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楽天バランスファンドはホントにリスクを抑えつつリターンを取れているのか?

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個人的に楽天バランスファンドが好きなのですが、今一つ成績がパッとしません。(あと人気も出ませんねww)

ちょっと気になったのでリスクなりのリターンを取れているか調べてみました。

もし良かったらお付き合いください。

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楽天バランスファンドはホントにリスクを抑えつつリターンを取れているのか?

分かりやすく結論画像から。

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投資期間:2018年7月~2025年9月

1位: 楽天全世界株式インデックス(青線) – 約174.22%

2位: 楽天バランス株式重視型(緑線) – 約102.17%

3位: ニッセイインデックス4資産均等(赤線) – 約73.39%

4位: 楽天インデックスバランス均等型(オレンジ線) – 約62.42%

5位: 楽天バランス債券重視型(紫線) – 約28.84%

楽天バランスファンドの比較として楽天VTを使いました。

楽天VTが7年で2.7倍になっているので期間中の株式上昇が凄かったこと、また、ほとんどのリターンがコロナショック後というのも驚かされますね。

これぞ株式という感じ。

さて、気になったのがバランスファンドのリターンです。

楽天バランス株式重視は全世界株式70%、円ヘッジ世界債券30%

楽天バランス均等型は全世界株式50%、円ヘッジ世界債券50%

という比率です。

全世界株式部分はVTを買っているだけ、世界債券は円ヘッジが付いているので実質は国内債券と変わらないリターンに落ち着くはず。

イメージ的には株式重視は楽天VTの7割、均等型は楽天VTの5割くらいのリターンを期待していました。

しかし、実際には

楽天バランス株式重視型(緑線) – 約102.17%

楽天インデックスバランス均等型(オレンジ線) – 約62.42%

という感じで、株式重視は楽天VTの59%、均等型は36%程度しかリターンを上げられていません。

え、なぜ?

自分なりに理由を考えてみると債券部分が悪そうです。

  • コロナショック以降、インフレが復活して金利が上がった→債券は当然ダメージを受ける
  • 円ヘッジをしているので円安の恩恵を受けられていない

上記2点がリターンを押し下げている理由になりそうですね。

これだったら個人向け国債を保有して手動リバランスしたほうがマシという考えもできそう。

しかし、なかなか手動リバランスはメンタル含め難しいです。

参考までに円ヘッジにかかったコストを調べたところこんな感じ。

作成はGemini

為替ヘッジコストの基本的な考え方

為替ヘッジコストは、原則としてヘッジ対象通貨の金利と円の金利の差によって決まります。

  • ヘッジコストが発生する場合: ヘッジ対象通貨(例:米ドル)の金利が円の金利よりも高い場合、その金利差分がコストとしてかかります。
  • ヘッジプレミアムが発生する場合: ヘッジ対象通貨の金利が円の金利よりも低い場合、逆にプレミアムとして収益が発生します。

期間中の為替ヘッジコストの推移

  • 2018年〜2021年頃: 米国は段階的に利上げを進めていましたが、日本の金利はゼロまたはマイナス金利が続いていたため、日米の金利差は徐々に拡大しました。この時期の米ドル円の為替ヘッジコストは、概ね年率2%~3%程度で推移していたとみられます。
  • 2022年以降: 米国ではインフレ抑制のため、歴史的なスピードで政策金利が引き上げられました。これにより、日米の金利差が急拡大し、為替ヘッジコストも急騰しました。2023年以降は、年率5%〜6%にまで上昇する局面も見られました。

ヘッジにかかった推定コスト

  • 2018年〜2021年:年間約2〜3%のコスト
  • 2022年〜2025年:年間約5〜6%のコスト

うーむ、投資に万能はなく、どっちに保険をかけすぎると上昇を取り逃すし、いろいろ難しいですね。

 

では、商品が悪かったかというとそうでもありません。

リスクを抑えつつ、リターンを上げるというのは当初の目的を十分達成しているはず。ただ、比べるのが全世界株式だったから悪く見えるだけ。相対比較より絶対比較で人生を生きていきたい。()

期間中の年平均リターンをGeminiに出して貰いました。(ちょっと数字が怪しい部分あるので参考程度に。)

  • 楽天・全世界株式インデックス約 19.31%
  • 楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型):約 12.10%
  • ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型):約 9.75%
  • 楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型):約 9.43%→これは間違えてる予感
  • 楽天・インデックス・バランス・ファンド(債券重視型):約 2.83%

