Twitterをしていると色んな人の意見が見れて楽しいです。
つい先日も下記のようなtweetを見て楽しんでいました。
サイコロの確率は1/6である。これは数学的に正しい。
投資でよくいわれるリターン、リスク。これはどうか?
これは過去の動きの後付けである。
統計学分野の後ろ向き研究で、参考にはなるが、、程度のもの。
医学で言えばエビデンスレベルCであり治療には採用できない。
投資のプロは猿に負けるより。— かず@Dr.デイトレーダー (@kazuya04012007) November 25, 2019
なんとなく、かず (@kazuya04012007)さんとは、麻雀の話をしたら面白いだろうなと思ったので、お蔵入りした記事を出そうと思います。
今日は「管理人の麻雀と投資の考えが似ている」といったお話。
ギャンブルの話は絶対に無理、という人はそっと閉じるか戻るボタンをお願いします。
何だか飽きてきた場合も同様にしてください。
株式運用のリスクは大きいのでしっかりした軸が必要。
軸が無くてブレブレでは、売ったり買ったりを繰り返して、将来得るリターンは平凡以下に終わります。
これはインデックス投資をする人であれば当然の事でしょう。
記事内容は私個人の軸(人それぞれですが)と考え方を紹介しています。
麻雀に例えていますが、なるべく麻雀を知らない人も伝わるように書いています。
投資を始めて間もない人は軸と言っても、ピンとこないかも知れません。
ですが、大きな暴落は必ずきます。
2018年10月や2019年5月などは急落がありましたね。
慌てた人がいるかも知れません。一度自分の好きなものに当て嵌めて、投資方針の軸を考えてみる。そんな事に繋がれば幸いです。
急落で慌てた人、儲かっていて喜んでいる人、麻雀が好きな人へ向けた本の紹介もしています。
麻雀と株式投資は関係があるのか
ここに大した意味はありません。ただ、そこそこ出来るゲームの一つだっただけです。
ゲームで軸が出来るか分かりませんが、営業マンでしたら自身の行動原理や戦略があるでしょう。
将棋が好きな人は定跡というものがありますね。
投資の軸を考えた時、ぱっと思い浮かんだのが私の場合、麻雀だったという事です。
麻雀というゲームについてはWikipediaより引用します。
4人のプレイヤーがテーブルを囲み136枚あまりの牌を引いて役を揃えることを数回行い、得点を重ねていくゲーム。勝敗はゲーム終了時における得点の多寡と順位で決定される。
株式と違う点は、4人の持ち点が決まっているので長期間続けてもゼロサムゲームということ。
似ているところは、将来は誰にも分からないというところですね。
勝つための選択肢を増やす
ゲームと言えどやるからには勝ちたいです。高校生、大学生とアホみたいにやってました。
社会人になってお客さんに好かれたのも麻雀が出来るという事でした。人生何が幸いするか分かりません。
勝つための戦略というのは将棋でいうところの定跡でしょう。選択肢は色々ある中から、損をしにくいものを選びます。
局面局面によって選択肢は変わります。相手の持ち点や自分の状況。
しかし正しいと思われる選択肢を選び続けたからといって、全員がプロになれるわけでもなく必勝の策はないのです。
ここらへんは株式に非常に似ていますね。
誰もが必勝に思ってやっている事でも、再現性が無いことと、未来は誰にも分からないからです。
株式投資でいえば
「なるべくコストの低い分散された商品を選ぶ」
「売り買いせず保有し続ける」
こうなりますね。
ちなみに麻雀のプロも素人に負ける事はあります。
ただし、回数を重ねれば重ねるほどプロが勝つでしょう。正しい選択を続ける方が有利だからです。
投資でいえばインデックス投資は勝者のゲームという事です。
もう一つ。株式は欧米のスーパーエリートが選んだ将来市場平均に勝つための30銘柄と、サルが適当に選んだ30銘柄は余り変わらないという事です。
確率による部分は誰が選んでも同じなのですね。
負けない事が大切!計算上、4回に1回しか上がれない
麻雀は4人で遊ぶゲームです。全員、運というものに支配されています。
勿論、勝つために戦略を駆使しますが、同じ程度の実力者になってくると全員が正しく行動をした結果、自分が上がれる(4人でやってるUNOとかを思ってください)のは4回に1回と考える方がよさそうです。
私がやっていた時は、そんな思いでやっていました。
4人いて全員頑張るんだから4回に1回しか上がれない。
良い方に考えると普通にやっていれば4回に1回上がる事が出来る。
