高市早苗さんが自民党総裁になりました。
おめでとうございます。
自民党にあまり期待していなかったですが、媚中派議員を遠ざける体制になっているようで、これからの高市総裁に期待したい。
あと、自身はワークライフを捨てる、自民党議員は馬車馬のごとく頑張って欲しい、と物議を醸しだしましたが、政治家たるもの、この気概でやって欲しいです。
さて、高市さんと言えば金融資産課税。
こちらも株クラでは喧々諤々。
個人的には格差開きまくってるし仕方ないかな、と思う反面、やはり嫌な気持ちはぬぐえないのが正直なところ。
しかし、徐々にNISAが拡充していけば解決できるのでは?とも思っています。
仲良しのKeyさんのtweet。
金融所得課税は10%(軽減税率)から20%に戻す時にNISAが創設され、現行NISAで非課税枠が拡充された時にも金融所得課税強化は話題にあがっており常にセットで論じられる。勿論反対だけど仮に強化されるにしても、非課税枠のさらなる拡充、特にイギリスISAのように保有限度額の上限を撤廃してほしい。
— Key(ケイ)@投資大喜利おじさん (@Key_amzn8) September 29, 2025
金融所得課税は10%(軽減税率)から20%に戻す時にNISAが創設され、現行NISAで非課税枠が拡充された時にも金融所得課税強化は話題にあがっており常にセットで論じられる。勿論反対だけど仮に強化されるにしても、非課税枠のさらなる拡充、特にイギリスISAのように保有限度額の上限を撤廃してほしい。
マジでこれでして、金融所得課税を強化されるなら、対案としてNISAの拡充があれば庶民は安心して資産形成していけるのではないでしょうか。
ちなみに英国ISAは年間2万ポンド(現在のレートで400万円)、非課税期間は永久、非課税枠の上限はありません。
ただ、英国ISAも当初からこういった状況だったワケではありません。時間を掛けて少しずつ拡充されてきました。
せっかくなので、英国ISAの歴史もちょっと勉強しつつ、日本の制度がこうなれば良いなぁ、という管理人の妄想にもお付き合いください。
金融資産課税されるなら非課税枠増加もセットが当然→英国ISAを目指して欲しい
参考になったのはちょっと古いけど大和総研と三菱UFJアセットマネジメントのPDFです。興味ある方は下記よりどうぞ。
外部リンクNISAのモデルとなったイギリスのISAは今?(PDF)
外部リンク英国ISAの大幅拡充と日本のNISAの展望-大和総研(PDF)
分かりやすい画像を中心に見てみましょう。
英国ISA|非課税枠拡充の歴史
※スマホだと見にくくてスミマセン。
1999年にスタートした英国NISAは年間拠出額が7000ポンドでした。為替レートで大きく変わりますが、日本の旧NISAの年間100~120万円という感じでしょうか。
投資期間は当初10年でしたが、2008年に恒久化となりました。
10年後の2009年には年間拠出額が10,200ポンドに拡充。
移行、徐々に非課税枠が増えて、現在では年間20,000ポンドの拠出が可能です。
ちなみに非課税枠という考えはありません。
年間上限はあっても拠出上限がありません。
日本もこうなったら嬉しいですね。
参考の画像など。
こちらもスマホでは見にくいですが赤枠部分ですね。
日本でも旧NISA、つみたてNISA、現NISAのように少しずつ改善されていっているので、徐々に良くなっていって欲しい。
ちなみに英国ISAは株式だけでなく預貯金なども使える「非課税の箱」みたいな感じになっています。
英国ISAは株式だけでなく預貯金やMMFなども運用可能
これは昔読んだ本で知っていた(ボーグルのマネーの常識だった気がする)のですが、預貯金とかMMFも使えると、コレ一本で老後資産を作れますね。
英国だとETFが書いてないけど投資信託で良いですし。
また保険契約もISA口座に入れることができる様子。総合的に国民の資産形成をしていく感じ。

日本も非課税だけでなく、こういった部分を見習ってほしい。
まさに「非課税の箱」ですね。
もう少し見ていきましょう。
英国ISAと日本NISAの違いはリバランスできること|入れ物の違い
英国ISAと日本NISAの違いは箱の中でリバランスができることです。
日本もリバランスできないことはないですが、枠の制限があって、実際にやるには最速で6年目からになります。
関連記事【NISA勘違いしてた】成長枠の復活は6年目にしか意味がなかった
入れ物としての考え方が違うのですね。
- 日本NISA:購入額に限度がある
- 英国ISA:拠出額に限度がある
ぱっと見、大して違いがありませんが、画像で見ると分かりやすいです。
日本のNISAは一度売ると非課税枠が戻ってくるのは次年度以降。。これは購入額で縛っているということ。
一方で英国ISAは拠出額で縛りはあるものの、ISA口座内で運用する限りは非課税をキープできます。入れ物としてのISA口座なんですね。
ちなみに売買回数を増やすほど本来の株式リターンから遠ざかる傾向にあるので、つみたてNISAは良い制度とも思ったり。
ただ、NISA内でリスク資産のバランスを取れるのは良いですね。

年齢によってリスク比率下げるのもコントロールしやすそう。
何より凄いのは、非課税枠の上限がないので、ガンガン拠出してきた人は実際にFI(金銭的自立)してる人がけっこう出てきているようです。
超富裕層には大して影響がなく、しかし庶民はしっかり資産形成が可能。
日本だと夫婦で満額埋めても3600万円ですし、夫婦間のお金の移動には贈与税もかかるので、個人的には非課税枠の撤廃をして欲しいと思いました。
しかしNISAは本家ISAに15年ほど遅れてスタートした制度なので、徐々に使いやすくなっていく期待もできます。実際に変わってきましたし。
金融資産課税があるとしても、庶民が資産形成していくには良い制度になってくれるのを期待したいですね。
おわりに|日本NISAも英国ISAに倣って非課税枠拡充、非課税上限撤廃をしていって欲しい
ちょっと差があり過ぎですが、日本NISAが始まったのは2014年です。
今後アップデートする余地はありますね。
それには私たち現役世代が声を上げる必要も。
みんなでコツコツ頑張りつつ、非課税額上限撤廃を望んでいきましょう。
お読み頂きありがとうございました。
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金融資産課税と非課税枠上限が撤廃ができた場合は、含み益を持った資産は一旦全て利確して20%で税金を支払ったあと、投資信託に持ち替えをして、毎年NISAへ入れ替えていく、という感じになりそうです。
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