Twitter（X）を見ていると良記事があったのでご紹介します。
いつも書いてるリスクはリターンを蝕む、というお話ですが、とても分かりやすい画像で書かれている記事がありましたので。
きっかけは九条さんのtweet。
このμ=7%、σ=20%の幾何ブラウン運動モデルのグラフを見ると、
「これだけ長期投資しても、元本割れ確率がこんなにあるのか！」
と驚くことしきり結局、この20年くらいは奇跡的な相場なんじゃないか？
大損する確率は長期投資で上がる｜つくだに博士 @golden_inago #note https://t.co/XTWfz0Rfgi
— セミリタイア九条 🌐📈☀ (@kuzyofire) June 7, 2024
つくだに博士さんの書かれた記事。
外部リンク大損する確率は長期投資で上がる
けっこうビックリするので一緒に見ていきましょう。
【マジで？】大損する確率は長期投資で上がる
いきなり結論画像から。
出典：大損する確率は長期投資で上がる（以降、全ての画像は左記より）
μ=7%、σ=20%の幾何ブラウン運動モデルでシミュレーションされています。
リターン7％、リスク20％ですね。
まさか誰もS&P500が10％のリターンを出し続けられるとは思ってないと思いますが、意外とリスクの部分を甘めに読んでる人は多いかも。
で、上記を見ると50％減という大暴落を食らってる確率が割とあります。
保有14年をピークにして3％くらいの確率。30年保有でも2.2％くらい？
30～50回に1回は資産が半減する世界線があると考えるとけっこう恐ろしいですね。
ちなみに30％減だともう少し上がります。
25年保有でも5％近い可能性。
けっこうヤバい。
ちなみにこれはリスクのせい。
下記引用です。
この現象は、ひとえにリスクによって引き起こされます。
株価は、プラス方向に動く期待リターン成分と、プラスかマイナスかわからないリスク成分によって決まります。
大損するのは、リスク成分が、たまたまマイナス方向に働いたとき。
投資をはじめて数年の間は、リターン成分よりも、リスク成分により上下に広がっていく動きが支配的になります。そのため、大損する確率は時間とともに上がってしまうのです。
ただ、元本割れする確率は長期投資で下がります。
それでも結構な確率に感じますね。
ここらへんにリスク/リターンの数字をしっかり見ておく必要があります。
最近だと株価好調過ぎて期待リターンを過剰に当てはめていたり、リスクの存在を忘れている人がいるかも知れないので、これくらいシビアに見てると良いのかな、と。
九条さんがtweetしていたように
結局、この20年くらいは奇跡的な相場なんじゃないか？
と管理人も感じます。
（まぁ、あと20年くらい奇跡的な相場が続いて欲しくはありますがw）
分かりやすい一覧表など。
半減する確率が15年で3％はけっこう恐怖。
さすがにそれ以上の減少は一気に減っていきます。
ただし、これは株価が幾何ブラウン運動モデルに従うと仮定したケースなので、この通りに動くかどうかは別です。
とはいえ、長期投資するほど元本割れや大損する確率は減るので、リスク許容度に応じた投資をしていきたいですね。
これで終わると救いが無いので、大儲けのパターンも書かれていました。
例えばオルカンがリターン7％、リスク20％だとすると、15年後に7バガー（8倍）になる可能性もあるわけです。
確率としては6.13％で、16回に1回くらい。
リスクは良い面も悪い面もありますね。
米国株は過去リターンだと20年保有で元本割れナシでしたが、ここらへんは配当込みとかあるのかも知れませんね。
なので長期投機投資の意味はあるし大切ですが、長期保有だから確実に儲かるとは考えすぎず、厳しめで想定をしておくと、最悪のケースでも何とかやり過ごせると思います。
こんなに元本割れ確率あるの怖すぎる、どうしたら良いの？と不安な人もいるかもですね。
その場合の対策としては結局長期投資となります。
購入年度によっては低迷期に買っていて爆益の年もあるでしょうし、取り崩すときに暴落が来てたとしても、老後は20年、30年あるので十分に回復の機会もあります。
なので、瞬間瞬間の暴落を極端に怯える必要もないかな、と。
現役時代はコツコツ投資を続け、老後は儲かっていれば贅沢に、損していたら清貧に暮らすという方法もありますね。
というワケで今日は短いですが【マジで？】大損する確率は長期投資で上がるというお話でした。
株式投資と未来に思いを馳せつつ、リスクも理解した上でコツコツ資産形成を頑張っていきましょう。
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つくだに博士さんの記事です。
是非、こちらもお読みください。
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