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【重要】配当と投信の取り崩しでは税金の額が異なる

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資産を取り崩すのは精神的にしんどいから配当を貰い続けるのが良いなぁ、という人は多いと思います。ただ、投信の取り崩しは税的に見るとけっこう軽くなることがあります。

カンさんが良記事を書いてたのでご紹介します。

記事はこちら。

外部リンク月10万円の配当金か、月10万円のファンド部分解約か?(そもそも『税金の額』が異なります)

※リンクは新しいタブで開きます

あまりこの手の説明をしているサイトやSNSは見ないのでありがたいですね。

では一緒に見ていきましょう。

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【重要】配当と投信の取り崩しでは税金の額が異なる

資産が増えてくると、定期収入が欲しくなります。

すぐに思いつくのが高配当ETFですね。

例えば4000万円、利回り3%で配当(分配金)を貰えれば年間120万円、月10万円の不労所得。

年金+月10万円の配当があれば老後も安心という人は多いのではないでしょうか。

ほぼ管理人の理想形。

しかし配当には税金がかかりますね。

ざっくり20%が取られるので、手取りは月8万円。

 

で、話は変わって、投資信託で同じことはできないか、というと自動取り崩しを使えばカンタンにできます。

毎年3%を定率取り崩しをすればOKなので。

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出典:楽天証券|定期売却サービス

この方法だと口数が減っていくので、数年ごとに微調整が必要かもですが、まぁ似たようなことはできる、ということで。

あと、自分の都合が良い数字で調整できるのも魅力かも。(2.4%ずつ取り崩し、とか。)

 

で、本題。

投資信託の場合、取り崩した4000万円のうち3%、120万円に対して、どれだけ税金がかかるでしょうか?

これ、当然ながら120万円×20%ではないんですよね。

課税されるのは含み益部分に対してだけなので。

なので、感覚的にですが、積立投資をしてきた人たちが投信取り崩しをすると、イメージ的には資産の半分くらいが含み益という状態かなぁ、と。

そうすると4000万円のうち2000万円が含み益なので、課税されるのは2000万円の部分だけ。実質、取り崩した金額の10%くらいが税金で取られる、という感じでしょうか。

 

含み益が半分とすると、こんな感じになります。

取り崩し 課税 手取り
高配当ETF 10万円 2万円 8万円
投資信託 10万円 1万円 9万円

単純な比較ですが、税引き後の手取りで見ると月1万円はけっこう大きいですよね。

投資信託は元本が削られていくことの精神ダメージを考えても、取り崩し期に入れば、減ってもそんなにダメージ受けない人もいるんじゃないかな、とも。

あと、これは特定口座での話なので、NISAになると無税で手取りは10万円になります。

投資信託は元本が減るし、高配当ETFは元本が減らないという論争があるにしても、資産取り崩し時期になってきたとき、月1万円の手取りは自分にとってどうか?という参考になれば、というお話です。高配当はじつのところ元本が減らないというメリットもあるので、詳しく調べたしんさんの記事も最後にリンク貼っておきます。

 

ちなみに管理人のリスク資産が大体2800万円で含み益1400万円くらいだったのでイメージは近いかな、と。

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さて、カンさんの記事を見ながら答え合わせをしていきます。

仮に時価(評価額)4000万円のインデックスファンドのうち、含み益が2000万円あるとしましょう。(即ち「元本部分」は2000万円)

ファンド評価額のおよそ5割が『利益』であるインデックスファンドを、「10万円分」解約することになります。

すると・・?

「10万円」の5割、
5万円が『利益』と見なされます。→ これが『譲渡所得』

概算になりますが、

5万円(譲渡益)× 2割の課税で、税金額は「1万円」です。

うちは4000万円もありませんが、半分が含み益というのは実際に近い数字でしたね。

 

あと、

  • 配当は貰う金額をコントロールできない
  • 投資信託は貰う金額をコントロールできる

というのも投資信託のメリットかも。

月10万円固定で取り崩しなどもできますね。(これはこれで下落相場だと元本がどんどん削られるのでメリット・デメリットがあります。)

 

管理人はNISAについては深く考えておらず、70歳になったら期間指定取り崩しをしようと思っています。

 

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画像の通り360ヶ月(30年)で枯渇させる予定。

たぶんそんな長生きできないと思うので、残ったものは妻に相続という感じですかね。

意外とこの期間指定取り崩しは良いと思っています。(取り崩した金額が自動的に銀行口座まで転送されてるとベスト!)

 

NISAだけの人はあまり深く考える必要はないかもですが、特定口座を使っている人は配当で貰う、投信を取り崩す、その際、税引き後の手取りはどうなるんだろ?と考えておくと、老後の戦略などがスムーズになるかも知れませんね。

管理人は一般口座等のETFは55歳から積極的に散財。残りそう、かつ体調がヤバいときは現金化。

66歳からつみたてNISAを取り崩し。

70歳からはNISAを取り崩し。

という感じで考えています。

 

というワケで今日は【重要】配当と投信の取り崩しでは税金の額が異なるというお話でした。

色んな戦略があると思いますが、やることは今までと同じで投資をコツコツ続けること。ともに頑張っていきましょう。

 

お読み頂きありがとうございました。

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高配当の立場から見た記事です。

全部使い切る計算でいくと税金から逃げられないので、こちらの考え方も知っておくと良いですね。

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この記事を書いた人
ななし

1976年生まれ、超就職氷河期世代のインデックス投資家。投資情報を中心とした当サイトの管理とWebライターをしております。自己紹介は「ななし」をクリックで。

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