じぶん年金を国内ETFで賄いたいと考えています。
大きな部分ではS&P500ETFの2558は採用で良いかな、と思っています。
ただ、株式一本というのは精神的に厳しいですね。
来るべき暴落への備えとして債券ETFが欲しいところです。
国内ETFでつくるカウチポテトポートフォリオを完成させたいのですが結果としては保留となっています。
その理由も含めて、参考になる部分がありましたら幸いです。
外国債券(2511)はFTSE世界国債インデックスに連動するETF
2511はFTSE世界国債インデックス指数に連動するETFです。
投資信託の世界だとeMAXIS Slim先進国債券と同じ、と書くとイメージが湧きやすいかも知れませんね。
日本を除く先進国の国債へ投資する商品で、年2回の利子分配金を貰えるのが2511というETFになります。
商品としては悪く無いのですが、わざわざETFで欲しいかというとそこまでもないというのが本音です。
では、商品概要を見ていきましょう。
2511の商品概要(スペック)
銘柄コード | 2511 |
銘柄正式名 | NEXT FUNDS 外国債券・FTSE世界国債インデックス(除く日本・為替ヘッジなし)連動型上場投信 |
愛称・略称 | 外国債券(為替ヘッジなし)ETF |
対象指標 | FTSE世界国債インデックス(除く日本、ヘッジなし・円ベース) |
対象指標の概要※ | FTSE世界国債インデックス(除く日本、ヘッジなし・円ベース)は、FTSE Fixed Income LLCにより運営され、世界主要国の国債の総合収益率を各市場の時価総額で加重平均した債券インデックス(為替ヘッジを行なわない円ベースの指数)です。 |
取引単位 | 10口 |
信託報酬率(税抜き) | 0.12% |
分配金支払い基準日 | 毎年3月7日、9月7日(年2回) |
上場日 | 2017年12月11日 |
上場市場 | 東京証券取引所 |
ネックなのは信託報酬でしょうか。
eMAXIS Slim先進国債券の信託報酬は0.14%(税抜き)なのでお得感ゼロですね。。
100円以上、1円単位で微調整できるeMAXIS Slim先進国債券の圧勝で、ほぼ全ての人には投資信託をおすすめになります。
分配金は悪くないレベル
まずは2511の2年チャート。
出典:Yahoo!finance
円ヘッジ無しのわりには値動きもマイルドですね。
2019年後半からの伸びは利下げ→債券価格上昇の流れをうけているからです。
コロナショックでガタつきましたが金融緩和で落ち着きを取り戻しました。
設定来の分配金です。
- 2020年3月 9.3円
- 2019年9月 6.9円
- 2019年3月 12円
- 2018年9月 12.7円
- 2018年3月 3.9円
2017年11月設定なので、最初の分配金は少ないですが、以降はキッチリ利子を反映したものになっています。ざっくりですが1株1,000円に対して、直近2回で年16円の分配金=1.6%程度が利回りと考える事ができます。
2018年は経済回復でそれなりの金利に戻っていたのですが、しばらくは低空飛行するかな、といった状況。
半分くらい米国債なので、アメリカ次第といったところでしょうか。ちなみに二重課税調整の銘柄なので、商品としては悪くないと思います。
2511の構成銘柄と割合
出典:2511月次レポート
これ一本でドルとユーロに分散投資と考えると魅力がありますが、通貨分散をするなら株式でええやん、というのが悲しいところ。
平均直利と平均最終利回りの差が気になりますね。
今後の低金利からでしょうか。。
意外とデュレーションが大きく、今後の低金利を考えると投資をためらいますね。
デュレーションが7.9年だと、金利が1%上がると株価は7.9%下がります。
ここに為替変動もあるので株式よりはマシですがリスクと見合った気がしません。
ここらへんが投資を保留にしている理由でもあります。社債なども含めて、もう少し金利があれば良いのですが。。
そういった意味で、総合債券のBNDというのは良く出来たETFだと感じました。
おわりに|2558と外国債券ETF(2511)という組み合わせはしない
意外と良いかな?と思ったのですが、BNDのように株価や利回りを気にせず購入するほど気持ちが入りません。
腹落ちししていない商品を買っても、どこかでまた悩みそうなので保留にします。
しばらくは2558と現金というポートフォリオになりそうな気がしますね。
ちょっとフラフラしていますが、2558はコツコツと買っていこうと思います。
お読み頂きありがとうございました。
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