用状況報告がされました。
外部リンクGPIF|2020年度第2四半期運用状況(速報)
コロナショックからの急速な回復があったとはいえ、3ヶ月で約5兆円のリターンを出したのが凄まじいです。
さすが俺たちのGPIF☺️
✅+4兆9,237億円(期間収益額)
✅うち、利子・配当収入は5,799億円 https://t.co/B9kyN9zJMV— ななし@氷河期ブログの人 (@_teeeeest) November 6, 2020
しかも収益のうち利子・配当が5799億円というのも凄いですね。伊達に年金100年安心を謳っているワケではありません。
私たちの老後の主力となる年金なのでどんな運用をしているか一緒にチェックしてみましょう。
運用状況
- 収益率+3.05%
- 収益額+4兆9237億円
- 運用資産額167兆5358億円
さすが世界最大の機関投資家ですね。スケールがデカすぎてピンときません。。
今回は特殊なケースですが、安定して入ってくる利子・配当が5,799億円というのを知っていると年金運用に安心感が持てますね。
今までの累計を見ると凄いです。
スマホの方は見にくくてスミマセン。。
青部分がインカムゲインで着実に積みあがっているのが分かります。累積収益74兆円のうち半分以上が利子・配当です。
ちなみに特別な運用はしていなくて超平凡な4資産均等ポートフォリオです。
年金運用を見ているとついついニッセイ4資産均等型が欲しくなっちゃいます。もうコレで良いやろみたいな。
市場動向
今回の5兆円近いリターンは株式の上昇が大きいですね。
債券もしっかり上がっています。外国債券は債券クラスとしては上がり過ぎているので次回はマイナスかも知れません。
年金積立金は未来の世代へのお金
ちなみにですが、今運用しているのは私たちの子供世代が困らないためだったりします。管理人の年齢だと恩恵にはあやかれないかも。。
ざっくり50年後くらいに今の運用益を使っていく感じですかね。
GPIFが分かりやすく説明しているので引用します。
現役世代が納めた年金保険料のうち、年金の支払いなどに充てられなかったものが、将来世代のために積み立てられています。
GPIFはこの年金積立金を、国内外 の資本市場で運用して増やしています。
年金積立金の運用収益や元本は概ね100年の年金の財政計画のなかで、将来世代の年金給付を補うために使われます。
年金財源全体のうち、積立金からまかなわれるのは約1割です。
年金の財源は現役世代からの保険料がメインで、国庫負担と運用積立金はサブになりますね。
おわりに|今後も安定した運用を続けて欲しい
GPIFの報告書を見ると分散投資と市場に居続ける大切さが分かりますね。
半年くらい前はコロナショックで大ダメージを受けていましたが、キッチリと取り戻した形です。さらに利子・配当があるので安定感抜群。
これから50年かけて運用していき、人口減で保険料不足分をしっかり埋めてくれそうです。子供たちが老人になったときにも年金が安心して受け取れるような運用を期待したいと思います。
以上、年金運用2020年第二四半期のレポートでした。
お読み頂きありがとうございました。
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