読者様より55歳リタイアの相談をいただきました。
自分一人で切り詰めればリタイアはできるけども、家族との思い出を作りながら、子どもの大学教育費を準備しようとすると一気にハードモードとなりますね。
管理人が狙っている55歳セミリタイアにかなり近いので、自分事として捉えつつ、考えてみたことなどを記事にて回答しました。
もし良かったらお付き合いください。
【55歳FIREの壁】家族の思い出と大学教育費の『ダブルパンチ』をどう乗り切るか【読者質問】
読者様の質問とスペック
まずは読者様からの質問。
ななし様、いつもブログを拝見しております。資産形成について色々な記事を見ましたが、自分の条件に当てはめようとするとなかなか難しいものがあります。
FIREを目指すにあたり、具体的な資産形成の計画は立てているものの、55歳でのリタイアと同時期に発生する子供の教育費について不安があり、アドバイスをいただきたくご連絡いたしました。
【スペック】
- 年齢 41歳
- 家族構成 妻、子供(2歳)の3人家族
- 目標 55歳でのFIRE(リタイア時、子供は16歳)
- 収入(手取り)月々31万円、ボーナス年2回で100万円
【現状の積立額】
新NISA 毎月20万円(7.5年で満額積立完了予定)
年利5%で4,000万円 / 年利7%で5,000万円
iDeCo 毎月2万円
新NISA満額積立後から毎月5万4千円
年利5%で1,100万円 / 年利7%で1,500万円
55歳でFIREした場合、子供が16歳となり、高校・大学と最も教育費がかかる時期に突入します。新NISAの積立完了後(55歳までの約7年間)に、教育費を含めたキャッシュフローをどう確保し、計画の確度を高めていくかに不安があります。目標を達成するため、教育費の準備と資産運用を並行して行うためのアドバイスをいただけますでしょうか。(教育費の目標額や、積立方法など)
生活費は月20万円、60歳でiDeCo受け取り、65歳で年金受け取り(約10万円)予定のため60歳以降の不安はあまりないと感じてます。退職後に不足があれば新NISA取り崩しか勤務を継続するしかありませんが、出来る限り現金貯金で対応したいと思ってます。
すみません、本日相談メールを送ったのですが、肝心の現金についてあまり記載していませんでした。生活費20万円ですが、共働きのため負担分は半分の10万円となります。
なので、新NISA積立後は月15万円、ボーナス100万円。年間280万円が貯金可能。7年で1960万円。みなし公務員のため退職金制度は廃止にならない筈で、約800万円程度と見込んでますが不確定です。
この中から55歳からiDeCo受け取りまでの生活費600万円と教育費や塾、習い事や旅行などを捻出したいと考えております。ななし様と同様、子供が小さいうちはレジャーや旅行など思い出作りは大事と考えていますが、それを見込むとかなり厳しい数字になりそうです。
万が一には奥さんの貯金から捻出してもらうことも可能ですが、自分の希望しているプランのため、出来る限り自分の収入で達成可能な計画をたてたいと考えております。長文でかなり私的な相談ですが、アドバイスを頂ければ幸いです。
ご質問ありがとうございます。
将来の老後資金を準備しながら、子どもの教育費を準備しつつ、家族との思い出を作っていこうとなると、恐ろしく難易度が上がりますね。
自分一人なら何とでもなるけども、家族のことを考えるとインデックス投資をしていても厳しいというのが一般的な状況では無いでしょうか。
ただ、家族がいるから日々頑張れるという面も大きいです。管理人は独身だったらこんなに頑張れませんでした。。
さて、毎度のことですが、管理人の国語力(そして今回は算数も)は壊滅的です。もし、理解に相違がありましたらスミマセン。
ただ、目標としている55歳でのリタイア、子どもが一人で学費の工面は大丈夫か、家族との思い出は大事にしたい、という状況はけっこう似ているので、自分ならこうするなぁ、ということを中心に回答していこうと思います。
結論:55歳でのリタイアは十分できると思う

結論から書くと55歳でのリタイアは十分可能と思います。
まずは状況を整理します。(算数ができていなかったらスミマセン。)
| 項目 | 積立期間 | 55歳時点の想定資産額(概算) | 備考 |
| 新NISA | 41歳〜48.5歳(7.5年) | 4,000万円(年利5%)〜 5,000万円(年利7%) | 積立完了後も運用は継続 |
| iDeCo | 41歳〜55歳(14年) | 1,100万円(年利5%)〜 1,500万円(年利7%) | 60歳まで取り崩し不可 |
| 合計(運用資産) | – | 5,100万円〜6,500万円 | FIREの基盤となる資産 |
| 現金貯蓄 | 48.5歳〜55歳(7年) | 1,960万円 | 年間280万円積立。ここから教育費・生活費を捻出 |
| 退職金 | – | 800万円(見込み) | 不確定要素あり |
55歳時点で5100万円の資産があり、退職金が800万円見込める。
子どもの学費として1960万円見込み。
ぱっと見、十分過ぎる金額かと。
問題は現金貯金+退職金の2760万円で教育費、レジャーを賄えるかどうかですよね。
まずは一番懸念になりそうな教育費を出してみました。
| 費用項目 | 子供の年齢 | 発生時期 | 概算目安 |
| 高校費用 | 16歳〜18歳 | 55歳〜58歳 | 約300万円(私立) |
