ちょっと古いんですがバフェット太郎さんが興味深いtweetをしていました。
お金持ちになるのは簡単です。しかし、お金持ちであり続けることは難しいです。
中国ネット株のレバレッジETF $CWEB は2020年に最大6.5倍も値上がりしましたが、2021年には10分の一以下に値下がりしました。
この結末は「全てのレバレッジETF」に共通して言えることです。 pic.twitter.com/sON0VFeRlH
— バフェット太郎 (@buffett_taro) December 30, 2021
せっかくの機会ですし、改めて考えてみようと思います。
同じくバフェット太郎さんのレバレッジ関連記事です。
関連記事【閲覧注意】低賃金労働者ほどレバレッジETFとかアルトコインにすがる
レバレッジETFで一攫千金を狙っている人は参考の一つ程度にどうぞ。
では、お金持ちになるのがカンタンかどうか見ていきましょう。
お金持ちになるのはカンタン、しかしお金持ちであり続けることは難しい
2021年はレバレッジ投資をした人にとって最良の一年でした。
半面、昨年2022年は厳しい一年になりましたね。
しかし、お金持ちであり続けることは難しいです。
うーむ、深い。。
tweetにあるCWEBとは中国インターネット関連の2倍レバレッジETFですね。
タイムラインを見ていると、CWEBだけ上げるのはおかしい、TECL(米国テクノロジー3倍レバレッジETF)と比べるべきなどリプライがありました。
ちょっと主要なETFと比較しながら見てみましょう。
お金持ちになるのは簡単
お金持ちになるのは簡単です。
2021年に米国のレバレッジ商品を全力で握っていれば大体儲かってました。もちろん、それを知ってればの話ですけど。
CWEB、TECL、SPXLの2021年度株価推移
CWEB(中華ハイテク2倍ETF)は一瞬吹き上げ、そこから怒涛の下げを見せて、2021年が終わってみれば▲78.57%という爆損。。これは逆張り好きの管理人でも手出しできないレベル。
多分、バフェット太郎さんが伝えたかったのは、投機で勝負してお金持ちになるのは簡単。しかし、ここからお金持ちであり続けるのが難しい、ということですかね。
管理人はガチで国語ダメなので間違ってたらスミマセン。。
では2023年3月7日時点での一年チャートを見てみましょう。
CWEB、TECL、SPXLの直近一年チャート推移
S&P500もマイナスですが、レバレッジ商品は人によって精神病みそうな下げですね。
昨年10月頃はSPXL(S&P500×3倍)ですら▲35.28%、TECL(テクノロジー3倍ETF)だとほぼ半減していました。
お金持ちになっても維持し続けるのは難しいのが分かります。(ピークで売り抜ける人は少数でしょう。)
お金持ちであり続けるのが難しい
レバレッジETFはホールドしているだけで2倍だったので大きく資産を増やした人も多いでしょう。ただ、Twitterなどを見ていても全力で張ったあとに上手く降りたなぁ、という人は見ていません。
崩れだすと早いので、どういった値幅で利確するとか戦略を見たい気がします。
個人的には1000万ぶっこんでパスワードはゴミ箱へ。資産1億になれば利確してリタイア。失敗したら死して屍拾うもの無しでええかと思います。
私は1000万円も勝負する勇気ありませんけど。。
ちょっと気になったのはこういったリプライでした。
ここで損切りしないかぎり
持ち続けてこれから伸びれば問題ない話かと、
むしろ爆益を狙えるチャンス
管理人はレバレッジETFは否定しませんが、リスクを計算したうえで買って、失敗したら撤退しなきゃダメという考えです。
どうせいつかは暴落が来るんだから、またその時にエントリーすればええやん、と。
ちなみに米国株だから右肩上がりでいつか回復する、という「いつか」とは10年レベルで低迷があるので、それを耐えきるメンタルはつらいものがあるかも。(かわりに黄金の10年もけっこうあります。)
赤い部分の年に投資しちゃうと10年持っててもマイナスがけっこうあります。。
