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【二重課税】VYMと2558|じぶん年金の2択で悩んでいるので色々書き出してみる

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現在、副業収入でVYMを毎月購入しているのですが、意外と国内ETFが便利になってきました。

例えばS&P500ETFである2558は信託報酬0.08%で配当の二重課税も回避できます。

 

記事内容は今後もじぶん年金を続けていく場合、海外ETFと国内ETFのどちらが向いているのかを考えたものです。

 

かなり悩む問題なので記事にてメリット・デメリットを書き出してみました。

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【二重課税】VYMと2558|じぶん年金で運用する場合、どちらが良いのか?

壮大な風景2

VYMは当サイト(氷河期ブログ)でけっこう書いていますが、国内ETFである2558はほとんど書いていません。

まずは2558がどんな商品か見ていきましょう。

 

2558は三菱UFJ国際投信が運用するMAXIS米国株式(S&P500)上場投信のこと

MAXISでお分かりの方もいると思いますが、eMAXIS Slimの兄弟分と考えると良いですね。

投資信託とは下記のような違いがあります。

  • 東証に上場しているので市場価格ですぐ売買できる
  • 配当を貯め込まず分配金として支払う
  • 投資信託に比べて信託報酬が安い

 

身も蓋もない言い方をすれば、

配当を出してくれるeMAXIS Slim米国株式

のようなものです。

元本をそのままにして、配当で生活を豊かにしたい「じぶん年金」用には嬉しい商品ですね。

 

通常、ETFは売買手数料がかかりますが、昨今の流れもあり、管理人がメインにしている楽天証券 では取引手数料は無料となっています。

純資産は2020年5月24日時点で30億円と心許ない数字ですが、eMAXIS Slim米国株式と同様のマザーファンドがあるので、あまり気にしなくても良いかな、と。

 

さて、この商品を考え始めた理由は二重課税の解消です。

ちょっと紹介しておきましょう。

 

2558を検討している理由は二重課税の解消

楽天証券が分かりやすい画像を出しています。

二重課税の説明と改正

スマホなどで見にくいかたはスワイプして広げて下さると助かります

ざっくり書くと、

  • 海外ETFの配当手取り=71.8%
  • 国内ETFの配当手取り=79.7%

となります。

 

ちなみに確定申告で取り返すことができるのですが、所得によって戻ってくる割合が変わります。

しかも所得が低いほど戻ってくるのも少ない。。

手間がかかる割に満額返ってこないので放置する人も多いですね。管理人も2020年の確定申告は放置していました。

 

2558とVYMを二重課税回避という面から比較してみる

壮大な風景

S&P500ETFと高配当ETFなので、けっこう違いはあるのですが東証にめぼしい高配当ETFはありません。

天秤にかけているのは商品の良さではなく、高配当ETFか二重課税回避という比較になります。

 

しかし高配当とはいえ、最近は配当利回りも低くなりました。

株式が成長すれば貰える配当も成長するので、ぶっちゃけVTIで良いのでは?と思うこともあったので、二重課税を避けて国内ETFである2558はけっこう良さそうかな、と。

 

では、比較表で見てみましょう。

銘柄 2558 VYM
配当利回り 1.74% 2.88%
実質手取り 1.4% 2.0%
為替 円建 ドル建て
信託報酬 0.1441%以上 0.06%
運用会社 三菱UFJ国際投信 バンガード
※配当利回りは2020年5月24日時点のもの
※実質手取りはVYMは7掛け、2558は8掛けして小数点切り捨て

配当利回りは1%以上差がありますが、手取りにすると0.6%くらいになっちゃうんですよね。

ズバーンと目にすると2558で良いかな、とも。

 

ちなみに海外ETFと違い、運用コストは実質を見ていく必要があります。初回決算日は2020年6月8日なので、今のことろ最低0.14%以上は必要です。

目論見書の信託報酬は0.085%(税込み)とかなり低コストですが、

  • 指数に対する使用料 0.05%
  • 上場に係る費用 0.00825%

が加算されます。

 

ななし
ななし

めちゃ安いだろうと思ってましたが、意外とコストがかかりますね。汗

配当を考えないならeMAXIS Slim米国株式をおすすめします。ETFだから低コストという時代は終わったのでしょうね。

 

