年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が2024年度7~9月(第2四半期)の運用状況を発表しました。
運用収益率が▲3.57%で収益率のマイナスは2020年1~3月(▲10.71%)以来の大きさ。
外国株式・債券の運用収益が円高により相殺されたことと、国内株の下落が影響しました。
金額としては▲9兆1277億円。
数字だけ見ると運用失敗な感じですが、全然大したことはありません。(ニュースとかでは批判ありそうですがw)
bloombergさんの記事では特に批判的なことは書かれていませんでした。
外部リンクGPIFが9兆円超の運用赤字に、内外株の不振が影響-7-9月
運用率で見ると▲3.57%で、リスク資産と考えると普通の数字ですね。
8月の下落を思い出すとこの程度のマイナスで済んでるのが凄いw
回復した10月を含まないので一番悪い期間の切り取り。
あと2020年1~3月は▲10.71%でコロナショックの下落っぷりを思い出させてくれました。
とはいえ、コロナショックの底で▲10.71%だったことを考えると4資産均等型の防御力すげーな、とか。
友人のなまずんもGPIFの運用に対して好意的なtweet。
7月〜9月のGPIFの運用はマイナス3.57%。だけど為替はこの間、1ドル160円から143円台へと10%動いてるわけなので、やっぱり4資産均等型の安定感は抜群
GPIFの運用収益率マイナス3.57%-9兆1277億円の赤字 https://t.co/o2mQmUPtQl @businessから
— なまずん🐟20代からインデックス投資をスタート🐟 (@gameoftheweak) November 1, 2024
7月〜9月のGPIFの運用はマイナス3.57%。だけど為替はこの間、1ドル160円から143円台へと10%動いてるわけなので、やっぱり4資産均等型の安定感は抜群
為替も一気に動いたので外債とかもダメージが大きかったはず。
とはいえ、マイナスがこの程度だったのは4資産均等型の安定性が為せる技。
GPIFのホームページでも速報が出ていたので、そちらも合わせて見ていきましょう。
外部リンク2024年度第2四半期運用状況(速報)(PDF)
まずは全然大丈夫という状況から。
ちょっと画像が小さくてスミマセン。
キャピタルゲインがヨコヨコで、インカムは安定して右肩上がり。何ら問題ないですよね。
累積収益の拡大したもの。
今期9兆円のマイナスですが、累積で+153兆円。
全然問題ないし、GPIFの人たちめちゃくちゃ良い仕事をしてると思います。
2021年から2024年第2四半期の累積収益状況を見ると、ここ3四半期が好調で、たまたま悪いときが今回だった感じですかね。
最新のポートフォリオ。
国内債券がちょっと多い程度で、キレイな4資産均等型。
インカムもあるので再投資してるだけでリバランスできそう。
当期間の市場の動きなど。
まずは株式部分。
8月5日は日本株がエラいことになってましたね。
外国株式は為替の影響もあって下落大きめでしたが回復も早い。
ふと気付いたのですが、GPIFの外国株式はMSCI ACWI(日本除く全世界)なんですね。厳密にはニッセイ4資産均等型と同じでは無いことに今さらながら気付きました。。
新興国株式のターンがきたときに多少差が出そうですが、まぁ許容範囲でしょう。
続いて債券部分。
国内債券はジリジリ厳しい状況。
外国債券は為替の影響で値動き大きめ。
ベンチマーク収益率。
第2四半期で見ると国内債券のおかげでマイナス幅が小さく済んだという感じでした。
2024年4月からで見ると全体でトントン。
分散投資の強みですね。
大きな下落を避けつつ、株価暴騰の恩恵にも乗れる4資産均等型は改めて個人投資家の勉強にもなるな、と思いました。
NISAでニッセイ4資産均等型を買うのも良いと思うし、オルカン+現金か個人向け国債でバランスを取るも良し。
2024年8月の急落を忘れてしまいそうな相場が続いていますが、個人的にはバランス良く資産形成していきたいです。
というワケで今日は短いですがGPIFが9兆円の運用赤字!しかし全然余裕な理由というお話でした。
良いときも悪いときも投資は続けていかなきゃダメなので、こういった情報を見つつ、ともに頑張っていきましょうね。
お読み頂きありがとうございました。
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