厳しい時代がきたとき、自分はどうするか、損切りするのか、投資をやめるのか、金融資産を失ったけど本業で稼ぐのか、新しい投機先を探すのか。。
のかのかのか、とスミマセン。
ただ、レバレッジ商品はFX並みにリスク管理して勝負しないと退場するので。
過去に書いたリスク関係の記事など良ければご参考に。あと、米国株あんま儲かんない時期、というのはナザールさんの記事が詳しいかも。
関連記事レバナスには気をつけよう!S&P500が▲10%のときレバナスは▲50%もあるぞ
外部リンク米国株インデックスは10年投資しても増えないことがある
なら、お前の戦略はどうなのか、となりますよね。
ななしの出口戦略
管理人の出口戦略はめちゃ分かりやすいです。
コツコツ積み立てる
↓
コツコツ取り崩す
これだけ。
いや、バカにしてるワケじゃないので石投げないで。。
あと多分なんですが、実際に投資リターンなんて大したことなくて、自分のコツコツした入金が凄かった、という意味不明な事実に気付くはず。
もちろん2021年みたいなラッキーはありますけど、一番大きいのは入金額です。これは古参の投資ブロガーとか見ると分かりやすいかも。
バフェット(本物)を見てると、複利の魔法が効いてくるのってホントのホントの後半に感じます。60年くらい継続してからが本番みたいなw
なので、投資に期待せず、儲かってたらラッキーくらいでやってると苦しみが減ります。
でも、30年かけてコツコツ資産形成すると、そこそこの金額になると思うんですよね。
取り崩しは今までと逆ですね。
ゆっくり時間をかけて貯めたのだから、ゆっくり時間をかけて取り崩していく。
オルカン+現金を取り崩すのも良いし、リスク資産比率が高かった人は現金比率を早めに上げておくとかゆっくり考えつつ。
感覚的な話ですが30年積立して、年金貰いつつ、50年かけて取り崩す。そうすると最後は良い感じで複利の魔法を体験できそう。こんな感じだと大きな失敗無く老後過ごせるんじゃないかな、と。
もし余ったら相続か寄付すればええの気持ちで。
もちろん私もソッコーでお金持ちになりたいです。しかしゆっくりお金持ちになるくらいが人生失敗しない資産形成と思っています。
お金の話で焦ると碌なことないですから。(リーマンショック直前にまだ儲かるはずだしと、123.45円を5万ドル買ったバカ=管理人がいたりします。)
なので、出口戦略は
ゆっくり貧乏になっていく。
こんな感じで良いんじゃないんでしょうかね。
おわりに|急いでお金持ちになれるかもだけど出口を考えておこう
レバレッジETFの魅力は凄いです。管理人も好きです。笑
しかし使い方には気を付けたいですね。
しかし、お金持ちであり続けることは難しいです。
ちょっと考えさせられるtweetでした。
管理人はゆっくりお金持ちになり(なれない可能性のが高いけどw)、ゆっくり貧乏人になっていくくらいのイメージで資産形成できたらと思います。
結果的に2021年みたいな爆益が続けばそれはラッキーとして喜べば良いので。逆に2022年みたいな年は仕込み時として辛抱ですかね。
読者様におきましても「ゆっくりお金持ちになる」。こんな緩い感じで当サイト(氷河期ブログ)とお付き合いいただけると幸いです。
時間はかかるけど一緒にコツコツ頑張りましょう。
お読み頂きありがとうございました。
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関連記事です。
【閲覧注意】低賃金労働者ほどレバレッジETFとかアルトコインにすがる
同じくバフェット太郎さんのレバレッジ関連記事です。煽っている感じですが、ぐう正論ティーで全然炎上していませんでした。
レバレッジETFやアルトコインなどで一攫千金を狙っている人は参考の一つ程度に。
レバナスには気をつけよう!S&P500が▲10%のときレバナスは▲50%もあるぞ
記事中で紹介したレバレッジETFのリスク部分です。
コツコツ資産形成しつつ、暴落したら待機資金で迎え撃つ。こんな感じでいきたいです。
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