楽天投信投資顧問株式会社が2019年1月29日のプレリリースで新しい楽天バンガードシリーズを発表しました。
全世界への債券投資できる投資信託は珍しく、信託報酬は低コストで楽天バンガードシリーズらしい商品です。
為替ヘッジが付いている部分をどう受け取るか、といった事もありますが、ポートフォリオに全世界債券を組み込みたいという方には朗報です。
参考になれば幸いです。
楽天・全世界債券インデックス(為替ヘッジ)ファンド
新規設定されるのは楽天・全世界債券インデックス(為替ヘッジ)ファンド、愛称は楽天・バンガード・ファンド(全世界債券・為替ヘッジ)です。
2018年に出た楽天・インデックス・バランスファンドの債券部分を個別販売したものになります。
以下、楽天投信投資顧問株式会社のプレスリリースより商品概要をご紹介します。
引用元:『楽天・バンガード・ファンド』シリーズに新たに全世界債券(為替ヘッジ)ファンドの追加を発表
商品概要
設定日 | 2019年2月15日(金) |
連動指数 | ブルームバーグ・バークレイズ・グローバル総合浮動調整インデックス(円ヘッジベース) |
運用コスト(信託報酬) | 年0.1296%(税抜 0.12%) |
投資信託証券における報酬 | 年0.15%程度 |
実質の信託報酬 | 年0.2796%(税込)程度 |
取扱販売会社 | 岡三オンライン証券株式会社、株式会社SBI証券、マネックス証券株式会社、楽天証券株式会社 |
全世界への債券投資がこれ一本で完結します。
バンガード社がアメリカで運用している投資信託をそのまま持ってきた形になります。
バンガードの信託報酬だけでなく日本での販売コストがかかるので、信託報酬は年0.2796%(税込)程度となっています。
分散具合について
ブルームバーグ・バークレイズ・グローバル総合インデックスは、主要国ほとんどと言って良い71国もの国債、社債に分散されています。
外国債券で有名どころの外国債券のシティ世界国債よりも分散が効いています。米国債が中心となりますが、日本への債券投資も含まれます。
先進国だけでなく、新興国への債券投資も組み込みたい人向けといっても良いかも知れませんね。
おわりに
個人的には新しい投資信託を応援したい気持ちはあるのですが、オススメしたいかというと否定的になります。
勝手な予想になりますが、あまり売れない商品のまま終わってしまいそうな気がします。
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