以前の記事で株式投資で利益を上げる方法を書く、と書きました。その続きになります。
内容は株式運用で利益を上げる方法、というお話しです。
株式投資に興味がある、投資を考えているという人に最適な方法です。
株式投資で利益を上げる方法
まず結論から。
これにつきます。一般的にインデックス投資。パッシブ運用と呼ばれるものです。株式投資やインデックス投資をされている方には当たり前かもしれませんが、投資の世界で平均をとる事の難しさもご理解頂いているはずです。
以下は、投資をまだしていない人や、いずれ大きくなる子供に向けての記事です。ざっくりとした感じでイメージして頂けると幸いです。
株式を持つという事
元々、株式投資の前は貴族や資産家階級が一人で貿易船へ投資等をしていました。利益は独り占めですが、リスクも非常に大きく小金持ち程度では参加できないビジネスでした。そこを資本を出し合い、出資分に応じて分け前を貰う、というのが株式の始まりです。
今では株式会社は当たり前になり、誰でも投資が出来るようになっています。ただし、大航海時代と変わらず倒産によって全てを失うというリスクは常についてまわります。
身近な例で私を出すと、2010年12月の冬のボーナスで当時世界最大の電力会社を買った私は約3か月後に90%落ちを経験しています。幸い分散投資をしていた事、たいした金額では無かった事で大事には至っていませんが、その会社をメインで持っていた人はとんでもない事になったでしょう。。
卵を一つの籠にもるな、という諺は今なお生きています。ですので、出来る限り投資先を分散する事が正解となります。
インデックス投資とは
インデックス運用
あらかじめ定めた指数(インデックス)の動きに連動することを目指す運用スタイルのこと。-コトバンクより引用-
ハリー・マーコウィッツさんという人が、卵は一つの籠に盛るな、を数学的に証明します。サングラスで儲ける店と傘で儲ける店を分散して持てば、どっちかが転けても儲けが出る、みたいな感じが良く出てきます。
また、ウィリアム・シャープさんという人が資本資産評価モデルというもので、証券投資のリスクは取り除ける部分(銘柄の分散)と取り除けない部分(バブル崩壊で日経平均全体が下がる)があるという研究を発表します。
これ以上の事が様々にあるのですが、最適解として、株式市場全体へ投資をすれば倒産する事はないのでバブル崩壊等の市場リスクだけを引き受ける投資法が出てきます。もう少し詳しくとなると下記の本となるのですが、中学生には無理かも。
資本主義経済が続く限り未来も期待をしても良いでしょう。日本でいえば日経平均やTOPIXといった言葉がニュースで流れています。
株式としての瞬間的な儲かるか儲からないかといったリスクを取る必要はありますが、例えば東証一部上場全体や、アメリカ全体、世界全体に株式投資する方法はあります。
アメリカ株式全体や世界株式全体に連動するように運用している投資信託があります。これを利用することで誰にでも簡単に分散投資をする事が出来るようになります。
自分で調べた儲かりそうな会社を分散投資、という方法もありますが、私の電力株という事例もあります。この株が儲かるはずだ、と世界トップクラスの優秀な人間が相場の世界で勝負をした結果が市場平均というものです。
普通の人間が勝てるはずもないので、まともに勝負せずにタダ乗りをするというのがインデックス投資という事になります。平均でも長い目で見れば右肩上がりな図を用意しておきます。
平均といっても、株式会社は株主の為に利益を出すことが唯一の使命です。アメリカの過去200年の平均リターンは6.8%でした。下の図は低く見積もって5%にしたものです。
世の中には金利というものがあり、銀行にお金を貸すだけで決まった利子を貰う事も出来ます。アメリカの長期金利は現在3%を若干下回るくらいです。
ということは…
個々の会社が出来る出来ないは別として、会社全体の平均を見れば歴史はそれを上回ってきています。
もうひとつ参考の画像を出します。数多くの株式を分散して保有する事で、長期で保有をすれば元本割れのリスクが減り、リターンは安定をするという事です。何度も出てきますが、それだけ重要であり、長期投資の根本となるものです。
その点を踏まえて、60年後の計算をした図になります。金額は30万円とありますが、3万円、3千円の場合は桁を減らせば同じです。
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50年目あたりは約10倍になっていますね。あなたが社会人になって月3万円を積み立てたら、老後には毎月30万円という計算も可能なのかも知れません。
複利計算機のサイトは面白いので、もし良ければ数字を変えて遊んでみて下さい。
外部リンク
関連記事です。
どういった投資信託があるか。本当に市場平均で良いのか。といった参考にどうぞ。
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