年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の4~6月の運用益が12兆円というニュースがありました。
外部リンクGPIF:4-6月期は12兆円超の運用益、株高で過去最高-関係者
俺たちのGPIF❗️
俺たちの4資産均等型❗️
さすがですね☺️
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「GPIFが今回の戻り相場をしっかり取れているのは、下がった局面でもリスクを落とさなかったから」との見方を示したうえで、「年金運用は本当に長い目でみないといけないことをちゃんと分かっている」https://t.co/tTVag5toKx— ななし@氷河期ブログの人 (@_teeeeest) August 6, 2020
Twitterでも思いのほか反応が良く、しっかり地に足を付けた長期投資、分散投資は大切だな、と。
管理人の感じたポイントを記事にしました。
GPIFのリターン12兆円
まだ速報段階で確定した金額は2020年度の年金運用レポートになりそうです。
年金運用がマイナスのときは
「私たちの年金でギャンブルをするな!」
といったニュース記事が飛び交うのですが、ポジティブなときは全然ニュースになりませんね。。
不安を煽り立てるだけのニュースはしんどいので、こういった面も見ていきたいです。
とはいえ、一番最後にコロナショックがあったことは考慮が必要です。あわせて今回の12兆円プラスというのも急速な巻き戻しがあったから。
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12兆円というリターンの源泉はリスク比率を落とさなかったこと
8兆円のマイナスから、一気に12兆円もの大幅プラスになったのはコロナ暴落局面でもリスク資産の比率をしっかり守ったからですね。
アセットアロケーション(資産分配の比率)がリターンの90%を決めるというのは幾たびの暴落を経て分かっていくのでしょう。
Bloombergの記事はしっかり書かれていて流石。
ピクテ投信投資顧問の松元浩常務は、「GPIFが今回の戻り相場をしっかり取れているのは、下がった局面でもリスクを落とさなかったから」との見方を示したうえで、「年金運用は本当に長い目でみないといけないことをちゃんと分かっている」と述べた。
債券を売り、暴落で下がった株式を買う
基本に超忠実。
ちなみにGPIFの運用リターンを恩恵を受けるのは50年後くらいです。
とはいえ、世界最大の機関投資家であるGPIFの運用は私たちも真似できますし、学ぶことが多いですね。
個人でもGPIFの真似は簡単にできる
GPIFのポートフォリオは公開されているので誰でも真似できます。
徐々に変更をしていますが、現在のポートフォリオはニッセイ4資産均等型とほぼ同じです。
伝統的な資産の組み合わせで十分というのが分かります。ゴールドやコモディティといった資産クラスは入っていませんね。
- 国内株式 25%
- 国内債券 25%
- 外国株式 25%
- 外国債券 25%
という超地味な組み合わせですが、過去50年くらいでの実績は素晴らしいです。これを淡々と実行するGPIFも凄いですけどね。
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とはいえ、これで万事OKなわけもなく課題は残ります。
今後の課題|債券をどうしていくか
個人的にはそんな心配はいらないんじゃないかな、と思っていますが債券ってこれからリターンでないけど大宇丈夫?という声もあります。
新型コロナの影響で世界的に低金利環境が長く続くと思われ、今すぐにではないにせよ「債券運用に代わる何かを見つけていかないといけないだろう」と指摘した。
債券の不安よりリバランス効果
超長期、それこそ100年以上の運用をしていくので、低金利環境が続いても問題ないような。。
リターンを叩き出すメインエンジンは株式で、債券の役目はバランサーです。今回のコロナショックでは初期こそ債券も下落しましたが、しっかりとポートフォリオ全体での下ぶれを小さくしてくれましたね。
債券が大きな利子を上げなくても暴落のときに、
割高になった債券を売り
大安売りされている株式を買う
こっちの方が重要です。
狼狽売りすることなくキチンと運用をし続けるGPIFはまさに個人投資家の指針にしたいですね。
今はGAFAの上げが凄まじく、QQQをはじめハイテクへのリスクオンが散見されるようになってきました。
もはやハイテクというより生活必需品に見えてきて欲しくなる気持ちはありますが、個人的にはETFと現金というカウチポテトポートフォリオで良いかな、と。
また来るべき暴落があった際は、コロナショック時のように淡々と買い向かいたいと思います。
暴落時に買い向かったVTIは+36.05%とそこそこ良いリターンになっていますね。
しばらくは配当マシーンとして活躍して貰おうと思います。
株式が上がり過ぎて、貯金で無リスク資産半分とか無理~となったら売ります。
ちなみに値上がっている資産を売るのが難しいので、初心者ほど4資産均等型などのバランスファンドをすすめているというのもありますね。
おわりに|今後もGPIFの運用は見ていきたい
投資をしていると、アレが良さそう、コレも良さそうと目移りしちゃいますよね。そして、ついつい加熱され過ぎたものを高値買いしてしまう。。(私のあるある話ですけど涙)
そういった時は、世界最大の機関投資家であるGPIFのどっしりとした運用を見て、長期投資を思いだしていこうと思います。
今は米国株、しかもハイテクを含んでいないとリターンが置いてけぼりになっている感じがあるかも知れません。
とはいえ、景気も人気セクターもグルグル回るものなので全方面に投資をして気長に運用していきましょうね。
お読み頂きありがとうございました。
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