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VDCは経費率0.1%で生活必需品へ投資できる海外ETF【評価と将来見込みあり】

スーパーマーケット海外ETF

VDCという海外ETFがあります。

連動指数はMSCI USインベスタブル・マーケット・生活必需品25/50インデックス。

アメリカを代表する生活必需品銘柄が中心。運用会社はバンガードです。

記事内容は、生活必需品セクターの海外ETF、VDCの紹介と管理人の所感について書いております。

管理人はVDCがまだ日本で買えない時代にKXIという生活必需品ETFを買いました。(12年くらい昔)

ブラックロックの生活必需品ETF(KXI)と、VDCの違いも合わせて紹介します。

当記事が参考になれば幸いです。

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VDCの基本情報やチャート

スーパーマーケット

VDCはバンガード社が運用するETFです。

生活必需品セクターの海外ETFを保有しようとするなら、最有力候補になります。

理由は経費率(信託報酬のようなもの)が0.10%と低いから。

インデックス投資家が唯一、リターンを改善できる部分は経費率しかありません。

管理人が保有しているグローバル生活必需品ETFのKXIは経費率0.46%です。

経費率が全ての勝敗を決めるとなると、その点でバンガード以上の運用会社はありません。

そもそもバンガードは上場企業ではありません。営利企業では無いため、健全に運用をすればするほど経費率は下がる仕組みになっています。

お客様が所有するという企業構造の下、バンガードではファンドの運用や管理、その他のサービスを実費ベースで提供します。

このことは、バンガードが留保する利益や一般株主へ支払う配当がないという、お客様にとって具体的な利点となります。

引用元:バンガードの「所有者の手引き」(PDF)

バンガードのETFが人気である理由の一つでしょう。管理人もバンガードの思想は好きです。

基本情報

ティッカーコードVDC
ベンチマーク
(連動指数)
MSCI USインベスタブル・マーケット・生活必需品25/50インデックス
主要投資国米国
投資スタイル 大・中・小型株 / セクター
経費率年0.10%
配当スケジュール年4回(3、6、9、12月)
ETF純資産総額50億米ドル
設定日2004年1月26日
上場市場NYSE Arca
※2019年7月31日時点情報

アメリカの生活必需品セクターを代表する株式で構成されており、大型株が中心になります。

上位銘柄にP&G、コカ・コーラといった誰でも知っている銘柄が並びます。

またウォルマートといったスーパーマーケットチェーンや、タバコ業のフィリップモリス、アルトリアグループも入っています。

こういった部分も管理人がVDCを好きなポイントです。

アルトリアグループ(MO)は個別株で2006年からずっと保有していますね。

ななし
ななし

ETFなら分散もできて、倒産の心配もないので永久に保有が可能。

設定来と直近のチャート

VDC直近3年のチャート

出典:https://www.vanguardjapan.co.jp/retail/investment-products/funds/detailview/etf/0955/equity/performance/us

直近3年は株式らしいボラティリティ(値動き)で動いています。

しかし3年でしっかりと15%以上を上げているのは、VDCの素性の良さを感じます。

では、10年チャートを見てみましょう。

VDCの10年来チャート

リーマンショック後のチャートですので、注意が必要ですが綺麗に右肩上がりですね。

10年で3倍という結果は、出来過ぎな感があります。後述しますが、15年チャートを見てもS&P500を上回る好成績を誇っています。

ここ10年で上がり過ぎている可能性も考えておきたいところ。

下記画像は指数との連動成績になります。

VDCのベンチマーク連動成績

こういった部分も、安心のバンガードですね。

連動指数はMSCI USインベスタブル・マーケット・生活必需品25/50インデックス

普段、あまり見ることのない指数ですね。

米国株の生活必需品セクターの中から、大型・中型・小型株で構成されています。

ジェレミー・シーゲル教授の『株式投資の未来』によれば、生活必需品セクターはS&P500=市場平均を上回るリターンを叩き出していました。

設定来(2004年1月)からの株価は、確かにS&P500ETFのIVVと比べても高いのでシーゲル教授の言い分に惚れてしまう人が増えるのも仕方ありません。

ただ、直近のリターンではGAFAの成長が凄まじかったためS&P500に劣ります。

過去に良かったセクターが将来も必ず良いとは限りません。

シーゲル教授は『株式投資の未来』の中で、半分は国際分散した市場平均、残りはセクター投資や高配当、小型株などを少しずつ振り分ける手法(V-I-D)を提唱しています。

