年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の2023年第1四半期の結果速報が出ました。
株高・円安が進んだので伸びりだろうな、と思ってましたが想像以上でした。
思わずtweetしたのはこちら。
俺たちのGPIF、第1四半期で9.49%(+19兆円w)ものリターンを出してしまう🥳
グラフの最後飛び出てて笑うw
4資産均等型でもしっかり資産形成できる気がする https://t.co/qTvVp4MALy
— ななし@氷河期ブログの人 (@_teeeeest) August 4, 2023
これ、地味に凄いのが4資産均等型とほぼ同じポートフォリオで、3ヶ月で9.49%というリターンだと思うんですがどうでしょうか。
債券半分(しかもその半分は国内債券)あっても上げ相場のときは暴騰するのですね。
レポートも出ていたので一緒に見ていきましょう。
俺たちのGPIF|第1四半期で9.49%(+19兆円w)ものリターンを出してしまう
まずは結論画像から。
- 2023年第1四半期(4~6月)
- 期間収益率 +9.49%
- 期間収益額 +18兆98344億円
- うち利子・配当収入は1兆3591億円
- 運用資産額 219兆1736億円
四半期で上がり過ぎたのでグラフの一番右がぴょこっと飛び出ています。
4資産均等型というガチガチの安定運用とは思えないリターンを出してますね。
では、細かなデータも見ていきましょう。
ソースを見たい人はPDFになりますが下記からどうぞ。
基本的な4資産均等型ポートフォリオ
最新のポートフォリオですが株式が上がっているので、そのうち高くなった株式を売って、金利が上がって安くなった債券をリバランスで買ってくれるでしょう。
200兆円を超える機関投資家なのに淡々とリバランスできる中の人ってメンタル過ごそう。。
ただ、ほぼ同じ運用ができる投資信託もあります。
<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)
厳密にGPIFに連動させるならiFreeのが良いのですが、4資産均等型に比べると信託報酬が年率0.1749%とちょっと高い気がします。
あと不人気で早期償還も心配。
個人的にはニッセイ4資産均等型のがおすすめですかね。
キャピタルとインカム推移
赤線がキャピタルでリーマンショック以降はリターンを引き上げてくれています。
とはいえ、底支えしているインカムも凄いものがありますね。今四半期でも1兆3500億円を超えていました。
安定したインカムがあるので株式が下がったときもリバランスで買ってくれるし、下落時にはクッションにもなってくれます。
期間中の市場インデックス推移
- 国内債券 0.41%
- 外国債券 7.80%
- 国内株式 14.45%
- 外国株式 15.49%
国内外の株式が大きな伸びを見せましたが外国債券も大きいですね。円安のおかげでしょうか。
どの資産クラスが上がるかは分かりませんが今後も安心して見ることができそうです。
参考|GPIFの運用益は将来の年金不足を補うもの
ちなみにですが、GPIFが運用しているお金は今の年金支払いにはほとんど使っていません。
これを見てると管理人世代が亡くなる時期くらいからですかね。
少子化で年金の担い手が減ってしまう分をGPIFの運用で補うのが目的です。残念ながら管理人はGPIFの恩恵にあやかれませんが、子供たち世代がすこしでも楽になると良いな、と。
若い人は過度に年金不安とかせず、ちゃんと働いて、収入の少しでも投資に回しておくだけでけっこう老後不安は解消できるんじゃないでしょうか。
氷河期世代は75歳くらいまで労役させられて年金を払う側で存在し、その後は案外短い寿命で去っていって年金負担も減らすんじゃないかな、とか。
で、老人が猛烈に減っていけば年金不安も解消する。
それが100年後くらい?
もしかすると年金100年安心とはコレなのかも知れない。。
段々、管理人のしょーもない雑談になってきたので今日はこのへんで。
ポートフォリオの神髄ともいえるGPIFのお話でした。
お読み頂きありがとうございました。
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