SPXLという海外ETFがあります。S&P500にレバレッジをかけたもので、通常の3倍という値動きがあります。
投資ではなく完全に【投機】の領域ですが、一部の人を惹きつける魔力があります。
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やっている事は単純で、SPXLとS&P500を1対3というポートフォリオで保有するだけです。
下落局面では通常の3倍で減っていくので、その時はS&P500を売却してSPXLを購入するという超攻撃的ポートフォリオ。
現実的にメイン投資では出来ませんので、実験的にワンタップバイを使って試しています。
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SPXLを保有、もしくは検討されている方の参考になれば幸いです。
SPY(S&P500)を暴落用に保有してSPXLの推進力を高める
現在、ワンタップバイでの運用状況です。
SPXL1000円に対して、SPYを3000円買ってテスト運用しています。比率で行くとSPXL25%、SPY75%になります。
株式25%、債券75%だと防衛的ポートフォリオですが、レバレッジETF25%、株式ETF75%となると変態的ポートフォリオになります。
下記のようにグラフで見ると少しまともに見えます。
2018年12月の急落時は両方とも被弾したので、いったん売却して現在の比率で買い戻しています。
SPXL、SPYともにS&P500に連動するので1:3の比率のはずが、なぜかSPXLが上がり過ぎています。理由は不明。。
SPXLが下落局面になった場合の対処法
経費率(信託報酬)を考えると通常の3倍以上で落ちていくので、それは酷い有様になります。
対処法①配当金との相殺で売却
2018年12月の時は一気に30%くらい落ちました。ちょうど配当金の相殺をしたかったので損出しをして売却しています。
当時、2000円分買っていましたが、面白い具合に堕ちています。少額なので放置していても良かったのですけどね。
対処法②余裕資金で買い増しをしていく
超長期で保有した結果を見たかったのですが、配当金でとられる税金の相殺という誘惑についつい負けてしまいます。
最終的には同じパターンになるかも知れませんが、ワンクッションを置きます。
SPXLが急落した場合、SPYを売却して買い増しの資金とします。債券代わりにSPYを持つという暴挙です。
でもチャートを見るとSPXLが激しすぎて、S&P500が安定して見えてしまうというチャートのマジックがあります。
チャート画像はYahoo!financeの5年チャートです。
SPXLさん、ちょっと荒ぶりすぎでしょう。S&P500がまるで債券のようです。次の暴落を少し楽しみで待っておきます。
ワンタップバイでAGGが買えれば良いんだけど…
現金で保有をしていると、ついつい銘柄を見た時に買いたい病が発症するので、何かを保有しつつ売却して対応が個人的には向いています。
本来であれば債券ETFがあれば良かったのですが、ワンタップバイは扱っていないのでSPYを利用することにしました。
高配当の個別株という方法もありますが、どれだけ安全そうな銘柄でも個別株リスクは避けられません。
2018年だとJNJ(ジョンソンアンドジョンソン)ですし、2019年はKHC(クラフト・ハインツ)でしょうか。
おわりに|タイミング投資はしない
敗者のゲームでエリス先生が仰っています。
市場タイミングに賭けてみようというのは「悪魔の囁き」だ。決して耳を傾けてはいけない
ひたすらバイアンドホールドです。SPXLの信託報酬が約1%というのは気になりますが、S&P500が過去のリターン通りに成長をすれば面白いものが見れそうです。
急落と隣り合わせですが、それよりも稲妻が輝く瞬間を待って保有する方が良い結果をもたらします。
SPXLがどうなるかは分かりませんが。。笑
ちなみに子供用にもワンタップバイがあります。こちらは成人するまで放置をしようと思います。
公式リンク:PayPay証券
毎月1,000円ずつSPXLを貯株していくのは楽しそうですね。
関連記事です。
ワンタップバイのSPXL(レバ3倍ETF)に分配金が出るのを初めて知った
上の画像でも分かりますが、SPXLも分配金が貰えます。
稲妻が輝く瞬間の実体験を語ります。長期投資が大切な理由が分かります
基本はバイアンドホールドです。嵐をやり過ごして、現金とのリバランスをしながらの投資が個人的には鉄板です。
2018年12月の急落も振り返ってみると、その後は稲妻が輝く瞬間の一つだったのでしょう。
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