DIE WITH ZEROの著者がゼロで死ぬための資産×計算式を出しているので自分で試してみました。
ネット記事もあります。こちら。
外部リンクゼロで死ぬための「生存閾値」は、こう計算しろ! 『DIE WITH ZERO』の真髄とは
では、管理人の結果も含めて一緒に見ていきましょう。
【DIE WITH ZERO】ゼロで死ぬための資産×計算式
DIE WITH ZEROは今でも話題になる本ですね。
さて、そんな著者が提唱しているゼロで死ぬための資産の計算式があります。
計算式はこちら。
「年間支出額」 ✕ 「余命年数」 ✕ 「0.7」
パーキンス氏はこの計算式で出る数字を「生存閾値」と呼んでいて、安心して退職するために最低限必要な金額とのこと。
管理人の生存閾値を計算してみたので結果を見てみましょう。
「年間支出額」 ✕ 「余命年数」 ✕ 「0.7」はマジで厳しい
結論から書くと厳しい数字でした。
そんな贅沢な年間支出じゃないのにFIREマジで厳しい。
- 年間支出300万円(生活費+最低限の年金や国保)
- 現在48歳で95歳まで生きるとすると余命47年
ここの0.7を掛けると、
300万円×45年×0.7=9450万円
はい終了ーーー、無理―ーー
即終わりますね。
今、5500万円くらいあったとしても4000万円も足りません。さすがにここから4000万円増やすのはしんどい。。
株式の上昇を考えても20年くらい欲しいところ。
ちなみにコレ、リタイア後にすべて資産を使い切る計算で、かなり少なめに設定されている様子。
ちょっと長いけど引用にいて。
パーキンス氏の計算式は、快適に暮らすために必要な最低限の出費を賄うことに焦点を合わせているため、他の計算式より低い金額が算出される。なぜなら、彼の式は「退職後に増加していく利子」という大きな要素を考慮に入れているからだ。
「0.7」を掛けるという部分にこれが反映されている。パーキンス氏によれば、これによって導かれた数字は、退職後であってもお金が残っている間は、(必要な額の)利子に影響を与えないものだ。
「口座から引き出す度に残高は減っていくが、私たちが考えるほどは減らない。それは利子によって必要額の一部が補われるからだ。年間生活費に余命年数を掛けた金額の一部だけで済むのはこのためであり、残りは利子が補ってくれるということだ」
まぁ、投資とかによる資産収入があるから0.7で良いんでしょうけど、それにしても無理ゲーな人も多いのではないでしょうか。
ただ、死ぬまで年間300万円の必要はないですね。
65歳以降は年金があります。
年金受給後はNISA+個人向け国債があるので、管理人なら65歳まで生きれば良いと考えると良さそう。(多少受給額が減るにしても生きていけるはず。)
気を取り直して再計算してみます。
年金受給まで生きれば何とかなるのでは?→なりませんでした
- 年間最低生活費300万円
- 65歳までの寿命17年
ここに0.7を掛けると3570万円。
意外と現実的な金額が出てきました。
ただし、NISA+個人向け国債を除く必要があります。
管理人の資産はリスク資産3000万円、無リスク資産2200万円くらいですが、無リスク資産は老後資金やNISA買付費用に使われます。
老後以外で使えるリスク資産はざっくり2500万円程度でした。
1000万円くらい足りません。
しかし前向きに考えると17年で1000万円が不足するから、年間60万円くらい稼げばリタイアできるとも見れそうですね。(無駄にポジティブ。)
ただ、以前から考えているように、55歳までにNISAを満額埋めて、リスク資産2500万円が年7%複利で成長すれば4000万円。
55歳から65歳まで年間400万円使い切っても65歳までは最低限の生活はできそうです。(利確で税金払ったり、年金、国保払うと実質300万円生活かと。)
副業も続けていくので、年7%成長の必要もなく55歳でリタイアができるはず。
55歳時点だと何とかなりそう
念のため55歳時点でのDIE WITH ZERO計算式に当てはめてみます。
たぶん年60万円くらいは副業で稼げるとして、株価はヨコヨコだったとすると、2500万円+入金420万円で2920万円。
55歳で資産少なめだけど3000万円以下でリタイアできるかどうか。
- 年間最低生活費300万円
- 55歳から65歳までの寿命10年
ここに0.7を掛けると2100万円。
寿命が減ると必要なお金も一気に減りますね。
早めにリタイアしたいときは、この計算式を思い出しながら53歳ならどうだろう、とやってみると面白いのかも。
参考までに52歳リタイアだと2730万円必要な様子。
今からでも何とかなりそう。
ただ、最低限の生活なので、やはり副業とかやりながら日銭を稼ぐスタイルになると思います。
とはいえ、あと数年すれば最悪仕事をやめても何とかなるぞ、というのはメンタルに優しいですね。
いくら資産が必要なのかを知っておこう
人は思っているより資産を使い切らずに亡くなるようです。
であれば、過剰な資産形成よりも元気なうちに経験や思い出を作っておこうというのが本書の意見。
自分のなかで最低これくらい作れば頑張るのやめて良いかな、という基準を見つけておくと、日々のお金の悩みなどが減るかも知れませんね。
最後にちょっと長めですが記事より引用をして終わりにします。
多くの人がせっかく貯めてきた貯蓄を使い切っていないとパーキンス氏は指摘する。さらに、年齢と共に出費が減っていくことにも注目し「60〜90歳代の退職者たちの世帯支出と世帯収入の比率の中央値はおよそ1:1。支出は収入と並行して推移していくので、所得が減れば消費も減っていく」と説いている。
さらに従来の計算式は、投資口座で自動的に増えていく金額を具体的に考慮していない。投資により口座の残高は増えていくので、「実際のところ退職者の全体の3分の1が退職後に資産を増やしている」というのは珍しいことではないのだ。
退職後に備えて適切な金額を貯蓄することが重要だとパーキンス氏は説く。過剰な貯蓄は現在もこの先の人生においても問題を生じかねない。元気なうちにできる経験や思い出作りの機会を逃してしまったり、子どもたちが経済的な支援を必要としている時に助けてあげられなくなる恐れもあるからだ。
管理人は48歳になり、歳を感じることが増えてきました。
長い老後を楽しく生きるために、思い出や経験にもお金を使っていきたいと思います。
必要な資産はカンタンに算出できるので良ければ読者様もお試しください。
計算式はこちら。
「年間支出額」 ✕ 「余命年数」 ✕ 「0.7」
というワケで今日はゼロで死ぬための資産×計算式というお話でした。
投資をしていると先は長くて嫌になってきますが、しかし確実に資産は増えていきます。(これは積立投資を続けていて実感あります。)
大変なこともありますし、仕事もう嫌や・・・となることも多いですが、お互いコツコツ頑張っていきましょうね。
お読み頂きありがとうございました。
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ゼロで死ぬための「生存閾値」は、こう計算しろ! 『DIE WITH ZERO』の真髄とは
元記事です。資産形成も大切ですがこういった考え方もしっかり学んでおきたいですね。
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