| 大学費用 | 19歳〜22歳 | 58歳〜61歳 | 約800万円(私立文系) |
| 合計 | – | 55歳〜61歳 | 約1,100万円 |
高校、大学とも一般的な私立として概算。
多少インフレはあると思いますが、状況次第では高校授業料無償化、大学無償化があるかも知れません。
退職金を抜きにして、キャッシュフローとして860万円があるので、ここから塾などの費用、家族でのレジャーを賄えるかどうか。
塾などの費用をざっくり計算しました。
| 項目 | 期間 | 費用(私立文系大学進学を想定) |
| 中学の塾代 | 中学1年〜3年 (高校受験) |
約100万円 (中学3年生で多めに利用) |
| 高校の塾代 | 高校1年〜3年 (大学受験) |
約150万円〜200万円 (高校3年生で予備校を利用) |
| 合計 | 9年間 | 約250万円〜300万円 |
難関校ではなく普通の文系ですが、中学1年から高校2年までは塾通い、高校3年は予備校を利用するとして、300万円くらいをざっくり予想しておくと、教育費がかかっても対処しやすいのではないでしょうか。(レジャー費を削る、老後資産を削る、副業する等。)
これで残り500万円くらい。
あとはレジャー費用をどうするか。
文部科学省の調査などによると、子育て世帯の年間レジャー費・交際費(旅行を含む)は30万円〜50万円程度が相場です。
10年程度の費用は余裕という感じですかね。
お子さんが本格的に旅行などを楽しめるのが小学生に入ってから、として、子どもが親との旅行を楽しんでくれるのが中学1~2年くらいと考えると7~8年を重点的に思い出作りにすれば十分な費用か思います。
生活費が20万円と書かれていたので、たぶん管理人と金銭感覚は近いものを感じました。それなら家族旅行もそんなに変わらない費用かな、とも。
参考までに我が家の旅行費用などを。
【おいくら?】春休み、家族3人、2泊3日で札幌旅行した金額【2025年版】
【夏休み】家族3人、4泊5日で沖縄旅行した金額【2025年版】
【おいくら?】家族3人、2泊3日で博多旅行した金額【秋の三連休、2025年版】
今思うと、今年は旅行しすぎやろ、、と思わないこともありませんが、上記3つ行っても80万円もかかりません。
近場のお出かけなどは生活費から何とかすれば十分かな、と。
子どもが泊まりの旅行を楽しめやすい、記憶に残してくれるのは肌感的に小学校3年以降かと思っています。
あと、中学生になったら部活や塾などもありますし、親といるより友達と遊ぶことを優先するケースが増えてきそう。(管理人は中学がそんな感じでした。)
実際に集中するのは4年くらいと思えば十分な余裕もありそう。ただ、中学以降は部活費用などでお金がかかるので、案外ギリギリかちょうど良いくらいかも知れませんけど。
問題は55歳時点で現金が枯渇する可能性がありますが、最大支出でこれくらいなので、まぁ、何とでもなるかと。
55歳時点で資産5000万円くらいあれば年間2%程度取り崩して生活に充てつつ、完全リタイアでなく、月数万円だけ働くだけで十分に安定した生活を過ごせるので。
ここらへんは取り崩しシミュレーションなどを使うと良いでしょう。
あとはFPさんに相談とか。
参考までに管理人が55歳セミリタイアできるかやってみたケース。
【55歳セミリタイアは可能?】スパコンさんにFP診断してもらった
ちなみに資産が3000万円くらいを超えてきたら、働いていたらどうでもなるな、という感じになるので、55歳リタイアを目指しつつ、家族への還元をしっかりしていくのを考えておくのおすすめです。
老後になって返せるものは少ないので、現役の時期も大切にしていきたいですね。これは過去の自分への自戒を込めてます。
一番大切なのは奥様と仲良くすること
読者様のプランで一番の要は奥様ですね。
共働きだと負担がかかることも多いはず。
ここらへんを上手くフォローしつつ、FIREについて理解を得る必要も大きいです。
常に感謝を忘れず、奥様への気配りしっかりするのが大切かと。
うちは毎日感謝の言葉をかけあうようにしています。(ホント、感謝しかないので。)
管理人が思ってることなだけなので、すでに実行済とは思いますが、大切にしていきたい部分です。
我が家は妻が専業主婦ですが、今の資産があるのは妻が頑張ってくれたこと、家族が健康であることが大きいです。
自分だけで資産形成しているのではなく、家族全員で資産形成していることを忘れなければ大丈夫かと思います。(属性も素晴らしいですし、生活費もコンパクトですし問題ないかとは思いますが。)
そろそろ長くなってきたので終わりにしますね。
自分に置き換えたら十分に感じましたがいかがでしょうか。
もちろん大変な時期もあると思いますが、インデックス投資を中心に据えているのは安心感がありますね。
家族との思い出もしっかり作りつつ、すこし早いリタイアを目指してともに頑張りましょう。
お読み頂きありがとうございました。
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【おいくら?】家族3人、2泊3日で博多旅行した金額【秋の三連休、2025年版】
我が家のレジャー費用ですね。
【55歳セミリタイアは可能?】スパコンさんにFP診断してもらった
管理人がセミリタイアできるか診断してもらった結果。。。

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