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扶養内の45歳主婦がiDeCoに加入するメリットがありますか?

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インデックス投資を始めると、まず使いたいのはつみたてNISAiDeCoの二つです。どちらも非課税口座ながら、少し性質が違います。

つみたてNISAは金融庁主導の小額投資制度。iDeCoは厚生労働省主導の年金、いわゆる3階建て部分の制度ですね。

iDeCoはその性質上、60歳までの資金拘束を受ける半面、掛け金に対して所得控除があり節税面でも強力な効果を発揮します。

そんなiDeCoを検討している読者様から質問を頂きました。

 

記事内容は、扶養内(年収所得103万以内)の45歳主婦(奥様)がiDeCoに入るメリットはありますか?という質問内容に、管理人が思う考えを書いたものになります。

 

せっかくの非課税口座なので、しっかり利用をしたい。老後の準備を万全にせねば。

そう思う方も多いと思いますが、お金の状況をゆっくり確認し、リスク許容度も探りながら投資をしていくと良いと思います。

ご相談いただいた読者様は投資をはじめたばかりで、47歳とのこと。

ご本人様からの承諾も頂いております。当記事が同じようにiDeCoを検討されている方の参考になれば幸いです。

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扶養内の主婦が個人型確定拠出年金iDeCoに加入するメリット

iDeCo

iDeCoの概要

iDeCo(個人型確定拠出年金)の簡単な概要です。

  • 20歳以上~60歳未満まで加入が可能
  • 基礎年金(国民年金)の上乗せとして個人が用意するもの
  • 所得の控除が可能
  • 専業主婦(第3号)も加入が可能

サラリーマン本人が3階建て部分として利用も出来ますが、第3号と呼ばれる扶養内の国民年金を利用している専業主婦も加入が可能です。

 

ちなみにですが、管理人はiDeCoを利用しておりません。理由は以下のようなものです。

  • 単純にお金の問題=つみたてNISAだけでお金がギリギリ
  • iDeCoの資金拘束より、つみたてNISAの流動性をとった
  • 個人的に特別法人税への懸念が抜けきっていない

 

投資の王道は分散、長期保有ですが、背景となる環境によって選択肢は変わるという例でしょうか。

いわゆる庶民ですので、つみたてNISAで何とかかんとかというのが管理人の懐事情だったりもします。

大きな部分ではないかも知れませんが、個人的には特別法人税問題を何とかしてくれないと怖いという部分も残っています。

関連記事iDeCo(確定拠出年金)を使わない理由は特別法人税=年1.173%が怖いから

※リンクは新しいタブで開きます

 

読者様のご質問内容とお金の状況

年金手帳とお金

ご質問頂いたメッセージの原文ままです。

ご質問内容

初めまして。色々投資信託の勉強を模索しているうち、ななし様のブログにたどり着きました。

とても分かりやすい内容に、毎日楽しく拝読させていただいております。以来、勝手ながらななし様の熱烈な信者になっております。

そんなななし様に、現在私が迷っている妻のideco加入すべきか否かについてアドバイスをお願いしたく思い切ってご相談した次第です。

ご意見をお聞かせいただければ本当に助かります。どうぞよろしくお願いいたします。

 

資産状況

私(夫)はideco(2018年8月より月額満額投資)、積み立てNISA(2019年1月より月額満額投資)加入済み。妻も積み立てNISA(2019年3月より月額満額投資)加入済み。

まだ投資資金に余裕があるので妻のideco加入(23000円満額投資)も考えています。しかし、妻はパート103万以内で働いているため所得控除のメリットはありません。

idecoのデメリットに、積み立てNISAにはかからない月の手数料が重くのしかかるので、利益分20%非課税を鑑みても、専業主婦の場合、あまりメリットはないとの指摘もあります。

 

ご相談内容

私の妻【45歳】の場合、15年積み立て可能なidecoに加入するより、特定口座を開いて投資を選択した方がよろしいのでしょうか?

因みに、投資可能資金は1000万円ほどあります。投資を始めたばかりの素人でidecoの投資可能年数があと15年程なので焦っております。

私の妻の様な状況でもメリットがあれば、すぐにでも加入しようと思っています。

アドバイスをいただけると本当に助かります。何卒よろしくお願いいたします。

 

ここまでのまとめ

  • 夫(47歳)、奥様(45歳)で投資をはじめたばかり
  • 夫婦二人分の「つみたてNISA」を利用、金額は年間80万円(つみたてNISAだけで将来1600万円のリスク資産を用意が可能)
  • 読者様はサラリーマンでiDeCoを満額(23,000円)拠出
  • 投資可能な金額は1000万円ある

大変な努力もあったはずですし、非常にしっかりした用意をされていると思います。

つみたてNSIAは年齢に関係なく、読者のIEN様が67歳まで新規枠で投資をしながら、2020年に投資をしたものを68歳から取り崩していける、という点に大きなメリットがありますね。

 

人生100年時代と言われていますが、年金+20年長期保有した資産(つみたてNISA)を88歳まで利用していけるというのは万全な状態でしょう。今まで足元をしっかり固められた賜物ですね。

国民年金+厚生年金+iDeCo+20年前のつみたてNISAという感じで老後を過ごせます。

想定している老後の生活費によりますが、世間一般が想像する老後より裕福な状況かな、と。

結論とまとめ|奥様がiDeCoを利用するメリットは無い

結論から申しますと、奥様のiDeCoは不要です。

一番大きな理由としては、税制メリットが取れない事です。デメリットの資金拘束だけを受けるから。

入るのはいつでも入れるので、焦る必要は無いと思います。我が家はiDeCoを使わず、つみたてNISAだけです。

 

私だったら全体のリスク資産と現金を確認して、複数年かけて特定口座で株式等に変えていきます。

今後、どんどんリスク資産は増えていくので、現在ある現金との比率を見ながら計算をすると良いと思いますよ。

 

投資の鉄則は少しでも長く続ける事

1000万円という大きなお金ですので、お金に働いて貰って複利を享受したいところです。

とはいえ、投資を始めたばかりともありますので、焦らずゆっくりで大丈夫と思いますよ。

株式の下落や低迷期は確実にあるので、iDeCo利用の半分くらいを目安にするでしょう。いつもの現金半分、株式半分パターンです。

 

奥様がiDeCoを利用しなくても良い理由

  • 読者本人のiDeCo
  • つみたてNISAで夫婦二人分

この2点と、通常の年金+投資分+現金で、大半の人より余裕があるからです。

投資の目的は様々ですが、私の場合だと老後の予算です。

投資リターンやお得な税制より先に、いくらくらいお金があれば大丈夫そうか。読者様のケースでも、こちらを考えるとスッキリするかな、と。

 

その上で、せっかく投資を利用するならお得な制度があれば使う、というのが良いかな、と。

メッセージを頂けて凄く嬉しかったです。当記事がご参考になれば幸いです。今後も氷河期ブログをよろしくお願いいたします。

ななし
ななし

あと20年近く投資期間があります。ともに頑張りましょう!

 

お読み頂きありがとうございました。

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ご参考に

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この記事を書いた人
ななし

1976年生まれ、超就職氷河期世代のインデックス投資家。投資情報を中心とした当サイトの管理とWebライターをしております。自己紹介は「ななし」をクリックで。

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