※当記事は2019年2月6日時点での情報です。実際の隠れコストについては毎期の最終情報で確認する必要があります。
インデックス投資は市場に任せた運用です。信託報酬については、安いは正義です。
長期投資だからこそ、0.1%レベルでの信託報酬にこだわりたい人は多いと思います。私もそうです。
結論から言います。個人的な読みですが、ざっくり0.35%と見えておけば良いかと。
以前、読者の方から質問も頂いた事もあります。良くも悪くも話題性が多い楽天VTです。途中経過とはいえ、実質コストが気になる方も多いでしょう。
当記事が楽天VT投信を保有している方の参考になれば幸いです。
楽天VTの半期実質コスト
楽天投信投資顧問株式会社が2019年01月31日に発表した運用報告書「1万口当たりの費用明細」の経過についてからの画像引用です。
非常にざっくりとした計算になりますが、ほぼ半年の実績ですので緑で線を引いた部分(0.127)を倍にします。
0.127×2倍=0.254%が一年でのコストになります。ここに本家VTのコスト(経費率)がかかりますので、合計0.354%が実質コストと概算と思っても大きく外れる事はないでしょう。
昔の記憶ですので怪しい部分もありますが、VT自体が海外ETFで買えるようになった時の経費率が0.3%程度だったと思います。
それを考えると、投資信託の方が手軽で良いとも思えます。
楽天VT自体は非常に分かりやすいコンセプトの商品ですので、一喜一憂する時期は終わったのかも知れませんね。
ライバルのeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)とは、小型株まで含む楽天VTが好みかどうかで選んでも問題ないでしょう。
どちらを選んでも非常に優れた商品である事は間違いないのですから。
楽天VTの実質信託報酬が高いと騒がれた要因を振り返る
画像は楽天投資投信顧問のPDF資料より引用
最強と思える楽天バランスファンド均等型の純資産が2億円で唖然としたという記事でも紹介しましたが、純資産が少ないうちはファンド全体で見ると本家VTの買付手数料が大きく出てしまう事が原因でした。
100億口増える度に手数料が100かかるけど、全体が5000億口とかになった時には100億口追加になった時の手数料100は許容範囲でしょう。と勝手に理解しています。
楽天VT投信は非常に分かりやすく、人気もある投資信託です。時間とともに、この問題は落ち着いてくると思います。
海外ETFであるVTの経費率(投資信託でいう信託報酬)の部分は完全に透明です。売買コスト等を含めたものになりますので、かなり実質コストが見えやすくなってきました。
2019年2月5日時点での純資産は179億円です。つみたてNISAでの人気を見ていると、ここからの伸びも含めるとひとまず安心が出来る金額と感じます。
画像は楽天投信投資顧問より引用です。
まとめ|信託報酬よりもリスク管理
- 楽天VT投信の半期コストが発表された
- 単純な半年コストを倍にして計算したところ0.35%前後と想定
- 純資産も順調に増えていて今後も安心できる状況が見込まれる
信託報酬問題はひとまず落ち着きを見せるでしょう。
個人的には信託報酬で心配するより暴落時に慌てないように、しっかりリスク管理をする方が重要かと思っています。
20年間保有できる商品に投資をして、自分のリスク許容範囲内で長く続けて将来のリターンを期待したいですね。
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