長期投資をしていると色んな妄想をしてしまいますが、期待通りにリターンが出るでしょうか?
管理人はネガティブなので低めに見積もっています。さて、ネットを見てると稀に見る良記事がありましたのでシェアしたいと思います。(これだからネットはやめられないw)
記事は日興アセットマネジメントです。
外部リンク長期投資なら大丈夫って本当ですか?
長期投資なら大丈夫と思いますよね。
では、一緒に見ていきましょう。
投資の結果は「運」次第?
記事では冒頭から分かりやすく結論がありました。
- 自分の投資期間がどういう「マーケット環境」になるかという、いわば「運」に左右される
- 長期投資に意味はあるが、「魔法の杖」のようなイメージだけで受け止めないことが大事
なかなか受け入れにくい人も多いのではないでしょうか。
しかし、長期投資とはいえ、絶対儲かる魔法の杖ではありません。
では、日興さんの分かりやすい画像とともに学んでいきましょう。
こういったことを知っていると自分の老後などを想定しやすいはず。
「どの期間を過ごすか」で投資の結果は決まる
身も蓋もない話ですが、長期投資とはいえ、どの期間を過ごすかで結果は決まります。
具体的に言えば老後にリーマンショックを直撃すると大変ですし、老後がコロナショック以降のような相場になればウハウハでお金増えまくり、ということ。
私の老後だけバブル相場になって欲しいけど、その前に地獄のような低迷期を過ごす必要もありそうで耐えられるか不安でもあります。そこそこの波で堅調が一番ですね。
さて、本題の画像を。
先進国株式に10年投資した結果
(1971年末スタート~1979年末スタート)
棒グラフは年率換算せず、棒の数値は年率換算値。
先進国株式インデックス:MSCIワールドインデックス(配当込み)を日興アセットマネジメントが円換算。以下同じ。
一番上にあるデータは、1971年12月末に投資して10年間放置したら、10年後の1981年12月末には50%弱(44.1%)上昇しており、それを年率換算すると年3.7%だった、という意味です。
1971年から10年投資と、1979年に10年投資したケースでは10%以上もリターンが変わってしまいます。年率なので10年複利で計算すると凄い差になりますね。
パーセントだとわかりづらいので金額で示すと、
100万円投資すると
- 71年末スタート 1,441,000円
- 79年末スタート 3,682,000円
かなり差が出ますね。
老後の生活に影響するレベル。
こんな感じでそれぞれの時代を見ていきましょう。
先進国株式に10年投資した結果
(1980年末スタート~1989年末スタート)
こちらも良かった年と悪かった年では2倍以上の差が。
でもプラスなので救いはありますね。
どんなときでも株式長期投資は正義。
いえ、そんなことはありません。
先進国株式に10年投資した結果
(1990年末スタート~1999年末スタート)
1998年、1999年末に投資をすると10年保有でもマイナスという結果に。
これは皆さんご存知の通り、ITバブル崩壊とリーマンショックに被弾するからです。
今は株価ウハウハですが10年後にマイナスでも大丈夫なメンタルを鍛えておきたいところ。
さて、続きます。
先進国株式に10年投資した結果
(2000年末スタート~2009年末スタート)
2001年、2002年もやはり悲惨ですね。
というか、1998年からの4年間が地獄過ぎる。。
管理人が投資を始めた時代に米国株が不人気なのも納得。
これで最後です。
先進国株式に10年投資した結果
(2010年末スタート~2013年末スタート)
2013年末で終わっているのは、まだ2024年の結果が出ていないからですね。
とはいえ、リーマンショック以降に投資をした人はアホみたいなハイリターンを享受できたことになります。
運ゲーやんけ、となるかもですが、それでも長期投資はやはり正義です。
それでも、長期投資の意味はやはり大きい
10年だと厳しいですが、20年保有すると恩恵を感じやすい画像もありました。
こちら。
先進国株式に10年投資した結果と20年投資した結果
青緑:10年保有 オレンジ:20年投資
年率でなくリターンとなっていますが、
- 20年保有すれば悪くて2倍(複利3.6%)
- 通常なら4倍(複利7.2%)
- 大当たりなら8倍以上(複利14.4%以上)
みたいに見ると感覚的に整理しやすいですね。
なので、管理人はまぁ、悪いときがあっても20年以上投資すれば3.6%くらいは期待して良いんじゃないかな、といつも思っています。
記事で書かれていた良い言葉があるので引用します。
そして、逆に「運」に恵まれない時は、残念ながらどれも下がってしまうはず。
それでも、それを無視して10年我慢できたら大体「結果オーライ」、20年も我慢できたら「結果・大オーライ」になることが多いことを、過去のデータは教えてくれます。
投資結果は運次第ですが、過去のデータは20年保有の大切さを教えてくれています。
おまけ|途中でやめると失敗するケースが多そう
おまけですが、10年保有をせず3年くらいでやめてしまうと一番
先進国株式に10年投資した結果と3年でやめてしまった結果
赤:3年保有 青緑:10年保有
株式は長期では右肩上がりですが、3年だと恩恵を受けにくいですし、下手をすると元本割れの可能性も大きいですね。
- 高配当株式を買っているなら20年保有
- NASDAQ100を買っているなら20年保有
というのが良いと思います。
一番アカンのが高配当で始めたけど、ハイテクが羨ましくなってNASDAQ100に乗り換えた。もしくはハイテクが下がり続けたので高配当に乗り換えた、というパターンになりそう。。
管理人もドツボに嵌らないよう気を付けます。
おわりに|投資の結果は「運」次第だが、長期投資は報われる可能性が高い
最後に20年投資の画像を見て終わりにしましょう。
青緑:10年保有 オレンジ:20年投資
10年単位だと時期によって変動が大きいですが、20年保有まで行くと、悪くても3.6%で回る可能性が高そうです。
ただ、直近10年、20年は良い目が出すぎたので、ある程度は低めに見積もっておくほうが良いかもですね。
逆に今から投資を始めた人たちにとっては、逆境があるかもですが、それを乗り越えて積立を続けると老後までに黄金期がきてFIREなどもありそう。
というワケで今日は投資の結果は「運」次第というお話でした。
長期投資はしんどいことも多いですが、余裕で20年以上保有できるよう一緒にコツコツ頑張っていきましょうね。
お読み頂きありがとうございました。
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株価が良いときほど株式リターン7%について考えておきたいですね。もちろん下落相場も積立投資で頑張りましょう。
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