少しずつ配当金が増えてきた。これを将来的には2倍にしたいなぁ。
そう思う人は多いでしょう。まぁ、私が思ってる事であるのですが。。
「配当金を2倍にする方法」とは、何のことは無い、単にバイアンドホールドという名の長期放置をするだけです。
記事内容は、管理人が実際に10年以上保有している株式や海外ETFから配当金の伸びを紹介しています。
結論から言うと株価の成長と共に配当金も成長をします。
投資をしていると日々のニュース等で、どうしても株価の値動きが気になりますよね。
しかし配当は企業が稼ぎ出した利益から貰うもので、よほど大きな急落などが無ければ株価よりは遥かに安定をしてくれます。
私が実際に保有している銘柄を例に出して、実際に20年で2倍が可能かを見ていきます。
というか、現時点で10年2倍になっているものもあります。記事内では買い増しなどをしていない保有銘柄をなるべく出しています。
ある意味、究極の不労所得といえる配当の成長が気になる方の参考になれば幸いです。
数字や画像を多く紹介しています。お時間のある時にごゆっくりお読みください。
自分の配当金を20年で2倍に出来るのか
72の法則で2倍にするなら3.6%の複利回りが必要ですね。簡単な計算をするなら複利計算機が便利です。
72の法則(72のほうそく)とは、資産運用において元本が2倍になるような年利と年数とが簡易に求められる法則である。
引用元:Wikipediaー72の法則
ハイパー皮算用ですが複利計算機から調べてみます。配当金なので正確には増配率が年3.6%の成長となりますがご容赦ください。
こんな感じで調べると、ざっくり倍は見込めます。
若干ブレはありますが、20年目に102%という事で2倍にはなりそうです。
こんな皮算用を含めながら、実際に管理人がそこそこ長期で保有している銘柄をウォッチしていきます。
私が貰っている配当金は約13万円
信頼性の担保としての数字です。2019年の配当金、分配金の合計は税引き後で1,417ドルを貰っています。
ドル建てなので2019年のドル円相場を考慮する必要があります。
大体105円と考えると。105円×1350ドル=約14万円の概算になりますね。
平均すると月1万円くらいだと思っていましたが、ドル高のおかげで少し多く貰えていました。
ここ20年くらいは80~120円くらいだったので、大きく変わらないと思っています。
もし1ドル60円以下だったら日本円の価値が上がっていて悪い将来では無さそうです。反対に1ドル150円以上だったら私はウハウハですが、日本円の価値が心配かも。。
この14~15万円ラインを20年放置して、配当が成長をするのかを考えてみます。老後に年30万円というのは心強い収入です。
とはいえ、単純に考えて、配当性向が変わらず株価が20年後に倍になっていたらゲームクリアだったりします。
配当性向とは、その期の純利益(税引後利益)の中から、配当金をどのくらい支払っているかをパーセンテージで表したものです。
つまり、会社が1年間で儲けたお金からどれだけ配当金として株主に還元しているかは、配当性向を見ることでわかります。
引用元:SMBC日興証券|配当性向
アメリカは元から高めな企業が多いですし、日本も配当性向は上がってきています。※Amazon等の一部成長株は除きます。
10年で配当が2倍になっている銘柄もある
10年以上保有しているものとなると限られてくるので下記の二つをご紹介します。
2008年の配当金
銘柄はタバコ株のアルトリアグループ(MO)と、米国小型株ETF(IJR)です。
税引き後でMOが2.61ドル、IJRが2.92ドルです。300円くらいですね。両銘柄とも買い増しもせず放置しています。
2018年の配当金
IJRは株式分割で口数が倍になっていますが、株価も半分なので実質価値は変わっていません。
税引き後でMOが5.04ドル、IJRは7.12ドルです。
アルトリアグループは個別株で、高配当銘柄が軒並み株価不調だった事もあり2倍を下回っていますが、小型株ETFの方はリーマンショック以降の株高を受けて配当は倍以上に成長しています。
関連記事長期投資で配当金は伸びているのか?10年以上保有している私の銘柄を紹介
もしかするとリーマンショックで下がっている銘柄を買って、運よく株価が倍になっているのでは?と思われるかも知れません。
お恥ずかしながら両銘柄ともリーマンショック前に買っていて小型株ETF(IJR)はまさに半額という下落を受けています。
購入日は2007年12月10日です。2017年に分割されていますね。
リーマンショック前夜の高値掴みです。。
購入当時の為替レートが1ドル110.65円なので、純粋に株価が上がって配当金も増えた、という参考になると思います。
この間、本当に放置しているだけで買った当時の為替レートすら覚えていないので、分散された株式を保有して配当金を貰う作戦は有効に感じます。
小さい資金ながら、リスク資産を投下する代わりに、企業が頑張って配当金を支払ってくました。
税金関係は楽天証券が全て対応してくれるので完璧な不労所得体制です。
5年保有している全世界株式ETF(VT)の配当金の増加率
10年に満たない保有の全世界株式ETF(VT)を見てみます。むしろ配当金としてはVTが本命です。
全世界8000銘柄の株式会社に分散投資をして、世界というか人類が豊かになろうとする以上は上げ下げを繰り返しながら成長が期待できます。
2014年の配当金
比較的新しいので円建てが見られる配当金明細書になります。
日本円にして11,907円です。配当は年4回ありますので税引き後でも1年貯めれば小旅行が出来るくらいかな、と。
2019年の配当
直近の配当金明細です。日本円にして16,459円。5年前に比較してざっくり1.3倍くらいに伸びています。
リーマンショック後に株価が上がり過ぎたため、今後10年は株式成長に悲観的な話も出ていますが、20年で考えた場合に2倍は大げさな数字ではないでしょう。
日本株式TOPIXの配当は倍増しているか?
リーマンショック後に少しずつ買っていたものになります。配当を含むと10年で2倍くらいになってそうです。
こちらはSBI証券で買い付けをしており、配当金明細は全て処分してしまっているので、過去のデータを一覧で見てみます。
引用元は NEXT FUNDS|TOPIX連動型上場投資信託(1306)です。
2018年7月10日 | 3,050円 |
2017年7月10日 | 2,600円 |
2016年7月10日 | 2,730円 |
2015年7月10日 | 2,300円 |
2014年7月10日 | 2,060円 |
2013年7月10日 | 1,940円 |
2012年7月10日 | 1,510円 |
2011年7月10日 | 2,070円 |
2010年7月10日 | 1,610円 |
2009年7月10日 | 1,880円 |
2008年7月10日 | 1,944円 |
2007年7月10日 | 1,600円 |
分配金は年1回で、100口当たりの金額になります。私の場合はちょっと少ない金額を貰っています。
10年前と比べて約1.5倍ですね。日本の株式は外国人保有率も上がってきており、配当性向は伸びています。
20年で2倍というのも無理な事は無さそうです。その間に金融危機等があれば日本株はわりと減配をするので期待し過ぎはいけませんけどね。
まとめ|配当2倍は現実的な数字
- 株価が上がれば貰える配当金も比例して増える
- 年間3.6%の上昇をしていけば20年後には2倍
- 実際に10年保有している銘柄では実現性が高そう
配当を軸に考えましたが、そこまで外すものでは無いと思います。
上がり過ぎた株価はコロナショックで修正されて10年くらいは低いリターンを受け入れる時期がくるかもですが、それはそれで安く仕込んでおけるチャンスと捉えたいですね。
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私の場合、古い口座で当時は海外ETFがメインだったのですが、今はつみたてNISA等があるので、投資信託を積み立てて取り崩すのが楽で良いですね。
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