自分が株式投資をしているので、ジュニアNISA等を使って子供の資産運用として株式口座を持っている人は多いと思います。私も用意しており運用しています。
ついつい為替や株価の値動きが気になってしまう方にも参考になれば幸いです。
子供の未成年口座が長期投資に理想的すぎる
現金52%、リスク資産48%と理想的なカウチポテトポートフォリオになっています。金額で見ると下記のような感じです。
リスク資産(株式投信等) | 453,918円 |
現金 | 500,063円 |
合計 | 953,981円 |
子供の将来用なので、もうこれ以上増える事はないと思います。自分たちの老後資産もちゃんと貯めていかないといけないので。
保有しているリスク資産状況
誕生祝いとして買ったニッセイ外国株式インデックスと、SMTダウ・ジョーンズインデックスです。
約30万円をお祝いとして先進国株式を半分、米国株式を半分ですね。
当時は米国株式のみにアプローチできる投資信託はSMTダウくらいしかなかったのが時代です。信託報酬は0.54%です。
同じ指数のiFreeNYダウ投信だと半額になります。
ニッセイ先進国株式は頑張っていてくれて信託報酬は0.11772%です。プレゼントした当時は0.25%あたりだったと記憶しています。
当時はジュニアNISAが無かったので特定口座です。
意外と頑張っているSMTダウ・ジョーンズインデックス
画像引用元:三井住友トラスト・アセットマネジメントの目論見書より
残念な信託報酬ですがマザーファンドの規模もしっかりしています。
過去3年で見ても純資産は順調に伸びており、分配金も出ておらずインデックス投信としてはお手本のような運用です。
1884年にDow Jones Average(ダウ平均)として生まれ、1928年に30銘柄となった以降も、超長期的な時の流れを生き抜いてきた指数です。
子供が成人するまでは日経平均よりも安心をして保有ができると思っています。ダウの歴史はWikipediaを読むと面白いですよ。
外部リンクWikipedia-ダウ平均株価
基本情報
商品名 | SMT ダウ・ジョーンズ インデックス・オープン |
運用会社 | 三井住友トラスト・アセットマネジメント |
設定日 | 2013年11月19日 |
信託期間 | 無期限 |
純資産(ベビー) | 83.62億円(2019年4月5日時点) |
純資産(マザー) | 542.76億円(2018年11月末時点) |
信託報酬 | 年率0.54%(税抜0.5%) |
純資産の推移と分配金
決算日 | 基準価額 | 純資産 | 分配金 |
2018年10月22日 | 19,634円 | 78.00億円 | 0円 |
2018年4月20日 | 18,032円 | 68.61億円 | 0円 |
2017年10月20日 | 17,629円 | 40.25億円 | 0円 |
2017年4月20日 | 14,878円 | 36.44億円 | 0円 |
2016年10月20日 | 12,496円 | 25.93億円 | 0円 |
2016年4月20日 | 12,934円 | 25.70億円 | 0円 |
ライバルであるiFreeNYダウとの比較
まだまだ歴史の浅いiFreeシリーズより純資産は多いと思っていましたが抜かれていました。。
純資産額は2019年4月5日時点の数字です。
SMTダウ | iFreeNYダウ | |
信託報酬 | 0.54% | 0.24% |
純資産 | 83.62億円 | 104.92億円 |
新しく買うならiFreeNYダウをオススメします。
関連記事iFreeNYダウ・インデックスの評価。米国株式と資本主義の頂点で長期投資向き
現金は何に使うのか
子供がもう少し大きくなったら、お小遣いをあげる日が来ます。
その時に海外ETFのNYダウ(DIA)と米国トータル債券(BND)が毎月配当という事で、ある程度は50万円分をここから賄ってもらう予定です。
2018年12月の急落は無かったかのように、2019年4月7時点では米国株は好調でどうなるか全く分かりません。
子供の株式運用が有利な点
実質、子供にとっては全て無リスク資産同然な事もあり、
- 米国株が上がりまくった場合、元々のプレゼントが値上がりして嬉しい
- 株式市場が長期にわたって弱気相場がきた場合、安く買えてうれしい
といった、完璧なカウチポテトポートフォリオを形成しています。
さらには、DIAを買った後にもし暴落がきても、BNDを売って全てDIAにすれば良いです。ちょっと子供が有利すぎて悔しくなっています。
関連記事子供口座で海外ETF(DIA)か個別株(MCD)のどちらを買うか悩む
当初はNYダウ(DIA)かマクドナルド(MCD)で悩んでいました。
お小遣いの補填や将来に渡す際にも分かりやすいので、いずれ下記2点の海外ETFを半々か70%:30%くらいの比率で購入します。
関連記事NYダウ30種平均DIAは毎月分配(配当金)の海外ETF
関連記事BNDは米国債券市場へまるっと投資する海外ETF【安定した利回りが魅力】
ジュニアNISAの資産状況
こちらもカウチポテトポートフォリオみたいになっていますが、ドルコスト入金が面倒なので突っ込んでいるだけです。
ここに入れている現金が全てで、無くなったら追加入金の予定はありません。
リターンが少ないのは過去の資産を売却をして、2018年1月~9月末までは楽天VTI投信、それ以降はeMAXIS Slim米国株式(S&P500)に変更をしているためです。
それ以前はSMTダウとニッセイ外国株式を5千円ずつ積立していました。非課税なことを利用して売却→楽天VTIへ乗り換えしています。
楽天VTI投信は利益も出ていなかったため、そのまま保有をしています。VTI自体は正直、これ一本で十分だと思っており将来の結果も楽しみ。
そもそも2018年になるまで、すっかり投資から離れていて楽天VTI投信もあまり調べていなかった状態だったりします。
投資は一度お金を入れたら忘れているくらいが良い、という典型的パターンです。
普段見る事の無い口座でドルコスト投資をしているとか、投資ブログで目標とされる最適な状態になっています。
特定口座、ジュニアNISA口座を合わせると160~170万円くらいあり、自立した時に渡すには良い金額になっていると親としては嬉しいです。
失敗していても子供にとっては大きなリスクは無く、心配するのは親だけ。
この恵まれた状態に、良い状態で渡したいと思う反面、何も無かった自分としてはちょっと悔しい、と思うのでした。
まとめ
- 未成年口座は完全なカウチポテトポートフォリオで株高、下落のどちらも喜べる状態
- ジュニアNISAも同じくらいの比率で非課税を受けつつ何も知らずにドルコストを続けられる
羨ましいとは思いつつ、資本主義を参考にしつつ自立をしてくれると嬉しいです。
関連記事です。
ジュニアNISAはお金持ちが更にお金持ちになっていく資本主義の体現
両親、両家の祖父母から単純に400万円を集めることが出来れば、20年後には強くてニューゲーム状態の成人で小金持ちの完成です。
そのまま40代まで使わなければ老後の不安も無いくらいになってしまい、お金持ちと資本主義を考えてしまいます。
意外と読まれている記事