「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2018」というイベントがあります。
証券会社の売りたいものではなく、自分たちが本当に良いと思う投資信託を選ぼう!という年に一度のいわばお祭りです。
管理人が思っている2018年時点でのオススメ投資信託と、Fund of the Year 2018がどのようなものか。参考になれば幸いです。
「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」とは?
投資信託について一般投資家の目線でつねに考え、情報を集め、ブログを書いている投信ブロガーたち。投資信託の事情通である彼らが支持する投資信託はどれか?
証券会社の宣伝やうたい文句にまどわされず、自分たちにとって本当によいと思える投資信託を投信ブロガーたちが投票で選び、それを広めることで「自分たちの手でよりよい投資環境を作っていこう!」というイベントです。
2007年より行われており、なんと今年で12回目のイベントです。初年度は20名の投資ブロガーから始まったものが、今では毎年のお祭りになっています。
投資と合わせて続ける事の大切さと、運営委員長のrennyさんや運営委員の皆様には感謝とともに応援をしております。
応募期間や投票資格など
- 投票期間:2018年11月1日(木曜日)から11月30日(金曜日)まで
- 投票資格:“投信ブロガー”であること。2018年9月30日までにブログを開始していること。投信ブロガーか否かの判断は運営委員会が行う
- 対象投信:2018年10月31日までに設定された投資信託(ETF含む)。海外籍ETFについては、日本の証券会社を通じて買付可能なものを対象
- 投票方法:投票者一人について5ポイントを持ち点とする。この5ポイントを1つから5つまでの投資信託に振り分けて投票
1つの投資信託について1~5ポイントまで点数を付ける事が可能です。5ポイントを1つのファンドに集中させても良いし、3つ選んで振り分けをしても大丈夫です。
毎年、結果をさらっと見ているのですが、いざ自分が投票となると結果が待ち遠しいですね。
2019年1月13日(日)に「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」でイベントとして開催されて結果発表がされます。
当初20名から発足したネット上でのイベントが、いまや会場での発表になるなんて凄すぎです。
当ブログからエントリーしたものは3つ
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)
- 楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)
上から3点、1点、1点と投票しました。
2019年に自分が「つみたてNISA」で実際に投資するS&P500投信に3点、当ブログより投資を始めるのに選びやすいバランスファンドとして各1点という組み合わせです。
それぞれには思い入れもあり、記事にもしております。もし気になる投資信託であればご参考までに。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
まさかeMAXIS Slimシリーズでこの指数を持ってくるとは思っていませんでした。登場していなかったら楽天VTI投信にしていました。
- ETFを介さず現物運用の投資信託
- 2018年10月31日時点で純資産額60億円を超えている
この2点から、こちらを選びました。どちらも優れた指数へ連動する商品です。正直いうとどちらか悩んでいる時点で、あとは個々人の現金比率と続けるかどうかだけの世界と思います。
関連記事eMAXIS Slim米国株式(S&P500)はおすすめ投資信託なのか
当初はマザーファンドの規模が分かりませんでしたが、今となっては安心できる規模です。
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)は?と思う方もいるかも知れませんが、私の好みを優先しております。上位に出てくるのは間違いないでしょう。
ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)
伝統的4資産へ各25%ずつ均等に投資をしてくれる投資信託です。信託報酬は激安の年0.159%(税抜き)となります。
楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)
株式50%、債券50%に均等に投資してくれる投資信託です。
株式部分は全世界株式(VT)と同じ構成です。先進国、新興国を含め株式市場の98%、約8,000銘柄に投資をしてくれます。まさに全世界。
債券部分は主要国ほとんどと言って良い71国もの国債、社債に分散されています。債券については為替ヘッジがかかっており、為替リスクの心配はありません。株式部分で通貨分散は十分できています。
信託報酬は圧倒的激安とまではいきませんが、年0.2446%(税込)です。全世界への分散を信じるかどうかで選ぶのなら、この商品以外はありません。
どちらも株式50%、債券50%で運用されて自動リバランスをしてくれます。
2018年10月は相場の急落がありました。そういった時に、株式がもう少し下がってから買い増しをしようと思っても、人間の心は簡単に出来ておりません。
多少のコストをかけても自動リバランスにお任せする方が、長期で見た場合、ほとんどの個人投資家にとって良い結果を出すと思っています。
私は既に株式中心の海外ETFや投資信託を保有しているので、年末にリバランスをしています。投資に興味があれば楽しい作業ともいえますが、正直オススメはしません。
個人的には楽天インデックスバランスファンド(均等型)が好みですが、売れ行きを考えると不安が残ります。
ニッセイ4資産均等型はGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の年金ポートフォリオと近似しているので、選ぶとすればこちらになります。GPIFは世界最大の機関投資家です。
本当に甲乙つけがたい投資信託です。
関連記事ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)は長期投資に最適の一手
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どっちも商品違うだけで同じやん、と思ってしまいますが、悩んだら迷わず選んで大丈夫な投資信託と思って下さい。
楽天インデックスバランスファンド(均等型)の売れ行きが心配と書きましたが、つみたてNISAで出しているので、金融庁に喧嘩を売って途中償還というのは考えにくいと思っています。
アンケートにも答えました
またFund of the Year 2018の応募だけでは無く、「リーマンショックから10年」というアンケートも実施しており、こちらも回答をしました。
こちらの発表も楽しみにしています。
おわりに
何でもチャレンジしてみるのは良い事と思い投票しました。
12年前と比べると投資環境や商品は非常に充実しています。投資もiDeCoやつみたてNISAを介して一般的になってきたと感じます。
とはいえ、リスクを負うのは個人投資家です。こういったイベントを通じて、個人の声が広がってもっと良い環境になっていくと素敵ですね。
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