じぶん年金で海外ETFのVYMとBNDをコツコツ買っています。
2020年1月6日より楽天証券でVTIの手数料が無料になったので、VYMをVTIにするかを悩んでいます。
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VYMはもちろん良い商品なのですが、VTIも最強の一手に相応しいETFなので悩んでいます。
ちょっと整理をしながら考えてみました。
※結論としてはVTIに変更します。
比較|手数料無料のVTIを買うか、手数料0.45%のVYMを買うか
頭で悩んでいても話は進まないので、文章に書いて整理をしてみました。
2つを比べてメリット・デメリットを出して腹落ちした方を選びたいですし。
VYMのポイント
まずは2019年にコツコツと買っていたVYMの良いところ。
- インデックス(S&P500)に比べて高配当
- 将来、元本を取り崩さずに配当を利用しやすい
- 必然的にバリュー寄りになる
無配の成長株を含まないので、根拠のないバブル的な相場からは逃れることができます。
ただしリーマンショックの時にはS&P500と同じくらい下落したことは覚えておかないといけませんね。
そう考えるとバリュー投資を期待するよりも高配当というのがポイントになりそう。
反対にVTIに劣る部分はどこ?と考えてみると、、
- キャピタルリターンはVTIに負ける
- 経費率が0.06%(VTIは0.03%)
- 手数料0.45%がかかる
些細なことですがちょっと劣ります。
VTIのポイント
次にVTIの良いところ。
- 米国市場を全てカバー
- 経費率0.03%
- 買付手数料無料
- トータルリターンでもVYMを上回る
というかVTIが強過ぎなんですよね。
そこに手数料無料って。。
バリュー的な側面だけでVTIに勝てるかというと難しいかな、と。
市場丸抱えの方が安心感はあります。
手数料無料と0.45%を考えてみる
買付手数料無料は大きいです。
0.45%は30年かけても経費率0.015%の差になります。
単純にコストを乗せるとこちら。
- VYM 0.06%+0.015%=0.075%
- VTI 0.03%+無料=0.03%
両方とも超低コスト過ぎて僅かな差といえばそうなんですが。。
バリュー株とグロース株のどちらが良いかは不明
高配当は好きでバリュー株も好きですが、将来のリターンはどちらが良いかなどは分かりません。
VTIなら完璧な市場平均ですしね。
配当利回りの差で考えてみる
直近の配当利回りはVYMが3.34%、VTIが2.14%なので1.2%の差がありますね。
VTIは案外配当利回りがしっかりあるのが悩みどころ。
もっと低ければ手数料払ってでもVYMとなるのですが。。
VYM設定来とVTIの長期チャートで比較
VYMの設定来から長期チャートで比較してみました。
青色:VTI 71.52%
緑色:VYM 50.42%
VYMは2006年11月に設定されたので13年弱の比較チャート。
やはりVTIの方が上振れします。リーマンショックを挟んでいますが13年で20%の差をどう見るか。
配当込みでのリターンも見てみましょう。
青色:VTI 209.4%
緑色:VYM 176.8%
配当込みになるとリターンが一変しますね。
2018年まではほぼ同じなのでVYMへの評価も変わる人もいるかも知れませんね。
VTIは13年弱で3倍、VYMも少し劣りますが2.7倍になりました。
配当込みリターンだと両者の差は30%に広がります。
VYMとVTI|ここまでのまとめ
VYMとVTIのここまでのまとめです。
- 手数料の差は大きい
- バリューが良いかグロースが良いかは不明
- 直近配当利回はVYMの方が1.2%高い
- 設定来の配当込みリターンでもVTIが30%高かった
過去は将来を約束しませんが、13年間で30%の差は大きいですね。
買付手数料を考えるともう少し差が出るので、VYMからVTIへ乗りかえても良さそうに思います。
VTIの方がボラティリティ(値動きの幅)が大きいとはいえ、債券ETFのBNDが半分ほどあるので大丈夫かな、と。
結局どっちを買いたいのか
答えは両方欲しいです。
気持ち的にはVYMが欲しいと思っていました。高配当好きですしね。
しかし改めて数字を見るとVTIが強いです。
銘柄を増やしたくないとはいえ手数料無料は無視できません。
※年40万円分くらい買うと2,000円くらい
VYMを捨てきれませんが、とりあえずVTIを買っていこうと思います。
少なくとも手数料分の損はしないので。
結論|買うのは手数料無料のVTIに決めた!
じぶん年金の目的は老後に配当だけを切り崩して使うことです。
株価が上がることで配当も増えていきます。
調べたところVTIは配当も素直に伸びているんですよね。
リーマンショック以降のデータですが、株価は3.5倍に伸びて配当もそれくらい伸びています。
というワケで、じぶん年金のコア資産はVTIに変更しました。今月分よりVTIを積み立てていきます。
VYMも1株ずつは増やしていきたいので、手数料は趣味代みたいな感じでしょうか。
あとは配当利回りがVTIと大きく離れた時などスポット買いをしていこうかな、と。
1年も経たずに方針転換とはカッコ悪いのですが、じぶん年金を始めたときは最低手数料5ドルがありました。
たった1年もしないうちに、最低手数料撤廃どころか無料になるなんて想像もつきません。
これはこれで嬉しいので恩恵にあずかろうと思います。
暴落があっても大丈夫なように株式半分(VYMとVTI)、債券半分(BND)の比率をキープしていきます。
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