昔はドルコスト平均法が話題になってましたが、最近聞くことが無くなってきました。
NISAでクレカ積立するのが当たり前だからなのか、最近の人は賢いからすでに理解済みだからなのか。。
管理人が勘違いしてたこと、最近になって現実を実体験したことなどをウェブログとして書いていこうと思います。
【体験談】ドルコスト投資法ではリスク低減にならない
読者様には釈迦に説法ですがドルコスト平均法についてのおさらい。(文章はGeminiさん。)
ドルコスト平均法は、株式や投資信託などの金融商品を定期的に、かつ定額で購入していく投資手法です。
価格が高い時には購入量が少なくなり、価格が安い時には購入量が多くなるため、長期的に見ると購入単価を平準化することができます。この方法は、価格変動を気にせずに淡々と投資を続けられるのが大きな特徴です。特に、相場の先行きが不透明な時や、投資初心者にとって有効な手法とされています。
メリット
- 高値掴みのリスクを減らせる: 一括投資と異なり、一度に大きな金額を投じるわけではないため、相場が最高値圏にあるときに全額投資してしまうリスクを回避できます。
- 精神的な負担が少ない: 価格変動に一喜一憂することなく、機械的に投資を続けられます。これにより、感情的な判断による失敗を防ぐことができます。
- 少額から始められる: 毎月5,000円など、少額からでも始められるため、気軽に投資を始めたい人に向いています。
デメリット
- 短期的な利益を逃す可能性がある: 価格が上昇し続ける相場では、一括投資に比べて利益が小さくなることがあります。
- 手数料が割高になる場合がある: 投資回数が増えるため、購入ごとに手数料がかかる場合、トータルで支払う手数料が大きくなることがあります。
ドルコスト平均法は、長期的な資産形成を目指すのに適した手法です。一括投資のような大きなリターンは期待しにくいですが、リスクを抑えつつ着実に資産を増やしていきたい方におすすめです。
投資初心者からベテランまで。そして給料から入金がメインになるサラリーマンにとっては、ドルコストにならざるを得ないという事情も。
管理人の場合、貧乏人のフルインベスト=ドルコストという状況が長く続きました。。
長期的に見ると何も考えず、給料からコツコツ買っていくドルコストは最強と思います。ただし、ドルコスト投資法で長期投資しているからリスク低減になるワケではない、という点は知っておきたいですね。
さて、ドルコスト平均法の記事を書こうと思ったのはナザールさんのインスタを見たのがきっかけです。
ドルコスト投資法ではリスク低減にならないというのが分かりやすく書かれているので画像を少しお借りして見ていきましょう。
投稿はこちら。
外部リンクドルコスト投資法 実はリスク低減できない(え、リスク減らないの!?)Instagram
ドルコスト平均法だからリスク低減は間違い
ドルコスト平均法はタイミングを読まないし、高いときには少なく、安いときには多く買ってくれるのでめちゃくちゃ安心感がありますね。
しかし万能ではありません。
というか損でも得でもないというのが山崎先生の見解でした。
今のTwitter(X)だと、ここ10年くらい相場良かったのがあってドルコストVS一括投資では、一括派のほうが優勢な感もあります。
さて、本題のドルコストではリスク低減はできない理由を見ていきましょう。
ドルコスト平均法は下落相場でこそ威力を発揮する
ドルコスト平均法が強いのは下落相場です。
当たり前ですが右肩上がり、しかも一気に相場が上がっていくときは常に高くなってしまった商品を買っていくことに。
なので一括優位という感じが続いていますね。
しかし、高いときも安いときも気にせず買っていくというところにドルコスト平均法というか積立投資の優位性というか継続性は強く感じています。
期間が長くなるとドルコスト平均法の影響度はどんどん下がっていく
これが今日の重要ポイント。
資産形成の1年目、2年目だと相場が大きく下落したときは安く買えた!と喜ぶんですが、10年、20年と続けていくなかで、毎月5万円の積立をしても大して資産全体へのインパクトが無くなってきます。
