読者様より個人向け国債について質問をいただきました。
初歩的なことかも知れませんが、記事にて回答させていただきます。
もし良かったらお付き合いください。
【利付とは?】個人向け国債について教えてください
まずは読者様の質問から。
いつも楽しくブログを拝読いたしております。
62歳代男性、総資産○○○○万です。
持病があって、45歳ごろから現在に至るまで短時間アルバイトで生活しております。
ひとつ質問させてください。
無リスク資産の置き場所として、
ななしさんの記事の中に出てくる「個人向け国債(10年変動)」を買おうかなと思って
SBI証券の中でみてみたら、
「個人向け国債(10年変動)」というものは無くて
「個人向け利付国債(10年変動)」というのを見つけました。
「利付」という言葉が気になるのですが、
ななしさんの記事に出てくる「個人向け国債(10年変動)」と同じものと理解すれば良いのでしょうか?
いつもブログのご贔屓ありがとうございます。
「個人向け国債(10年変動)」とSBI証券の「個人向け利付国債(10年変動)」は同じもの

財務省の個人向け国債(10年変動)

ただし、1年間は解約不可、それ以降は途中解約した場合、直近2回の利子がペナルティとしてかかりますのでご注意を。
個人向け国債変動10年のおさらい
個人向け国債(変動10年)の3大ポイント
① 「変動金利」なのでインフレ・金利上昇に強い
世の中の金利が上がると、それに合わせて半年ごとに受け取れる利息が増えます。「せっかく買ったのに、後からもっと金利が良い商品が出て損をした」という後悔が少ない仕組みです。
最近ではネットバンクなどの定期預金のキャンペーンより金利が高く、他でお得なキャンペーンやってないかな、と探す手間も減りました。
② 「元本割れ」が絶対にない最強の無リスク資産
国が発行しているため、銀行が破綻するよりもリスクが低いと言えます。
さらに、発行から1年経てばいつでも国が額面(投資した金額)で買い取ってくれるため、株や普通の債券のように「売ったらマイナスになった」ということが起こりません。
③ 最低金利「0.05%」が保証されている
どれだけ世の中の金利が下がっても、年0.05%の金利は必ずもらえます。
銀行がマイナス金利になっても最低が決まっています。
デフレ時代に戻るイメージはありませんが、こういった仕組みは個人向け国債変動10年だけのもので、もし銀行や企業が買えるなら、喉から手が出るほど欲しい商品かも。
メリット
-
1万円から買える: 少額から始められ、ネット証券で手軽に購入可能。
-
預金より高金利なことが多い: 2026年現在、金利上昇に伴い、適用利率が1.5%前後(税引前)まで上がっており、多くの銀行預金より有利。
-
中途換金が柔軟: 1年経てばペナルティ(直近2回分の利子を返すだけ)はあるものの、いつでも現金化できる「ほぼ現金」としての安心感がある。
デメリット
-
1年間は引き出せない: 購入後1年間は、原則として中途換金ができません(災害時などは除く)。
-
金利が下がると利息も減る: 変動金利なので、将来的にデフレや低金利政策に戻れば、もらえる利息は最低保証の0.05%まで下がる可能性があります。
-
資産を「爆発的に増やす」ものではない: あくまで「資産を守りながら、少し利息をもらう」ための商品です。インデックス投資のような高いリターンは期待できません。
どんな人に向いている?
-
「絶対に減らしたくないお金」(教育資金、数年後のリフォーム費用など)の置き場所に困っている人。
-
株などのリスク資産の割合が高くなりすぎ、「無リスク資産」の比率を整えたい人。
-
銀行に預けっぱなしにするのがもったいないと感じているが、損をするのは嫌な人。
まとめ
ポートフォリオのリスクを薄めたりコントロールするため長期投資の守備の要として使える商品。
1年経てば元本割れせず、金利上昇の恩恵も受けられる、日本で最も安全な無リスク資産のようなもの、と考えると良いかもですね。
ちなみにSBI証券のページを見ていたら、個人向け国債ではない窓販も出ていました。
こちらも紹介しておきます。
ちなみに新窓販国債(まどはん)という別物があるので注意

名前が似ているので、個人向けとついているかどうかを必ずチェックしてくださいね。
こちらの利付債券は一般的に「新窓販国債」や「利付国債(普通国債)」と呼ばれるもので、これを選んでしまうと、運用上大きなリスクを背負う可能性があります。
主な違いは以下の3点です。
1. 「変動金利」か「固定金利」か
-
個人向け国債(変動10): 半年ごとに金利が見直される変動金利です。今後、世の中の金利が上がれば受け取れる利息も増えます。
-
第382回利付国債: 満期までずっと固定金利(2.4%)です。
変動と書いていないので、固定10年の商品ですね。
変な社債を買うより良いですが10年満期である点は注意が必要。あと、個人向け国債のような元本保証での流動性はありません。
2. 元本保証の仕組み
-
個人向け国債: 発行から1年経過すれば、国が「額面(投資した金額)」で買い取ってくれます。1年経過後はいつ解約しても元本割れしません。
-
第382回利付国債: 満期(2036年)まで持てば元本は戻りますが、途中で売りたい場合は、その時の「債券市場の価格」で売却することになります。金利が上昇すると債券価格は下がるため、途中で売ると元本を大きく割り込むリスクがあります。
つまり普通の生債券ですね。。
3. 申込単位
-
個人向け国債: 1万円単位。
-
第382回利付国債: 5万円単位。
ここでも少し差があります。
たぶん、個人向け国債と書いているので間違える人はいないとは思いますが注意しておきましょう。
というワケで、長くなってきたので、そろそろ終わりにします。
金利のある世界に戻ってきました。
こういった局面だと個人向け国債変動10年は強いですね。
もし暴落がきた場合、直近2回の利子を捨ててリバランスも可能。(直近2回の利子より株価下落のほうがダメージが大きいので利子は諦める。)
ネットバンクの定期預金でも良いですが、1年以上使わない資金がある場合、個人向け国債変動10年も個人的にはおすすめの商品です。
うまく使うことでポートフォリオのリスクを抑えることができますので。
というワケで今日は【利付とは?】個人向け国債について教えてくださいというお話でした。
株価は調整終了なのか年初来くらいに戻ってきましたが、下落局面だと個人向け国債や無リスク資産があるとメンタルに優しいです。
今後も大変な時期があるかもなので、自分のリスク許容度を見つけつつ、ともに頑張っていきましょうね。
お読み頂きありがとうございました。
応援クリックをして頂けると毎日更新する励みになります。
にほんブログ村
何だかんだで個人向け国債の金利が上がってきたから無リスク資産の置き場として優秀よな、という読者様からの応援ポチをお待ちしております。強気相場のいま、リスク調整用のアセットとして優秀と思っています。

意外と読まれている記事