改めてニッセイ4資産均等型凄いなぁ。

全世界株式が絶好調過ぎただけで、バランスファンドとしては十分なリターンでしょう。

ちなみに上記は算術平均なので幾何平均も見ておきましょう。

  • 楽天・全世界株式インデックス:約 15.42%
  • 楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型):約 10.64%
  • ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型):約 8.28%
  • 楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型):約 7.12%
  • 楽天・インデックス・バランス・ファンド(債券重視型):約 2.40%

こっちのほうが投資リターンとしては正しいはず。

幾何平均<算術平均は管理人のアホな頭では説明が難しいので、いつものかず先生の動画をどうぞ。

外部リンク「算術利回りと幾何利回りの違い」「インデックス投資で複利でウハウハ?ほんまに?」「みんなが想像しているほどリスク商品は複利は効かない」(YouTube)

記事の最後にも付けておきます。勉強になるので超おすすめ。

債券&円ヘッジで失敗したのを含めても楽天バランス均等型で年リターン7.1%は破格ですね。

バランスファンドで暴落でも比較的安心してられるのに10年あれば複利で資産が約2倍に増えます。まぁ、直近の円安、株高が異常だったのが大きな理由ではありますが。

ニッセイ4資産均等型も凄まじいリターンを叩き出しています。バランスファンドなのに幾何平均リターンが完全に株式。。

GPIFが3~4%を期待しているポートフォリオで、個人的にもそれくらいの期待リターンが妥当と思うんですが、ここ数年の上昇はヤバい。反落が怖い。。

 

さて、ここまで見て管理人が思ったことなど。

 

個人的には手間と精神力がいるけど株式と現金(もしくは個人向け国債)のほうが納得感がありそう

全世界株式のリターンとバランスファンドを比べてみると、何だかんだで自分でリバランスしたほうが納得感がありそう。

現金なり個人向け国債を使えばリスクを自分の思惑通りに落とすことができますし。

楽天VT半分、個人向け国債半分だとしたら、

 楽天全世界株式インデックス 174.22%

楽天VT半分、定期預金半分 87.11%+金利

楽天インデックスバランス均等型 62.42%

くらいは狙えたワケで、ちょっと勿体ないな、と。

ただ、ここから大暴落&金利低下&円高急速巻き戻しが来たら、楽天バランス均等型が光り輝く存在にはなりそうです。

しかし、それでも単純にダメージを半減できる無リスク資産というのも十分効果があるので、自分としては株式のリターンを現金や個人向け国債でコントロールするのが好きなんだな、と改めて思いました。

ちょっと話が変わりますが、ニッセイ4資産均等型は改めて良い商品だな、とも。最大下落率も25%くらいになりそうだし、個人向け国債1000万円を70歳まで保有しておくなら、期間が20年あるのでコレに変えても良いのかも。

20年後に750万円になってる可能性はあるけど、1500万円くらいに増えている可能性もあるし、インフレ対策として考えると理想的なファンドな予感。

 

さて、話がブレてきたのでそろそろ終わりにします。

 

個人的にはバランスファンドはおすすめしたい商品ではあるのですが、直近リターンを株式100%と比べるとぱっとしない結果となりました。

まぁ、債券含んでるので金利上昇局面が不利なのは仕方ないことですけど。

しかし、超長期で見ていれば不況がきて金利低下で債券が輝く時期もあるでしょうし、何だかんだで保有しているアセットのリスク・リターンには落ち着くのかな、とも。

ちょっと興味を持って見た時期が悪かったですね。

あと、株式だけを見ず、自分が持っている無リスク資産もポートフォリオとして捉え、リスク許容度をしっかり見ていくのも大切。

管理人は無リスク資産をそこそこ抱えているので、リスクオンしたい欲が出てきていて、これをS&P500に突っ込んでしまったときが天井なんやろなぁ、と最近は良く思いますww

こういった状態のときはバランスファンドとか良いのかも知れませんね。

 

というワケで今日は楽天バランスファンドはホントにリスクを抑えつつリターンを取れているのか?というお話でした。

バランスファンドにとって厳しい時代が続いているということは今が投資家の絶頂期。

いつか来る大変な時期を覚悟しつつ、ともにコツコツ頑張っていきましょうね。

 

お読み頂きありがとうございました。

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幾何平均<算術平均はかず先生の動画が勉強になるのでどうぞ。

「算術利回りと幾何利回りの違い」「インデックス投資で複利でウハウハ?ほんまに?」「みんなが想像しているほどリスク商品は複利は効かない」(YouTube)

 

この記事を書いた人
ななし

1976年生まれ、超就職氷河期世代のインデックス投資家。投資情報を中心とした当サイトの管理とWebライターをしております。自己紹介は「ななし」をクリックで。

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