「インデックスファンドの時代」という本があります。バンガード創始者ジョン・ボーグルが書いた名著です。
日本で翻訳版が出たのが2000年のことですが、ついにタイトルが回収されました。
いつもお世話になっているみらいさんのtweetから。
インデックスファンドの時代が来た!!
米国でのアクティブファンドとインデックスファンドの純資産比率は、ここ1年でインデックスファンドが優位に!
✅1993年:アクティブファンドが9割超
✅2024年:インデックスファンドが50.4%今年は投信100年目の節目🥳🎉
100年目での歴史的な出来事!! pic.twitter.com/amEeNKq3uG— みらいよたろう@東北投信🇨🇦🌴🇹🇭🍤 (@instockexnet) May 28, 2024
2024年は投信誕生から100年の節目。
そんなタイミングでインデックスファンドがアクティブファンドを上回ったのはまさに歴史的快挙。
世界的に年金運用等でインデックス投資が必要とされているのかも知れませんね。
ソース元はこちら。
外部リンク米国のインデックスファンド!バンガードとフィデリティ、 ブラックロックとステートストリート!! そのミューチュアルファンド、ETF、CIT/合同運用信託(PDF)
ちょっと読みにくいのですが出ている画像や資料は素晴らしいので、参考になったものなどを記事にて紹介していきます。
インデックスファンドの時代がマジで来た!
まずは歴史的画像から。
1993年:アクティブファンドが9割超
2024年:インデックスファンドが50.4%
青がいわゆる投資信託、黄緑がETFですね。
ついに過半数をインデックスファンドという時代になりました。
これを見ていると2020年代が終わるころにはインデックスファンドが主流になりそうな予感。
もし誰もアクティブファンドを買わなくなったらどうしよう、と心配になるかもですが、個別株等の売買が無くなるワケではないですし、インデックスを上回りたい欲望もあるので、まぁその心配はいらないでしょう。
他にもPDFで面白かった情報など。
バンガードのS&P500に連動する『バンガード500インデックス・アドミラル・シェアーズ/Vanguard 500 Index Fund Admiral Shares(VFIAX)』の純資産は1兆1000億㌦/約170兆円
バンガード500インデックス(VFIAX)とか超久しぶりに見ました。昔のウォール街のランダムウォーカーなどで見たくらい。
今の新しい本だとあまり見ない名前ですね。
ちなみに純資産額は日本円で170兆円。
化け物ファンドですねw
気になる手数料(こっちでいう信託報酬)は0.04%とETF級です。
さすがのeMAXIS Slim米国株式も本場の商品には勝てません。(でもオルカンは比較指数が違うとはいえVTより名目が安く世界最安コスト級と思います。)
ただ、これを持ってアメリカのほうが日本より凄い、とは言えないのも日本がここ数年で投資環境が劇的に良くなった部分も。
ちょっと引用にて。
100万㌦/約1億5000万円以上の資産を預ける顧客は取引手数料無料で、500万㌦/約7億7000万円以上の資産を預ける顧客は解約手数料が無料だ。…(略)…。バンガードは資料の郵送受取を選択した者に年25㌦の手数料を徴収、旧口座を新口座に切り替えていない場合は投信ごとに年25㌦を徴収している。
日本だとノーロード(手数料無料)が当たり前ですが、アメリカは上級顧客向けの様子。
資料が郵送受取だと年25ドルというのは運用報告書ですかね。
その他、面白かった資料など。
群雄割拠の米国インデックスファンド状況。
ステートストリート、フィディリティ、ブラックロックの三社が本格参入することで群雄割拠となってきました。
2001年あたりからのブラックロックの拡大が凄いですね。ブラックロックはIVV、EFA、TOK、HDV、PFFなどが有名。日本で海外ETFが登場したときにネット証券が取り扱っていたのもブラックロックでした。(バンガードのETFが買えるようになったのはその数年後。)
何気にフィディリティも強くてビックリしました。しかしフィディリティはETFよりもミーチュアルファンド中心のようです。
ETFにおいてはバンガード、ステートストリート、ブラックロックが御三家ですね。
ミーチュアルファンド(投資信託)ならバンガードの圧勝です。
ETFを除いたシェアではバンガード圧勝です。
ミーチュアルファンドではフィディリティが猛追するものの下記のような仕組みもあるようでした。
S&P500や全米株式に連動するファンドで信託報酬が0.015%と凄まじいコスト。あと下のほうに信託報酬0%の商品も。これは野村がやってるような時期限定ですかね。
この低コストでフィディリティがバンガードを猛追しますが、主力としては機関投資家向けの様子。また、ミーチュアルファンドのコストを下げまくったせいで同社のアクティブファンドは巨額の資金流出となったようです。
というワケで今日はインデックスファンドの時代がマジで来た!というお話でした。
ソース元のPDFはテキストが読みにくいですが、画像だけでも面白いので良かったら是非どうぞ。応援バナー下にあるので、応援ポチもあると嬉しいです。
日本の投資環境はアメリカにも負けない(投資信託においてはアメリカ以上?)ようになってきました。
あとは投資を続けるだけ。なので一緒にコツコツ頑張っていきましょうね。
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外部リンク米国のインデックスファンド!バンガードとフィデリティ、 ブラックロックとステートストリート!! そのミューチュアルファンド、ETF、CIT/合同運用信託(PDF)
ボーグル先生の名著。
近くの図書館に無かったので大阪市内の図書館から取り寄せて貰った記憶。リーマンショックで病みそうなときに、もう一回取り寄せて貰って読んだ思い出もw
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