Vはバリュー、Iはインターナショナル、Dはディビエンド(配当)ですね。

有名になり過ぎましたが、最近投資を始めたばかりで読んでいない人も多いと思います。

高配当再投資だけの内容では無く、読むと投資への考えがゴロリと変わるのでオススメです。

VDCの経費率は0.10%と激安

経費率は0.10%と驚きの低コスト。

少し前まで0.12%だったような気がします。

バンガードのEFTにしていれば安心。長期投資には大切な部分ですよね。

ちなみにですが、管理人が保有しているグローバル生活必需品ETFのKXIは経費率0.46%です。。

セクター投資は、本来これくらいの経費率なのですが、バンガードが安すぎるのだと思います。

VDCの保有銘柄は、グローバル展開している企業が多いので、米国株だけでも十分な分散ができていると管理人は思います。

最たる銘柄がP&Gですね。

VDCの保有上位10銘柄

1位Procter & Gamble Co.13.3%
2位Coca-Cola Co.9.4%
3位PepsiCo Inc.8.7%
4位Walmart Inc.7.0%
5位Philip Morris International Inc.6.7%
6位Altria Group Inc.5.1%
7位Costco Wholesale Corp.4.9%
8位Mondelez International Inc4.1%
9位Colgate-Palmolive Co.3.1%
10位Walgreens Boots Alliance Inc3.0%
純資産総額に占める上位10銘柄の割合65.30%
※2019年7月31日時点

上位10銘柄で65%を超えますが、それだけ堀の深いビジネスをしている証左でもありますね。

コストコなどは日本でも馴染みが深く利用されている方も多いでしょうね。

馴染みがない銘柄や分かりにくい銘柄だと、以下の銘柄でしょうか。

  • ペプシコ=ペプシコーラ、飲料やお菓子類が強い
  • アルトリア=タバコメーカー、フィリップモリスの米国販売
  • モンデリーズ=クロレッツ、オレオで有名なお菓子メーカー
  • コルゲート=歯磨き粉で有名
  • ウォルグリーン=全米2位のドラッグストアチェーン

どの企業もしっかりとしたビジネスモデルを持っています。

10位のウォルグリーンは2018年にダウ工業株平均に採用された銘柄です。

連続増配企業としても優秀で、2019年時点では42年。

上位銘柄の強さが分かりますね。

サブセクターの比率

VDCのサブセクター比率

家庭用品21.8
清涼飲料19.5
包装食品・肉16.9
大型スーパーマーケット・スーパーマーケット12.2
タバコ12.1
パーソナル用品3.8
薬品小売り3.0
食品流通2.9
農産物2.6
蒸留酒・ワイン2.5

