異次元の少子化が話題ですが、Twitterなどを見ていると喜びではなく悲観が多い気がします。
理由としては財源が社保をターゲットにしているから。
4/1にしたtweetなど。
政府 「異次元の少子化対策をする!」
↓
政府 「財源は現役から貰うぞ!」エイプリルフールかな?ww
>>
財源確保を巡り、政府は社会保険料を引き上げる検討に入った。年金・医療・介護・雇用の4保険のうち、公的医療保険の月額保険料に上乗せする案が有力だ。https://t.co/ejpB5WniIc— ななし@氷河期ブログの人 (@_teeeeest) March 31, 2023
エイプリルフールかと思ったら本気のようなので、これで少子化対策とか頭ハッピーセットかな?と思ってしまいます。
消費税など税と付くものは国会審議で上げるのが大変なので、比較的上げやすく、票田である老人からも批判が少ない社保は狙われやすいですね。
ちょっと古い(2015年が最終)ですが内閣府の社保推移です。
60歳以上でも働いている世代は上昇傾向ですが、年金生活者であろう高齢者世帯は横ばいが続きます。これは2023年の現在でも似たような感じかな、と。
そして社保が上がれば上がるほど、現役世代の可処分所得は減り、子育てに回すお金も減ります。
さて、上の画像(2015年時点)では45歳から59歳の社保支払いが年間67万円くらいでした。
2022年だと年収600万円くらいのサラリーマンは93万9600円が社保として天引きされているようです。
これが異次元の少子化対策で社保を引き上げると100万円超えをしそうという記事がネットで話題になっていました。
外部リンク岸田政権「異次元の少子化対策」財源は社会保険料が本命か 年収600万円の会社員は税金と別に「100万円超の天引き」も
前置きが長くなりましたが、実際にどれくらい社保で引かれているかを再度知っておきましょう。(そして備える準備もしましょう。)
岸田政権「異次元の少子化対策」は社保引き上げで→年収600万円だと天引き100万円近くに
社保の恐ろしいところは強制天引きかつ、意識されにくい状況でゴリゴリ削られるということ。
少子高齢化で増える医療費に連動して上昇しているので暴動が起きるまで上げ続けそうです。。
ちょっと長いですが記事より引用にて。
問題は、毎月の給料から保険料が天引きされているために“負担感”が薄いだけで、すでに社会保険料の負担がかなり大きくなっていることだ。北山氏が続けて解説する。
「会社員の現状の負担を整理すると、健康保険料率は標準報酬月額の10%(東京都の場合)、介護保険料率は同1.82%(40歳以上のみ)、厚生年金保険料は同18.3%、雇用保険料(一般の事業)は同1.55%となっており、合わせて31.67%。
そのうち従業員の給料から天引きされる労働者負担分は、健康保険料率6%、介護保険料率0.91%、厚生年金保険料9.15%、雇用保険料0.5%で合計15.66%となります。
あくまで概算ですが、報酬月額が50万円で賞与なしの40歳以上のサラリーマンを例とすると、年間の社会保険料額は『50万円×15.66%×12か月=93万9600円』となります。
一方でこのサラリーマンの税金を試算すると、所得税・地方税を合わせて年間約50万円となり、すでに税金と比べて社会保険料の負担のほうが重いものになっていることがわかります」
年収600万円のサラリーマンの場合、すでに年間90万円以上を社会保険料として天引きされている計算になる。そこに少子化対策の財源とするために、ここからさらに社会保険料の負担が増やされかねない状況にある。北山氏はこう言う。
「具体的にどの保険料が何%上がるか、といった話が出ていない段階ではありますが、仮に現状から社会保険料負担を5%上乗せするという話であれば、合計の社会保険料率は15.66%から20.66%に上がることになる。
前述した報酬月額50万円のサラリーマンを例にすると現状の年間93万9600円の負担が123万9600円まで増えるという話です。手取りは年30万円、毎月2万5000円も少なくなる計算です」
異次元の少子化対策をする代わりに、異次元の社保引き上げはありそうですよね。
そして使い道は老人の医療費になるかな、と。。
記事を読んでいてビビったのが、社保が段階的にでも5%引き上げられると年収600万円の人は手取りが30万円減ります。(実際には控除などでそこまでは無いと思いますが。。)
ひょっとして政府がやっているので少子化促進では?となってしまいますよね。
どんどん未来が暗くなっていく・・・
シルバー民主主義となって久しいのですが、どうにかしたいなら選挙に行くしかありません。
そして2023年4月8日の今日は地方統一選ですね。
ここで老人優遇にNO!を突きつけないと私たちの老後が来る前にリアルに増税で押しつぶされてしまいます。(これ以上可処分所得が減ったら新NISAどころじゃない。。)
というワケで、今日は短いのですが、岸田政権「異次元の少子化対策」は社保引き上げで、というお話でした。
お読み頂きありがとうございました。
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