Twitterを見ていると1989年と2022年の株式時価総額トップ50の比較がありました。
けっこう興味深い画像だったので記事にてシェアします。
tweetはいつもお世話になっているハルさん。
世界時価総額トップ50の1989年と2022年の比較
←左:1989年
→右:2022年赤: 日本企業
青: 米国企業 pic.twitter.com/KKg8AmVgWp— ハル☀️@米国株・米国ETF投資🇺🇸 (@haru_tachibana8) August 17, 2022
これは分かりやすいw
バブル絶頂期はホントに日本株が世界を席巻していたんですね。
せっかくなので大きい画像で見てみましょう。
1989年の世界時価総額トップ50
銀行株強すぎワロチwww
そういえばバブルの引き金はNTTでしたね。
金融株の比率が高いですが、トヨタをはじめとした製造業、東電・関電のエネルギー、新日鉄など見ていると、もはや日本だけで良いとなりそうですね。
当時のことは分からないんですけど。
ただ、振り返ってみればバブルでしたし、私たちはそのツケを延々と払い続けている途中という。。
バブル期のNTTなど参考に。
日本のバブルは、1980年代半ばから始まった低金利政策が、銀行の「カネ余り」を誘発したところから始まります。
ちょうどその頃、電電公社が民営化されてNTTになり、超優良企業で値上がり確実の“NTT株”が発売されました。
カネ余りの時期に手頃な投機商品があれば、バブルに火がつきます。日本人は、こぞって銀行から金を借りて株や土地を買いまくり、ここからバブルに突入します。
NTT株は、わずか2カ月で「1株119万円→317万円」まで上がり、日経平均株価は1989年末には3万8915円(過去最高)を記録、地価総額は1990年、何と「アメリカ3個分」にあたる2470兆円にまで高騰しました。
でもその後、金利の上げすぎや不動産取引への厳しい規制ができたことでバブルははじけ、長い長い暗黒時代へと突入したことは、みなさんもご存じのとおりです。
アメリカ株も超巨大企業が出ていますが、現在のS&P500上位の花形では無くなっていますね。
ただ、この銘柄群も配当再投資していたら凄いことになってそう。というか単純にS&P500を持っていたら凄いことになってる。(私たちは投資信託で30年後を楽しみにしましょう。)
さて、月日は過ぎて2022年。
日本株はというとトヨタが小さく残っているだけ。
GAFAM+テスラの巨大さに呆れます。
サウジアラムコはチート過ぎる企業(サウジアラビア国有の石油会社)でここ数年はアップルと時価総額1位を競い合っています。
あとチラホラと中国企業が台頭し、米中二極化が30年後にどうなっているやら。。
この画像を見て管理人が思ったこと。
- 未来を見通すことはできないから指数を買うのが気楽でいい
- 米国のみが怖ければオルカンが気楽
- もしかすると米国の復活劇はここで終了し、日本のような失われた30年になる可能性もゼロではない
- 日本や欧州がオワコンと思っている派は右手にVTI、左手にVWOが良さそう
などなど。
何だかんだでS&P500は勝ち馬システムなので、30年前とは上位銘柄がガラリと入れ替わっています。なので次の30年後も全然違う銘柄なんだろうな、と。(それでもコカ・コーラとかウォルマートは上位にいそう。)
人の世は栄枯盛衰ですが、時価総額加重は勝ち馬に乗れるシステムです。
そう考えると、やはり上位企業を当てるゲームでは無く、資本主義とセカイの発展を望んでコツコツ買い続けるのが良いな、とも思いました。
今日は短いけどこのへんで。
日本株はバブル崩壊でオワコンになったイメージがありますが、100年以上前から投資をしていたら、やはり株式にふさわしいリターンだったります。
明日は日本株の超長期チャートを紹介しようと思います。
お読み頂きありがとうございました。
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ハルさんといえば米国ETFですね。初心者向けかつ主要なETFを網羅した珍しい(誉めてる)一冊になってます。
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