二重課税とS&P500の成長を考えると2558で良いかも

信託報酬という部分では海外ETFのコストが輝きますが、二重課税の大きさは無視できない差になっています。

  • 2558の実質手取り1.4%
  • VYMの実質手取り2.0%

 

未来は分からないのでガバガバ計算になりますが、、

  • 両方に1000万円を投資して20年放置
  • 2558は2倍に成長(年3.6%)
  • VYMは1.67倍に成長(年2.6%)
  • 成長の差は配当分(実際にはもう少し開くと思う…)
  • 配当利回り、二重課税はそのまま

 

だとすると、こんな感じになります。

銘柄 2558 VYM
成長後の金額 2000万円 1670万円
配当利回り 1.74% 2.88%
実質手取り 1.4% 2.0%
年間配当金額 280,000円 334,000円

20年くらいかけると年1%の成長差でもバカになりませんね。

年間に受け取る配当金額は28万円と33万4千円。

月にすると、2万3300円と2万7800円。。

 

市場平均をとりつつ、二重課税を回避、今の高配当とも遜色ない受取金額。

個人的に1000万円のリスク資産を保有して月5,000円の差なら、2558を買っていくメリットは大きいように感じました。

 

今持っているVYMはどうするのか問題

今保有しているのが無駄になるワケではないので、死ぬまで放置なのかなと思います。

税金も払いたくないですし、日本では買えない商品へアクセスができます。

あと、海外ETFで続けていくメリットもまだまだあるんですよね。

 

VYMを保有していくメリットは債券ETFとリバランスしやすいこと

じぶん年金はコンサバな安定運用をしています。

管理もなるべくカンタンにしており、VYM半分、BND半分というカウチポテトポートフォリオ。

これはコロナショックでも有効に働いてくれて、BNDがポートフォリオ全体の下落を小さくし、安くなったVYMをコツコツ仕込めました。

 

2558単体での性能は問題ないとはいえ、国内ETFでめぼしい商品が少ないのが残念です。

個人向け国債でも良いのですが、リバランスの機動性は良くありません。利子もほとんど無いことも前向きになれない理由の一つ。

BND相当の商品をそのまま売ってくれたら良いんですけどね。

 

もしかすると海外ETFの二重課税が解消してくれるかもという妄想

海外ETFを買い始めて14年以上経っているので、二重課税は当然のことと思っていましたが、もしかすると国内ETFのように解消をするかも知れません。

14年前の管理人はまさかこんな日がくるとは思ってませんでしたから。

国内ETFよりは海外ETF人気の方がありそうなので、全くあり得ないということも無さそうです。

おわりに|二重課税を考えながらVYMと2558のどちらにするか

個人的には2558に傾いていますが、ずっと海外ETFを買ってきていたのでBNDなどをどうする?という問題が残ります。

地味に毎月配当+年4回配当って投資を続けるモチベーションになっているんですよね。

ぶっちゃけると2558もVYMも素晴らしい商品なので、大切なのは余裕資金で投資をして、市場に居続けることかな、と。

悩んでいて投資を止めることが一番マズい。敗者のゲームで書かれていた稲妻の輝く瞬間を逃すと残念過ぎるリターンになっちゃうので。

 

というワケで2558が欲しくなったら躊躇せず購入。

悩んでいる時点では、VYMとBNDもコツコツと買っていこうと思います。

ドルMMF2020年5月24日時点

すでに2020年6月の海外ETF購入資金も準備されてますしね。

 

いろいろ悩んだりしながら、市場には居続けるようにしていきたいですね。

シンプルなのが好きなので海外ETFの二重課税が解消されるのが一番良いんですけど。

もしかすると2558と現金というカンタン運用が良いかも。とりあえず例の10万円が入ったら2558を買ってみようかな、と思います。

 

お読み頂きありがとうございました。

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これはこれで自分のなかで腹落ちしたので、この問題もゆっくり向き合っていきます。

この記事を書いた人
ななし

1976年生まれ、超就職氷河期世代のインデックス投資家。投資情報を中心とした当サイトの管理とWebライターをしております。自己紹介は「ななし」をクリックで。

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