みんな大好き米国株ブロガーたぱぞうさんの『お金が増える米国株超楽ちん投資』を読みました。
ブログはこちら。
外部リンクたぱぞうの米国株投資
読んだ本はこちら。
投資初心者はもちろん、中級者も十分に楽しめる一冊になっています。
普通に買って損はしないですね。
先に書いておくと、おすすめしたいのは下記のような人たち。
- 漠然と投資をしたいけど始めようかどうか悩んでいる人
- 会社の給料だけでなく他の収入を持ちたい人
- 今から米国株をはじめても遅いと思っている人
- 米国株投資はパフォーマンスが良過ぎたから今後は期待できないと思っている人
特に米国株はどうなの?という人が読んでみると面白いと思います。
ネタバレしない程度に読んで良かった!と思ったポイントを紹介していきますね。
書評|たぱぞうさんの『お金が増える米国株超楽ちん投資』
2016年4月から続いている人気ブログなので、記事を読んだり名前を聞いたりしたことがある人も多いのではないでしょうか。
米国株に詳しいのはもちろん、収入の複線化や、多様な生き方を書かれることも多く人気があります。
語り口はブログのままに、読んでいてほっこりとなる事も多いでしょう。
読んでいて他のインデックス投資本と変わっているな、と思った部分があります。
何となくの老後の危機感などから投資を始めたのではなく
投資で「人生の選択肢」を増やしたかった。
と明確に主張している部分です。
また、おやんちゃな投資をしていた時代のことも、しっかり書かれており、
投資してきた銘柄は今なら買わないものばかり
と、ぶっちゃけた話も多いので、気負うことなく読めるのも魅力ですね。
一つの見出しについて、3ページ以内でまとめられておりテンポよく読めました。
kindle版を買ったのですが、これは通勤のお供としても良いですね。
さっと読んで、また続きを読みやすかったので、電子書籍と相性が良いかな、と。
何となく、最近読んだマンガーの投資術を思い浮かべました。
関連記事マンガーの投資術|ワンダフルな会社をフェアな価格で買う
本質について書いている部分が多い
読んでいてガツンときた部分を引用させて頂きます。
今の時代に生まれていたら全然違っていただろう。こんなに遠回りはしてなかっただろう、という事です。
穏やかな口調ですが、ズバリ過ぎる言葉ですね。
管理人と同世代(たぶん同じ年だったかと)なので、昔は本当に投資環境が悪かったのです。
情報も少なく、米国株に直接投資ができるようになったのは2006年くらいの事でした。
でも、今から投資を始める、または投資を始めだした人にはチャンスですよね。
また、この本を読んで良かったのが、老後に不足する〇〇万円というようなお金を作るだけ事だけに着目していないという点です。
投資はリスクではなく人生のリスク分散の方法
いつも本質的な事を、さらっと分かりやすく書かれているのですが、本という事もあってか、詠み手に響きやすいですね。
人生のリスク分散としては、同じように感じました。
実際、管理人はリストラにあって現在無職の身ですが、投資をしてなかったらしばらくセミリタイアを体験してから社会復帰するなんて思えていなかったわけで。。
妻子もいればなおさら投資で人生のリスクヘッジをしてくれたと思います。
言いたいことはズバズバ書いている
タイトルに米国株と書いているので、さもありなんですが、新興国への投資をすすめていません。
世界株式の時価総額に合わせてうんたらかんたら、なんていうのもありません。
新興国の経済成長と株価がリンクしていない、とバッサリ。
ここらへんはシーゲル教授がいうところの「成長の罠」でもあったりしますね。
そういえば、たぱぞうさんのブログでもおすすめ投資本として紹介されていました。
年金は破綻しない
不安をあおる本で無い、という点が素敵ですね。
内容もブログと一貫していたり、同じ語り口調だったりするので、ブログ読者も安心して読めますよ。
別に米国株だけを推しているわけでもない
投資はストーリーです。
米国経済は今後も成長するし、株価指数も連動して上昇をします。
しかし、世界経済は今後も成長するというストーリーが自分の中で腹落ちしているなら、全世界株式で良い、と。
自分が納得できる投資法を探していきたい人にも良い本ですね。
個別株投資の話もある
面白いのが、個別株の話がけっこうあるんです。
普通だと分散投資。以上。
みたいな感じですが、けっこう珍しいはず。
あと、日本株でなく米国株であるところに、本書の圧倒的価値があります。
失敗談が書かれているのも珍しいなぁ、と思いながら読んでいました。
普通に面白いので読んで貰いたいです。
個別株は良い株を買ってじっくり待つ
こう分かっていながらも、それがいかに難しいというのも分かるのが良いですね。
初心者だけでなく中級者も読みごたえ抜群でしょう。
出口戦略が非常に明確に書かれている
最近のインデックス投資本を追えていないのですが、出口戦略がしっかり書かれている点も良かったです。
たぱぞうさんらしさも出ており、なるほど~と声に出てしまいました。
この部分は本を読み進めたうえでの方が理解しやすいので、出口戦略を悩んでいる方には価値があると思います。
米国株投資あかさたなが秀逸
最後の方に「あ」から始まる投資短文が個人的にツボでした。
幸せ「米国株式投資」ではありますが、グサリと刺さる言葉もあったりで。
おわりに|お金が増える米国株超楽ちん投資は買って損なし
本人に怒られちゃうかもですが、するするっと読めます。
なのに、しっかりと意思を感じる本だなと思いました。
投資を始めようと思っている人も、始めたばかりでまだまだ不安な人、もう慣れてきたけどやっぱり暴落が怖い人。
読む人によっていろいろな受け取り方があると思いますが、たぶん読むたびに違った感じでまた読める。そんな本だと思いました。
米国株がここ10年ほど好調過ぎたため、今後どうやって向き合っていくのか。
そういった内容も書かれているので、興味のある人はぜひお読みください。
同時発売でもう一冊出ています。
かなり読後感が良い本です。気になる方はぜひどうぞ!
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