株式でいえば、世界の機関投資家が売り買いをしている中で、何かしら動きがあります。勿論、下落相場もやってきます。
麻雀だと理不尽なくらいツイてる人がいたら、その人の流れが終わるまで耐え続ける必要があります。
早々に役満を上がられると、もうリーマンショックを耐え忍ぶくらい精神力が必要です。
株式が良いところは、S&P500指数の戦後の歴史を見る限り、3年以上マイナスだった事はないというのは光が見えますね。
麻雀と違ってプラスサムのゲームです。
ハワイの天候を毎日当てる事は出来ませんが、今後、数十年レベルで過ごしやすい気候なのは誰でも分かります。
チャールズ・エリス著「敗者のゲーム」のように負けないことが、最終的にはトータルで勝つことだと実感していました。
社会人になって私が良くお邪魔した場所は、毎回ゲーム結果をエクセルで集計していました。これでエクセルを覚えたのです。
約300日分、1,000ゲームの結果、一番勝っている人は勝率55%程度、一番負けている人は勝率45%でした。
しかし積み重ねた点数は大きな差があったというお話でもあります。
麻雀も株式投資も、誰でも勝てる時期があります。
どちらも負けない戦略で稲妻が輝く時を待つ。
本書はそれを理解させてくれる一冊です。
麻雀にも投資にも流れはある
最近の若い人だと知らない人がほとんどでしょう。
氷河期世代だと知っている人は割と多い漫画家に片山まさゆき氏がいます。
「ぎゅわんぶらあ自己中心派」を書いていた人ですね。
いろいろ名作がありますが、一際好きな漫画に『ノーマーク爆牌党』(ノーマークばくはいとう)という作品があります。
その中で主人公の一人が
「麻雀に流れはある」
と言い放つシーンがあります。
麻雀は確率のゲームで、結果をさかのぼれば株式のチャートと同じ後付け理論なのですが、麻雀も株式投資も参加している当事者としては「流れはある」と感じます。
「マーケットは常にやり過ぎる」
という言葉が流れに近いと思います。
暴落も暴騰も、全て理解した上での投資が必要という事です。
麻雀している人には読んで欲しい。。
中古本でまとめ買いしても後悔はしないです。投資をする人にも(多分)役立ちます。
アカギや天、銀と金といった福本作品を好きな人にもオススメしたいです。
確実にネットで使える名言が増えます。笑
結局は運が左右する
運?
運です。麻雀は確率のゲームですが、運を超える事は出来ません。
株式投資では、常に未来は分からないと同じです。
麻雀より優しいプラスサムの株式投資でも、運はあります。時の運というヤツです。
麻雀は勝つことが目的ですし、株式投資はリターンを得る事が目的です。
では、最終的に目的達成にはどうするか。
株式投資だと保有して儲かった投資商品を売る事です。
ただし、いつが売り時かは誰も分かりません。
私でいえば、老後資産は淡々と積み立て、淡々と取り崩すのですが、売るタイミングで相場が良いかどうかは時の運になるのです。
ネットでは、株式や仮想通貨で儲けた話がたくさんありますが、自分もそうだと思いこまず、運が悪い場合を想定する方が得策です。
自分は大丈夫、長期投資は安全で確率が高い運用法と思っている方は
ナシーム・ニコラス・タレブ の「まぐれ ー 投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか」
を一読する事をおすすめします。
誰も存在するなんて思わない「黒い白鳥」は意外と頻繁に現れます。
私はリーマンショックの時にBAC、東日本大震災で東京電力を保有していた時にブラックスワンを見ました。
インデックス投資家は全員読んでおくと良いと思いますが、残念ながら安い中古本は出ていません。
そこそこの図書館なら保有しているはずです。
ちょっと難解な感じがしますが、好きな人は好き、そんな本です。
まとめと余談
麻雀もそうですが、投資についても基本、守備はしっかりの方が勝つ確率は高くなると思います。
負けない事が大切でそこから少し残ったものを複利で回すと大きな結果が得られる。
まさにインデックス投資ですね。
インデックス投資はリスク資産を半額覚悟で市場に投資して年5%を得ようとする方法です。
たまには、このような軽い話も書くのも楽しいです。
ただ、思いの他、長文になってしまい申し訳ありません。
読んで下さった方、本当にありがとうございます。
お読み頂きありがとうございました。
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