ネットを彷徨っていたら橘玲さんの投資の話がありました。
基本的なことを書いてますが、円資産と円リスクについて思い返す良い機会となったのでシェアします。
記事はこちら。
外部リンク「日本人が日本株に投資したら日本円リスクを増やすだけ」橘玲が解説する〈よくできている投資信託〉とは?
では、一緒に見ていきましょう。
【橘玲】日本人が日本株に投資したら日本円リスクを増やすだけ
序盤はインデックス投資の正しさが書かれていて、橘玲さんの初期本を思い出しました。
今は新版が出ていますね。
臆病者のための億万長者入門という本があって、そのなかで時価加重平均で全世界に分散された投信を持つのが最良と書かれていましたね。
ただ、当時はオルカンどころかVTも、海外ETFもなく、夢物語だったのが、いまは100円からオルカンに投資できるようになり時代が変わったのを実感します。
記事内でもMSCIコクサイに連動する商品(eMAXIS Slim先進国株式)やACWI(オルカン)、S&P500を推奨しています。
余談が長くなったのですが本番です。
NISAが始まり、オルカンやS&P500に投資する人も多いですが、やはり日本株に投資する比率も高いです。
しかし、日本人なら日本株に投資するのが安全という常識は、日本円の為替リスクを考慮していない、というのが橘玲さんの意見。
日本円はリスクだらけ
ほとんどの日本人は円で給料を受け取っていて、年金も円で受け取ります。
持ち家の人は不動産という部分でも円資産を保有しており、円に対するリスクが過剰ということですね。
なので、日本人にとって最適なのは先進国株式(除く日本)であるMSCIコクサイというのが橘玲さんのお話。
昔はこの手の理論が多かったのですが、オルカンがすっかりメジャーになって言う人がいなくなった気がするので懐かしさも感じますね。
まぁ、旧版である臆病者のための億万長者入門の時代は日本株が全世界株式の10%ほどを占めていましたが、2024年現在は5.5%に下がっているので、別にオルカンでも良いよな、と管理人は思います。
出典:交付目論見書
この画像を見ると良く分かるのですが、オルカンを買うことで投資国の分散だけでなく、投資通貨も分散ができる。
NISAでオルカンを積立投資する。
これだけで円のリスク取り過ぎ問題が解決していく!
素晴らしい。
もしかするとS&P500はドルにだけ投資だからリスクが高い、となるかもですが、ここらへんは心配不要かもと思っています。
S&P500はグローバル企業の集合体なので、売上ベースでざっくり半分くらいが海外売上です。
外貨をしっかり稼いでいるので分散としては十分かな、と。
大和アセットの資料が分かりやすいです。
こう考えると日本株も通貨分散できてそうな気もしますけどねw
2023年、2024年は円安が進み、外貨建て資産を持っている人は大きく資産を増やしたはず。
まぁ、グローバルな時代なのに日本円だけで資産を持っておくのもリスクです。
S&P500やオルカンを使って円しか持っていないという状況を少しずつ変えていきたいですね。
今日は短いけど日本人が日本株に投資したら日本円リスクを増やすだけというお話でした。
久しぶりに為替面からオルカンを見ましたが、これが100円から投資できるとか凄い時代になったもんです。
しっかり分散してコツコツ投資をしながら資産形成をしていきましょう。
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