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【読者質問】eMAXIS Slim全世界株式と米国株式はどちらが良いのか?

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みんな大好きeMAXIS Slimシリーズですが、読者様よりタイトルに近い質問を頂きました。

 

読者様は40代半ば、安定した職業、ご家族あり、住宅ローンあり、投資金額は月5万円の積立から検討をしています。

頂いた質問はこちら。

来年からつみたてNISAを始めるに当たり、銘柄についてご指南頂ければと思います。

今迷っているのは、eMAXIS Slimの先進国株、米国株、全世界株なのですが、米国株の最近までの絶好調ぶりを見ていると、米国株がいいかと思うのです。

が、割高感があるという指摘もあり、今後10年は低迷の時期になるという話もあります。

そうすると手数料の安い先進国株やどこが出てきても安心な全世界株もいいかなと思い迷っています。

 

記事内容は、上記の質問に対して、自分が同じ状況だった場合なら何を選ぶか。

そのような想定で回答をしたものです。

 

同じような選択肢で迷っている方も多いのではないでしょうか。

自分だったら、これにすると思いながら読むと、今後の投資について迷いが少なくなると思います。

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私ならeMAXIS Slim全世界株式を選ぶ

世界地図

どこの国が次の覇権を握っても安心が出来ます

私も2019年から「つみたてNISA」を始めてやっと2年目です。

自分が投資するのはブログでも書いている通り、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)なのですが、それでもやはり迷いますし悩みます。笑

 

一方で、同じ境遇で悩んだなら全世界株式(オール・カントリー)を選びます。

ななし
ななし

「どれが一番良い?」と聞かれたら難しいですが、「どれが一番外さない?」と言われると全世界株式です。

 

アメリカが没落して、アジアの国が急成長しても、最終的にはそれを取り込めるのは魅力的です。

100年単位で国別株式シェアを見てみましょう。

クレディスイスPDF7ページ目 世界の株式比率(1899-2017)

クレディスイスPDF8ページ目 世界の株式推移(1899-2017)

画像:クレディスイスジャパン

昔はジャパンアズナンバーワンと呼ばれた時代がありましたが、それに似たようなものも期待できますね。(日本の成長は溶けてなくなってしまいましたが。。)

 

独断になりますが、失敗をしない選択肢としては間違いない商品です。

新興国の成長性とか色々言われる事がありますが、日本のインデックス投資家の平均を大きく下回ることはないでしょう。

安心して長く保有が出来る商品を選ぶ事の方が結果としては良いことが多いです。

 

全額をリスク資産へ振り分ける必要はない

老後資産20191231

管理人の老後資産2019年12月31日時点

月5万円であれば、つみたてNISAを全枠40万円埋めても年20万円くらいを暴落費として準備が出来ますね。

これだけで単純にリスクが約33%軽減します。リスク資産67%、無リスク資産33%というポートフォリオになります。

 

2018年12月のような急落時の精神的にも有利です。

つみたてNISAの枠を全てリスク資産で使い、急落時の資金も含めて全体を見る感じです。

 

私の老後試算はリスク資産半分、現金半分くらいです。

自分のリスク許容度であったり、環境で人の数だけ違いはあると思っています。

関連記事リバランスは年1回程度で大丈夫。それよりも株式と債券(現金)比率に注意

 

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)ではない理由

自分はeMAXIS Slim米国株式(S&P500)を積み立てると言ってるのに、なぜ全世界株式を勧めるのかと思われる人もいると思います。

 

私の場合、すでに老後資産で全世界株式ETFのVTを保有しています。

保有しているVT

保有しているVT(2019年1月2日時点)

いつの間にか保有年数が6年を超えました。

当時の為替なんて記憶にありません。買値も覚えられませんがVTへの信頼感は厚いです。

 

配当もコツコツと出してくれていますし全世界株式はこれだけで満足をしています。

問題が無ければ老後まで保有し続ける可能性があります。

古い一般口座で購入したので大きくマイナスになったら買い替えるかも知れません。

利益があるうちは税金が面倒なので配当だけ貰います。

まとめ

  • これから「つみたてNISA」を始めるならeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)を選ぶ
  • どれが一番外さないかと考えると全世界株式(オール・カントリー)
  • 日本のインデックス投資家と比べて大きく平均を下回ることが無い
  • 毎月5万円の投資金額があるが全てを投資に回さなくても大丈夫

余裕資金からの投資という事もありますし、まずは外さない一本から始めて徐々にリスク資産になれていく。

投入資金に余裕もありますし、これくらいの方が良いと思います。

ご質問ありがとうございました。

 

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この記事を書いた人
ななし

1976年生まれ、超就職氷河期世代のインデックス投資家。投資情報を中心とした当サイトの管理とWebライターをしております。自己紹介は「ななし」をクリックで。

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