Twitter(X)を見てると高配当サイドでほぼ最終兵器といてる商品が登場しました。
SBI全世界高配当株式ファンド(年4回決算型)が信託報酬0.055%で爆誕です。
あまりにヤバいので速報にて。
知ったのはいつもお世話になっているみらいさんのtweetにて。
新しい投信キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
▼SBI全世界高配当株式ファンド(年4回決算型)
✅投資対象:日本を含む世界の高配当株式
✅信託報酬:年0.055%(税込)
✅運用開始:2024年10月1日え?信託報酬めっちゃ激安じゃん!!🥳🥳
現在の配当利回りは4%(税引き前)だそう。好利回り! pic.twitter.com/5LlyGMd1aX— みらいよたろう@東北投信🇨🇦🌴🇹🇭🍤 (@instockexnet) August 28, 2024
マジで高配当投資家の最終兵器。
では一緒に見ていきましょう!
【最終兵器】SBI全世界高配当株式ファンド(年4回決算型)が信託報酬0.055%で爆誕してしまう
SBI全世界高配当株式ファンド(年4回決算型)の商品概要
まずは商品スペックから。
SBI全世界高配当株式ファンド(年4回決算型)
- 投資対象:日本を含む世界の高配当株式
- 信託報酬:年0.055%(税込)
- 運用開始:2024年10月1日
- 配当利回り:約4%※2024年8月28日時点
年4回決算型ということで年4回配当と同じですね。
率直に言ってヤバいですw
海外ETFの価値が無くなるレベル。。
海外ETFを使って全世界高配当は可能ですが、さすがにこの低コストは無理です。バンガードも全世界高配当とか出してないし。(米国除く高配当ETFのVYMIはそもそも日本では買えないし無双しそう。。)
個人的に一番大きい価値は二重課税調整をしている部分。
ちなみに信託報酬も十分にヤバくて、VYMとVYMIの経費率は下記の通り。
VYM 経費率0.06%(米国高配当ETF)
VYMI 経費率0.22%(除く米国高配当ETF)
経費率と信託報酬で差はあるものの、二重課税調整考えるとこれ一本で高配当投資が終わりそう。。
SBI全世界高配当株式ファンド(年4回決算型)はたぶん二重課税調整済み
海外ETF相手に無双できる理由として二重課税調整があります。
例えばNY市場で取扱している海外ETFだと、配当をもらう際に米国で10%の外国課税が課されます。有名なVYM(米国高配当ETF)の場合、米国で10%課税されたあと、日本で20.315%が課税されてしまいます。。
実質72%くらいになるので、わりとダメージありますよね。確定申告で多少取り戻せますが、外国課税の場合、収入が低いと思ったほど取り戻せません。(管理人が2018年にやったときは数千円でした。。手間のわりに戻りが少ないので以降はやるのを諦めましたw)
ただし、投資信託は2020年1月1日の税改正で分配金に係る源泉所得税の額から控除できることとする調整措置ができました。※しかも自動適用。
外部リンク投資信託等に係る二重課税調整について
高配当で海外ETFを使ってたニーズを根こそぎ持っていくレベルでヤバい。。
とりあえず冷静になってマザーファンドを見てみます。
SBI全世界高配当株式ファンド(年4回決算型)のマザーファンド
マザーファンドは下記の4つ。
- SBI 米国高配当株式マザーファンド
- SBI 欧州高配当株式マザーファンドⅡ
- SBI 新興国高配当株式マザーファンド
- SBI 日本高配当株式マザーファンド
米国、欧州、日本は単品で売られていた商品ですね。3つ持つと毎月分配になるとTwitterで話題になっていました。
とはいえ、本商品も年4回あるので十分と言えば十分。実際に取り崩して生活するには毎月じゃなくても問題ないですし。(あと地域リバランス不要というメリットも本商品にはあります。)
上記ポートフォリオでの分配金利回りは年4%になるようです。
外部リンクプレリリース|「SBI全世界高配当株式ファンド(年4回決算型)」 (愛称:スマートベータ・世界高配当株式(分配重視型))設定のお知らせ (PDF)
配当月は毎年2月、5月、8月、11月の各20日(休業日の場合は翌営業日)
配当月は毎年2月、5月、8月、11月の各20日(休業日の場合は翌営業日)となっております。
*初回分配金支払い決算日は2025年2月20日を予定しています。
実際に利回りとかは分配を待ってみて、という感じですかね。
SBI全世界高配当株式ファンド(年4回決算型)はたぶんNISA成長枠対応で、積立枠は非対応
高配当ということで非課税で配当を受け取りたいニーズは多いでしょう。
マザーファンドの単品商品はNISA成長枠で取扱があるので問題なく買えるはず。
積立枠は指数の問題、継続性の問題で5年後に取り扱われている可能性があります。(MSCI高配当利回りインデックスだったら早そうですが、本商品のベンチマークは今のところ不明。同インデックスでも時間はかかりそう。)
SBI全世界高配当株式ファンド(年4回決算型)の弱点はSBIでしか買えないこと
個人的に残念な点ですが、SBI専売と言うことでしょうか。
楽天証券でも買えるようになって欲しい。。
わざわざメイン口座を移して買おうかというと難しいんですよね。老後の高配当として欲しい気もしますが、オルカン取り崩しでもまぁ良いか、と今のところなっています。
あと、情けない話ですがNISAを埋めるのに精一杯なのでSBIで単品を買う余裕が無い、と言うのもあります。
こういった人は多そうなので他社ネット証券で売っても売上出そうなイメージがありますがどうでしょうか。(SBIさん、頼む!)
おまけ|SBI全世界高配当株式ファンド(年4回決算型)とオルカンはどちらが良いか、おすすめか
オルカンとSBI全世界高配当株式ファンド(年4回決算型)、どちらが良い?と迷う人が出てくるかも、ということで個人的な妄想です。
たぶん、普通に持つにはオルカンのほうがトータルリターン有利で、配当として元本を減らさずに不労所得を欲しい人向けだと思います。
高配当銘柄に固めるということはオールドビジネスに偏るので、ハイテクセクターが低くなります。そうなると直近10年で出遅れたのは皆様ご存知の通り。
リターンでいくと
NASDAQ100
S&P500
先進国株式
オルカン
で、全世界高配当株式が微妙に新興国株式に買っている、といった状況かと。
高配当や新興国に投資をするということはアメリカのハイテクを逃すということにも。。
ここらへんをどうするかは個人個人の判断ですかね。
悩んだ場合は素直にオルカン。
不労所得が欲しいけど全世界に分散させたいという場合は当該商品で良いかな、と。
おわりに|SBI全世界高配当株式ファンド(年4回決算型)は高配当投資家の最終兵器
10数年前に全世界高配当ETFとか出ないかなぁ、とか妄想していましたが、遥かにレベルを超えて日本の投資信託で爆誕しました。
入ってきた配当分をキッチリ吐き出してくれたETFと全く同じ。しかも信託報酬が異次元レベルの激安。(0.055%)
まだ初回の実質コストを見てみないと分からない部分がありますが、全世界の高配当株式が欲しいと思っていた人にとっては嬉しい商品ではないでしょうか。
管理人は2億円くらいあれば半分をコレ、残りを個人向け国債で暮らしたいと思いましたw
どんどん良い商品が出てくるので、いろいろ悩んじゃいますね。
とはいえ、新商品はコストも安く、保有目的に合っていれば有利な商品でもあります。
しっかりと自分に合った商品をコツコツ買っていきながら、お互い資産形成を頑張っていきましょうね。
お読み頂きありがとうございました。
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ここらへんSBIは上手いですね。
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