セクターを見るとそのETFの性格がでますね。

上位10銘柄がそのまま反映されています。笑

家庭用品や清涼飲料水もちろん、大型スーパーマーケットが上位にあるのは安心材料。

不況下でも、家庭用品(消耗品)は買いますし、ジュースも飲みます。スーパーへ買い物に行かなくなるなんて事もないでしょう。

家庭用品と清涼飲料は新興国での人口増を売り上げにつなげやすい期待感があります。

偏り過ぎもなく、個人的には20年後に見比べてみたいですね。

VCDの配当利回り

VDCの直近配当利回り

出典:https://www.bloomberg.co.jp/quote/VDC:US

※2019年8月17日時点

配当利回りは2.71%です。

同時期のVOO(S&P500ETF)に比べると配当は高いですね。

ただし、海外ETFは米国で10%引かれ、日本では20%引かれます。

とはいえ、超優良企業が稼いできてくれた利益のうち配当で還元されるのは大きいですね。

株価はの値動きに比べると、配当の動きは緩やかなので。

もう一つ知っておきたい事は、現在の配当利回りなだけで、将来にVDCの価値が大きくなった場合、その金額の数%が配当として貰えること。

現在のVDC分配金は将来での高配当にもなる

直近で買ったVDCが20年後に2倍になっていた場合、配当は2倍程度が想像できますし、元本に対しての利回りで見ると高配当という考えができます。
ななし
ななし

配当の成長をイメージしやすいので、管理人は投資信託より海外ETFの方が好きというのもありますね。

VDCなどは投資信託では出ていませんし。。

VDCのライバルはグローバル生活必需品ETFのKXI

VDCとKXIの比較チャート20190817

出典:https://finance.yahoo.com

上の画像はライバル商品KXIとの比較チャートになります。

青色がVDC、水色がKXIですね。

リーマンショック前の数年はKXI有利、2014年以降は米国経済の好調を受けVDCが有利でした。

リーマンショック前は、米国オワコン、これからは欧州と新興国の時代となっていましたね。

1ユーロ170円とかになっていて、卒業旅行の学生たちが嘆いていたのを思い出しました。

今は米国株のターンですが、KXIに劣る時期も考えている必要はありますね。

KXIは米国だけでなく全世界の生活必需品銘柄で分散しています。

ななし
ななし

関係でいえばVTとVOOのようなものでしょうか。KXIの国別比率でも50%はアメリカですし。

関連記事【海外ETF】グローバル生活必需品KXIは超手堅い運用の一手

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VDCとKXIの比較

生活必需品セクターのETFは下記の2つです。

  • バンガードが運用するVDC
  • ブラックロックが運用するKXI

VDCは米国株のみ、KXIはグローバルなので日本やイギリスなどの先進国を含みます。

表にすると以下の通り。

運用会社投資先経費率配当利回り運用額
VDCバンガード米国のみ0.10%2.71%4.6B
KXIブラックロックグローバル0.46%2.26%7.6B

ちなみに、黄金銘柄としてネスレを欲しがる人はおおいですね。KXIの1位銘柄で約10%を占めるほどの優良株。

しかし日本人にはオススメしません。

理由はスイスの外国株式にかかる配当税が35%と超高額だから。スイスで35%引かれ、日本で20%引かれます。

経費率も安く、近似の動きになるVDCの方が管理人的にはオススメをします。

VDCの将来見込みと管理人評価

金色のショッピングカート

金色のショッピングカートになって欲しい

シーゲル教授の研究によると過去半世紀で高い運用成績を示したのはヘルスケアと生活必需品セクターでした。

年間リターンでは生活必需品セクターは13.36%と、S&P500を2%以上上回っています。

一度確立したブランドはしっかりと文化に根付いています。

コカ・コーラはいつもコーラであり、先進国のどこでも同じように飲まれていますよね。

そして新興国は先進国のブランドを求め消費します。

人口増加と共に株式が成長をするなら、恩恵を受けやすいセクターだと思っています。

実際に設定来のリターン(2004~2019年の15年間)も優秀です。

しかし全力投球はやめておきましょう。

シーゲル教授もコア資産はVTのような国際分散投資を半分。残りをVDCといったセクターや高配当に分散してサテライト運用すると紹介しています。

VDCの30年後予測(モンテカルロシミュレーション)

VDCモンテカルロシミュレーション30年

出典:https://www.portfoliovisualizer.com

上記の予測は将来を表すものでは無いのでご注意を。

設定来で、リーマンショックにマイナスになった以外、ほぼ無敵状態でしたのでどうしても右肩上がりになります。

実際には株式100%で握っている場合、所感ですが、、

  • VDCを20年バイアンドホールドして1.5倍~2倍
  • VDCを30年バイアンドホールドして保有して2~3倍

くらいが理想的なリターンと思います。

株式100%は一番リターンが期待できますが、期待し過ぎもよくないですね。

関連記事【リスクはリターンを蝕む】株式投資で複利リターン6%は期待し過ぎの可能性大!

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S&P500(IVV)とVDCの比較チャート

VDCとIVVの設定来チャート比較

出典:Yahoo!finance

上記図はVDC設定来の長期チャートです。

青がVDC、水色がS&P500(IVV)になります。

このチャートを見ているとVDC一本でええやんか、となりそうですね。

リーマンショックでの損失が少なかった事が要因でしょうか。

高配当ETFのVYMと並んで、なかなか買う時がないETFです。

悩まずに買って放置が正しいのかも。

管理人の評価|VDCはどんな人へオススメか

管理人としては、サテライト運用としてのVDCは鉄板商品と思っています。

経費率に関してはKXIを圧倒をしています。

日本で買えるようになった時は0.14%くらいでした。

VDCをオススメしたい人はこんな感じ

  • ディフェンシブなETFを組み込みたい人
  • 経費率をこだわりたい人
  • シーゲル派の人
  • 世界の人口増=株式価値上昇

サテライト運用は退屈なインデックス投資のスパイスと思いますが、コア資産をこだわった方が将来のリターンは良いでしょう。

たとえば、VTやVOOといった銘柄ですね。

関連記事老後資産の本命、VT(海外ETF)の評価と5年以上保有の体験談

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管理人は米国高配当株式ETFのVYMと、米国トータル債券ETFのBNDを自分年金として半々ずつ購入しています。

VYMをVDCに置き換えて、余裕資金で自分年金を作るのも楽しいかも。

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VDCの口コミ、Twitterでの反応

概ね高評価ですね。

ネットの口コミでは、ここ10年ほど米国株が強かったので、悪くいう人は少ないかな、と。

ただ全体として持ってみたい、という意見はあるもののVDC一本でブログをしていたり、Twitterで呟いていたりする人はいなかったです。

いたらソッコーで仲良くなりたい。笑

VDCを買える証券会社

VDCは以下の証券会社で購入ができます。

オンライン

オンライン+店舗

店舗のみ

店舗でも買うことができますが、基本的にはネット証券がオススメです。

理由は手数料が安いから。

SBI証券、楽天証券、マネックス証券は、最低手数料もなく、この3社から買うのが一番です。

ななし
ななし

管理人は楽天証券を使って海外ETFを買っています。

まとめ|VDCは経費率0.1%で生活必需品へ投資できる海外ETF

  • VDCはバンガードが運用する生活必需品ETF
  • ライバルのKXIにくらべ経費率が圧倒的に低い
  • 過去15年チャートではS&P500をオーバーウェイト
  • VDC一本で良さそうに見えるが我慢

経費率、純資産、流動性、どれをとっても一級品です。

世界経済の成長や人口増をしっかりと受け取ることができ、リーマンショックでの暴落も市場平均より穏やかでした。

セクターETFの中でも、管理人イチオシの銘柄です。(まだ買えてませんけど…)

世界経済やアメリカの景気後退が言われていますが、未来は誰も分かりません。

コツコツと投資をしながら、相場に居続けることを大切にしていきましょうね。

 

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この記事を書いた人
ななし

1976年生まれ、超就職氷河期世代のインデックス投資家。投資情報を中心とした当サイトの管理とWebライターをしております。自己紹介は「ななし」をクリックで。

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