管理人だと今はNISAで20万円を積立設定にしていますが、リスク資産が4000万円に育ってしまったので、会社員としては意味不明なくらいの月20万円積立ですら0.5%程度しかインパクトがありません。
相場が3%動くと120万円。
半年分が一晩で動いちゃう。
暴落でリスク資産が半額になっても2000万円なので、これでも月1%程度のインパクト。
やはり後半になるほど影響度が減っていきます。
ドルコスト平均法だから、長期投資だからリスクが低いとかは関係なく、株式のリスクは全然変わりません。
ドルコスト平均法で下がるのは一括投資した場合に対しての高値掴みリスクが低減するだけ。損か得かは相場次第。長く期間を取れば取るほど影響度は減っていく。
また、長期投資をするからリスクが減るというのも違っていて、リスク資産全体で見れば株式のリスクは全然減らず、金額レベルで見ると値動きは大きくてリスクは大きく感じるかも。
長期間投資を続けることで減るのは元本割れリスクですね。これは長期で続けることで株式が成長してきたという歴史的事実から。
ここらへんを理解しておくと、自分にあったリスク許容度で、自分ができる範囲でコツコツ積立ができ、周りに雑音に流されることなくお気楽な資産形成ができるのではないでしょうか。
いつも書いてる、よそはよそ、うちはうち、という感じなってきます。(もちろん他人の資産や太い実家を羨ましいとかはありますがw)
ちなみに積立投資自体は強いと思ってる
ドルコスト平均法が投資リスク軽減にならないのは事実ですが、それでも積立投資としての効果は長期で見ると効果絶大と思っています。
こちとらサラリーマンなので積立くらいしか武器がないのもありますが。。
ちょっと昔の画像ですがこちらを参考に。
つみたてNISAの出口戦略で使ったときの画像ですね。
要は投資1年目に積んだリスク資産は○○年後に取り崩す。投資2年後に積んだリスク資産はその翌年に、とやっていくと相場の凸凹はあるけど20年、30年後にはそこそこ大きい実りになって収穫できるのかな、と。
個人的にはNISAを月3万円×30年とか理想的と思います。
30年かけて積み立てて、30年かけて取り崩す。
インフレ調整後で複利5%くらい成長してくれたら30年後にザックリ4.3倍。毎月12.9万円が取り崩し可能。相場がいいときは貯金で残しておき、相場が低迷してるときは貯金を使う。年金を考えたら老後のお金の問題はほぼ解決できるのではないでしょうか。
なのでリスク軽減はできないけど積立投資自体はサラリーマンにはめちゃくちゃ合ってる最強システムかと。
関連記事つみたてNISAの出口戦略|20年後に儲かっていれば贅沢をする。損をしていれば清貧に暮らす
関連記事最強のNISA戦略|月3万円投資を30年間続ける→老後は30年かけて取り崩す
というワケで最後に重要な部分をまとめで見て終わりにしましょう。
まとめ|ドルコスト平均法は投資リスクを軽減するわけではない
- ドルコスト平均法は投資リスクを低減するわけではない
- 購入単価を平準化するが後半になるほど月単位の積立の効果は薄まっていく
- インデックス投資だとドルコストでもハイリスク
- 後半に暴落すると資産全体も暴落する
まとめるとこんな感じですかね。
資産形成終盤に暴落したとしても、初期の積立分だけピックアップすれば十分にリターンがあるはず。そして、資産形成終盤に暴落しても、その終盤に積み立てた資金が20年後くらいに使うとすれば、きっと暴落からも回復してるはずで、そんな心配する必要も無さそうですね。
なので、焦らず、自分の投資できる範囲でコツコツ続けていくのが良いのかな、と。管理人でもできたのでマジで焦る必要はないですよ。
というワケで【体験談】ドルコスト投資法ではリスク低減にならないというお話でした。
投資をしているとメンタル的にも金銭的にもしんどいときがあります。しかし続けることが大切ですね。ともに頑張っていきましょう。
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資産形成はどれが得かと探すより、長く続けることが重要かな、と思っています。
コツコツ積立をして、ゆっくり取り崩していく。
焦らず自分のペースでいきましょう。
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