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投資初心者が「ウォール街のランダムウォーカー」を楽しく読む方法

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投資を考えているとオススメ本の中に必ずといっていい程「ウォール街のランダムウォーカー」が出てきます。

名著ではありますが、実際に本屋で見てみると分厚さから敬遠したり、図書館で借りたものの少しみただけで難しそう。面白くない。自分には向いていないかも、と読むのを諦めた人も多いかとお思います。

まぁ、いきなり株式投資の二大流派「ファンダメンタル価値」学派VS「砂上の楼閣」学派みたいなタイトルから始まるので難しそうです。私も当初、そんな風に思いました。

 

でも、そんな心配は不要です。
適当に3ページほど読み進めると、すぐに面白そうなワードが出て来ます。

 

【サルにもできる株式投資】

 

ちょっと面白そうなキーワードではありませんか?

面白そうに思えた方は楽しく読む事が出来ますので、私が面白く読めるように何点かポイントをご紹介します。様々なブログで紹介され讃えられている名著です。読んでおいて損はありません。

※ちなみに紹介しているのは原著第11版(2016年発売)になります。

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サルにも出来る株式投資?(通称サルダーツ)

いきなりマルキール節が全開です。

ざっくり書くと、エリートである証券アナリストが念入りに選んだ複数の株式銘柄と、目隠ししたサルに新聞の相場欄に適当にダーツを投げさせても、運用成果は大して変わらないというものです。

厳密な測定は少し違いますが、この時点で面白いと思えばグイグイ読み進める事が出来ます。

 

多少は難しい用語が出て来ますが、スルーしてOKです。

 

初っ端から本を書いているマルキール氏が証券アナリストとサルの運用成績が大して変わらないと言っているのです。理解しないまま読み進めても、投資の運用成績は大して変わりません。

いきなり面白い内容が出てくるのですが、今度は真面目な内容に入ります。

 

投資と投機の違いです。

サルダーツの話を楽しく読めた人は読み進められるかもしれませんが、正直くどい部分もあるので、面白そうな部分だけ摘み読みでも十分です。

複数回読んでいる事もありますが、序盤で飽きてくる部分もあります。

しかし、何年にも渡って読み続けられている良書です。

ちゃんと盛り上がる部分が用意されていていますし、人の心をつかむタイトルが用意されています。

例えばコレ。

第2章 市場の狂気

一〇月は株式投機を行うには、特に危険な月の一つである。それ以外にも特に危険な月としては、七月、一月、九月、四月、一一月、五月、三月、六月、一二月、八月、二月があげられる(マーク・トゥエイン『間抜けのウィルソン』より

本書より引用

ウィットに飛んでいます。こういった興味のありそうな部分を読み進めるだけで十分です。

 

ちなみに、最初の方は、ひたすら過去のバブルが書かれています。

私はここらへんの話は結構好きだったりします。人間、いつの時代になっても進歩していないな、と。

好きで無い人は飛ばしても全然余裕です。

あと、アメリカ株式の話ですので、馴染みの無い銘柄が書かれていたりしますが、適当に読みましょう。面倒ならここも飛ばしても構いません。

大丈夫です。あなたの投資に対するリターンは、私もサルもエリート証券マンもさして変わらないのですから。

 

時折、マクドナルドやウォルトディズニー等の名前も出て来ます。ポラロイドとか出て来ます。(若い人はポラロイドは知らない人もいるかも知れません。)

知っている会社だと興味が沸きやすいので、そういった部分だけ読むのも良いです。

 

挫折せずにウォール街のランダムウォーカーを面白く読むコツ

本書は大きく分けて4部構成になっています。

第1部、株式と価値。
第2部、プロの投資家の成績表
第3部、新しい投資テクノロジー
第4部、ウォール街の歩き方の手引き

読み方のコツとしては、図表等がある部分は比較的面白い部分や個人投資家に特に重要な内容が書かれています。

例えば、こんな感じ

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このような図や引用が出てくると、重要な部分ですし、実際にリターンを得るために何を理解しておくのかが分かりやすいので、自然と興味が出てきます。

上記の図では、アメリカ株だけでなく他の先進国の株も一定量保有するとリスクが減ってリターンが高まる事を紹介しています。

 

あと、Kindleの利用が前提となりますが、便利なものが検索機能です。

例えば、私が気に入っているフレーズに「バック・ミラーだけを頼りに運転するのは危険だということだ」があります。

 

そんな場合はミラーで検索すると

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このような感じで即検索が出来て便利です。何度も繰り返して読むならKindle本をおすすめします。

 

ダウの犬が気になったら、犬と入力すると

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こんな感じです。

 

色々な本を読むよりも、検索を使ったり付箋を貼りながら、この一冊を繰り返し読む方が将来の利益は確実に高まります。お値段以上の価値は確実にあります。

 

マルキール氏の強い書き方が合わない、という人もいるかも知れません。

 

そういった場合は、この本を繰り返し読んだ人の中で、経済的自由を達成した人の本やブログを読むのが有効です。実践した経験談を初心者にも分かりやすく書かれています。

 

ただし初版が1973年というにも関わらず、いまだに歴史の中に埋もれず輝き続けている本を持っておく、という事は今後も長期投資をしていく人にとってもプラスになります。

 

その他キャッチーなタイトルと画像

【リスクは投資期間に依存する】

株式株式といっておいて、投資期間に依存って何?とか思うかもしれませんが、次のページには図表が出てきます。

いわゆる重要で面白い部分です。下の画像を見ると、図表を見ると即分かるというのが納得頂けるかと。

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何を表しているかというと、株式投資は長く持てば持つほど、損失の確率は減りリターンは安定する、という事です。

 

他にも読んで「なるほど!」とか、「これはすぐにでも投資を始めよう!」とか思わせる文章もたくさん出てきます。

ゆっくりで良いので、流し読みをしながら暇な時に何度も読み返す。難しそうと思った人や、敬遠していた方が一度読んでみようかな?となれば幸いです。

 

まとめ

  • ウォール街のランダムウォーカーは1973年初版発行後、今も輝く名著
  • 反面、分厚く難しそうで敬遠している人もいるかも知れない
  • まずは興味のある部分を摘まみ読みでOK
  • 図表がある部分は重要かつ面白い情報が多い
  • kindle本で買うと検索が出来て便利

 

kindle本の方が若干安い事と、検索機能の便利な事から、kindle本をオススメします。

私はスマホで気軽に読めているので便利です。記事内容もkindleアプリで検索やチェックしたりして書いてます。。

まずは基礎からガッツリ固めたい人にも良いですし、息の長い投資期間を考えると必ず来るであろう相場の急落に心がやられます。

そんな時にスマホで聖典ともいうべき本書を読めるのは大きなメリットと思います。投資セミナー等に行くよりは時間や交通費を考えると、きっとあなたのお役に立つはずです。

 

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資産運用まとめ
初心者向けや株式の基礎など、カテゴリー分けしていますので必要に応じてお使い下さい。2018年9月13日更新しました。

資産形成まとめページもあります。少額投資もありますので興味がある方が読んでいると頂けると幸いです。

この記事を書いた人
ななし

1976年生まれ、超就職氷河期世代のインデックス投資家。投資情報を中心とした当サイトの管理とWebライターをしております。自己紹介は「ななし」をクリックで。

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