NISAをしていると一括投資が良いのか、それとも積立投資が良いのか悩むことがありますね。
ネットで良い記事があったのでシェアしつつ、管理人の考えなどを。
記事はこちら。
外部リンク新NISA、積立投資と一括投資、どっちにしたら良いのか-なぜ米国株式型が強かったのか
ニッセイ基礎研究所の記事なのでボリューム多め。画像も分かりやすい。
ただ、切り取った期間の問題もあるので参考という感じでしょうか。
では一緒に見ていきましょう。
新NISA、積立投資と一括投資、どっちにしたら良いのか
管理人は積立投資を選んでいる
一括と積立はすぐ戦争に発展するので結論だけ書いておくと、株価が右肩上がりなら当然一括が有利です。
過去データでもそうでした。
とはいえ、成長枠の240万円をポンと買える人は少ないと思います。管理人も同じく。。
一括が有利と知りつつ、でも暴落したら、、と思うこともあるので、思考停止で積立投資をしています。とはいえ、無リスク資産もあるので、いざ暴落が来たら一気に埋めようとは思っています。(一括で埋めなくても積立金額2倍でも良いし。枠を超えた分は特定口座。)
2024年は年初一括した人が大勝利でしたね。
とはいえ、管理人の場合、
- NISAは7年かけてコツコツ埋めて
- その後15年間寝かして
- 70歳を超えたらチビチビ取り崩す
- 余ったら妻に相続
という仕組みなので、今の値段とかはあまり深く考えていません。
22年から30年、40年後には全世界株式はきっと上がってるだろう、という雑な投資法です。
では、ニッセイ基礎研究所さんのデータを見ていきましょう。
同じ元本で、積立投資と一括投資を行った場合、いくらになるのか
「国内債券型」、「外国債券型」、「日本株式型」、「全世界株式型」、「先進国株式型」、「米国株式型(S&P500)」、「米国株式型(ナスダック100)」の7つ代表的な市場インデックスに連動する商品にそれぞれ投資をした最終時価残高が紹介されていました。
また、投資期間を10年と20年に分けて合計4パターンで検証されています。積立投資と一括投資の特徴を明らかにするためですね。
10年、20年の積立VS一括。
どれくらい差があるかを知っておくのは今後の参考になりそうですね。
まずは積立と一括の投資結果から。
先進国株式をテキストだけ抜き取りました。
積立10年 平均425万円
一括10年 平均588万円
積立20年 平均648万円
一括20年 平均1030万円
240万円を一括、積立だとけっこう差がでますね。
これは毎月積み立てている時間がけっこうかかるのが要因かと。さすがに10年単位で積立をしようとすると、その期間中に株価が成長するケースが多いので。
大半の人は10年にわけて分割投資はしない気もします。
逆に見れば10年の投資期間を取れるなら一括は有利。
20年取れるなら暴落を待つ必要ナシとも見えます。
これはウォール街のランダムウォーカーでお馴染みの画像を見ても同様。
意外と参考になった画像。
一括投資と積立投資の年利回りの最大値、最小値。
最小値は一括有利ですが、平均年利回りでみると積立も一括もあまり差が無く、どちらも満足できるリターンできるかと。
こういったのをイメージとして持っておくと、まぁ無理せずコツコツ積立で良いか、となって、あまり気にせず投資を続けられそうですね。
次に長期投資での元本割れも見ておきましょう。
7つの投資クラスのうち10年投資だと一括、積立ともに元本割れリスクはありました。
何だかんだで10年に一度級の暴落はあるからですかね。
ただ、20年続けると債券含めほぼ元本割れは無くなります。日本株以外は。。
これは暗黒の30年が厳し過ぎますね。S&P500もこうなる未来線もあるワケで、そういった場合、オルカンなどを買っておくほうが無難ともいえます。
また記事内では何に投資をするかが大切とも書いていました。
ちょっと長いですが引用で。
また、リターンがあまり変わらない積立投資と一括投資の選択よりも、適切な投資対象の選択の方がよほど重要であることが分かった。
投資期間が長くなるにつれ、積立投資でも一括投資でも価格変動リスクに見合うリターンを得られると考えられる。つまり、投資対象を短期的な価格変動リスクに注目して、リスクが低い投資対象を選択してしまうと、それに見合う低いリターンしか得られなくなる。
このことは投資の本質でもあり、多くの人が理解すべきことであると思う。逆に価格変動リスクが高い投資対象を適切に選ぶと、長期的にそれに相応しい高いリターンを獲得できる可能性が高いということだ。
これまで説明してきたように、過去のデータでは投資期間が10年と20年の場合、投資方法は積立投資でも一括投資でも、最終時価残高の平均値・最大値は、大きい方から概ね米国株式型(ナスダック100・S&P500)、先進国株式型、全世界株式型、外国債券型、国内債券型の順となっている。
10年とか20年以上の長期投資では、価格変動リスクが高くても、米国株式型、先進国株式型など、高いリターンが期待できる投資対象へ投資したほうが実際に大きい最終時価残高を獲得する可能性が高い。
3ページ目の部分が米国株についてなのですがリンクが上手く貼れてないのかページが見れないので、興味ある人はPDFファイルをどうぞ。
外部リンク新NISA、積立投資と一括投資、どっちにしたら良いのか-なぜ米国株式型が強かったのか(PDF)
とはいえ、単純に米国株が調子良かったターンの可能性もあるので、結果論として読むのが良いかも。
最後にさまざまな資産の期間チャートをみて終わりにしましょう。
日本株式暗黒時代。
ITバブル崩壊とリーマンショックがありましたが、それまでの暴騰があったので、長期投資をしていると含み益バリアで耐えきることができそう。
管理人の場合は投資2年目あたりに被弾したので長いこと含み損を抱えていましたが。。
リーマンショック後の世界はS&P500の春でした。
とはいえ、これが永久に続くようなイメージで投資をしていると思ったほど結果が出なかった、とかなりそう。合わせて他のアセットが爆上げしているときに乗り換えたい気持ちが出てきて、安値売りの高値掴みとかになる可能性も。
たまには平均回帰も思い出しつつ、自分の航路を守って投資するのが良いのかな、と。(米国株の超長期平均リターンが6.7%だとすると、今後もこのリターンが続くかというと…)
というワケで、今日は新NISA、積立投資と一括投資、どっちにしたら良いのかというお話でした。
まずは20年を超える長期投資、一括か積立は年率リターンではそこまで大差ないのでメンタルに合う方法で。管理人はそんな風に感じました。
サラリーマンだと結局は給料からの入金なので積立がほとんどになりますしね。
NISAの先は長いので、たまには長期データを見つつ、ともにコツコツ頑張っていきましょう。
お読み頂きありがとうございました。
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米国株は苦難と豊穣の時代を繰り返してきました。低迷期はわりと長いので、そうなった場合にも投資を続けられるような資金配分で乗り切ろうと思っています。
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