楽天がバンガード社とタッグを組んで出したバランスファンドが3つあります。
- 楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)
- 楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)
- 楽天・インデックス・バランス・ファンド(債券重視型)
楽天バランスファンドが3パターンもあって悩んでいる方の参考になれば幸いです。
楽天・インデックス・バランス・ファンド(債券重視型)の紹介
債券重視型というだけあって、かなり防衛的なポートフォリオです。株式30%、債券70%とう割合自体は悪くないと思います。
信託報酬はクラス最安とまではいきませんが、年0.2646%(税込)です。株式のリターンを期待しつつ、暴落時には債券でしっかりと守りを固める投資信託です。
株式部分はバンガード社がETFで運用している全世界株式(VT)を利用、債券部分はバンガード・グローバル・ボンド・インデックスファンドという投資信託を利用したファンドオブファンズです。
正確にはETFも使っているので、ちょっと珍しいタイプになります。
商品紹介としては、別記事で力を入れてご紹介しています。もし良ければご参考に。
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楽天バランスファンド債券重視型は誰に売りたいのか
もちろん、株式比率を低く防衛的な投資をしたいという人は多いと思います。
私も生活防衛費とか全てひっくるめると株式比率は低くなります。とはいえ、積極的にこの商品を選んでいく人は少ないでしょう。
下記画像は純資産の推移です。楽天投資顧問商品紹介からの引用になります。
純資産は順調に伸びています。2018年10月の株式急落をうけて純資産が伸びていますね。しかし、絶対的な金額は2018年11月22日時点で約6800万円です。ちょっと少なすぎますね。
望んで買う人は極一部の人に限られそう
良くあるリスク資産の保有率だと、債券を100-年齢の割合で保有しましょう的なことを書いていますが、これだと70歳くらいの人が持つポートフォリオになっちゃいますよね。
自動リバランスもあって便利なのですが、現在70歳の人がこの投資信託を探して買うとは思えないし、つみたてNISA等で投資を始める人が買うとも思えません。
年金を貰い始めるころにiDeCoでスイッチングとか出来たら良い商品ではあるんでしょうけど。。
そこそこお金が貯まっている人であればVYMとBNDを保有しながら配当金+年金で慎ましい生活も可能だったりします。5000万円くらいあれば何とかなりそうな感じです。取り崩して良いなら3000万円くらいからでも大丈夫そう。
【結論】楽天・インデックス・バランス・ファンドは均等型だけで出すべきだった
結論としてはセゾングローバルバランスファンドや世界経済IFといった債券を含めた全世界投信と真っ向勝負をする商品として出した方が、悩む人も少なく純資産も安定していたと思います。
先行している2つの投資信託は、古いので信託報酬は高いのですが、純資産は減ることもなく安定をしています。長期投資として望まれている商品という事でしょう。
商品やコンセプトは非常に良い商品ですが、管理人としては3タイプに分散をしたのが残念です。
株式と債券の比率を30~70%で運用するというのは、バフェットの師匠筋にあたるベンジャミン・グレアムの「賢明なる投資家」でも書かれている推奨ポートフォリオです。
買うとお高いので、興味ある方は図書館でのご利用をオススメします。
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