仕事をしていると、強い口調で説教(指導?)してくる上司っていますよね。怒られて喜ぶ人は少ないのに。
何でこんなに言われないといけないの?というかパワハラでは…?
みたいな事で悩む人は多いと思います。というか、私の話だったりします。
実際にビジネスでも役に立ちますし、仕事の人間関係を少しだけ円滑にしてくれます。勿論、人間力のある人が使えば効果絶大です。
いろいろ疲れてしまったり、嫌な事があったりした人が、私と同じように心がちょっとだけ軽くなれば幸いです。※1分くらいで読み終わります。
「人の立場に身を置く」とは
デール・カーネギー著「人を動かす」にある言葉です。
本書からの引用です。
本書から〝常に相手の立場に身を置き、相手の立場から物事を考える〟という、たった一つのことを学びとっていただければ、成功への第一歩が、すでに踏み出されたことになる。
引用元:デール・カーネギー人を動かす
私の場合は、単純に相手が私の立場に身を置いて話せていないだけだ、と考えると同時に、自分もまた相手の立場について考えられていないあなぁ、という落としどころに使っています。
実際に、仕事でバタバタしていたりお客さんのクレーム対応でイライラしている事があったりすると、人への余裕が無くなってしまう事があります。
私がキツい事を言われてしまったり、何か相手が納得していない時などは、そう考えている間に少しずつ冷静になっていけます。
※全てに通用するものではありません。なので少し円滑にくらい、と書きました。
ある程度、相手の立場にって考えて、それでも効果が無い場合はスパッと諦めるように心掛けています。全ての人間を満足させるなんて無理、くらいのスタンスです。
相手の好みを考えて話をする
アメリカ人の本ですので、下記のような説明の仕方も出てきます。個人的には好きです。
夏になると、私はメーン州へ魚釣りにいく。ところで、私はイチゴミルクが大好物だが、魚は、どういうわけかミミズが好物だ。だから魚釣りをする場合、自分の好物のことは考えず、魚の好物のことを考える。
イチゴミルクを餌に使わず、ミミズを針につけて魚の前に差し出し、「一つ、いかが」とやる。人を釣る場合にも、この常識を利用していいわけだ。
引用元:デール・カーネギー人を動かす
要はこちらが話すときは、相手が食いつく話題を出す、これだけです。
こちらは社内でも有効ですし、私のような営業職の人間にも役立ちます。ほとんど雑談でお客さんの好きな話を聞いて楽しめる人はオススメ。
実際に仕事の受注は電話で終わるのが大半だったり。客商売だと、話をしやすい人というのは自分の好きな話題を聞いてくれる人という感じですね。
おわりに
お恥ずかしながらカーネギーの「人を動かす」は自己啓発本だと思っていました。。
何かのきっかけで図書館で手に取ったら、面白過ぎてそのまま借りて帰ったくらいです。冒頭の「人の立場に身を置く」も、本を読みだして早めに出てくる言葉です。
人を動かす三原則の一つです。残りは「盗人にも五分の理を認める」「 重要感を持たせる」です。
自己啓発本というより、人に好かれるための本という感じです。私は人間関係で嫌な事があったら、読み直したりしています。
こういった時にはスマホでサクッと読めるkindleは最強です。本派の方は、今だと安い文庫版もあるようです。
関連記事です。
カーネギーつながりです。精神的に安定したい人は「人を動かす」よりも「道はひらける」の方がおすすめです。
どちらも名著なので、まずは図書館で借りてみるのが良いです。
意外と読まれている記事