GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が2021年度第2四半期の速報レポートを公開しました。
外部リンク2021年度第2四半期運用状況(速報)(PDF)
私たちの大切な年金運用を担うとともに、個人的には運用で見習う部分がめちゃあると思っています。
というワケで、PDFレポートを参考にしつつ、みんなで一緒に見ていきましょう。
運用開始後のトータル収益
スマホだと小さくてスミマセン。。
第2四半期は0.98%のリターンで、1兆8736億円となりました。
もはや金額が良く分かりません。
うち利子、配当が6230億円というところにインカムの強みを感じますし、安定した運用をしつつコロナショックなどで仕込んだ株式の爆発的なリターンも取れていて良いなぁ、と思いました。
ちなみに四半期で0.98%なんでGPIFのポートフォリオから考えると儲かり過ぎな感じもします。とはいえ、株式の恩恵を受けているターンということでしょうかね。
GPIFのポートフォリオ2021年9月時点
ほぼ4資産均等型です。
実際には値動きがあるのでブレは出ますが、投資信託でも同じような感じでしょう。
ただ、儲かりまくってそうな外国株式、外国債券が25%を切っているので、もしかすると上手くリバランスしているのかも知れません。
為替を考えるとリターン大きそうな気がしたんですけど不思議。
面白味のない4資産均等型ですが、今までの累積集計を見ると一変する人もいるかもです。
GPIFの累積収益額2021年9月時点
こちらもスマホでは見にくくてスミマセン。
赤の株式は凄まじいんですけど、個人的には青部分のインカムがスゴイと思うんですよね。
利子だけで累計41兆円とかになってます。今の規模だと年3兆円くらいのインカムがあるのと、株式が成長したり、債券保有が増えるにしたがって雪だるまがデカくなるのも実感できます。
もはや雪だるまどころじゃありませんけど。
(GPIFは世界最大の機関投資家だし。。)
2021年第2四半期の収益状況
こちらもスマホでは誠に申し訳なく…
- 国内債券+0.11%(501億円)
- 外国債券▲0.85%(-4091億円)
- 国内株式+5.35%(2兆5919億円)
- 外国株式▲0.77%(-3565億円)
トータルリターン+0.98%(1兆8763億円)
外国債券と外国株式がアカン四半期だったんですね。代わりに国内が帳消しどころかプラスに。これぞ分散投資!
ただ数字だけ見てると分かりにくい部分もあります。期間を切り取っただけなので。
下手するとマスコミさんとか、債券で4000億円も赤字を出しているギャンブル機関に大切な年金を任せるな、とか言いかねません。。
どこを切り取ったデータなのかもレポートでは出ているので一緒に見ておきましょう。
GPIF債券の動き2021年度第2四半期
年度ごとのレポートなので4月から3月ですね。
で、今回は赤枠部分の値動きが数字で報告されてます。
外国債券自体は為替の影響もあって好調なんですが、切り取った期間の影響っぽい感じがします。
GPIF株式の動き2021年度第2四半期
株式も同じ感じですかね。
外国株式自体は絶好調のアメリカがけん引しているのですが、切り取る期間が悪かった気がします。
代わりに日本株式が怒涛の上げがありました。というか、何かあった気がするけど覚えてません。
投資ブログ書いてるのに株価ニュースとか全然気にしないし覚えてないんです。。すみません。
でも、個人的になんで外債と外株がマイナスなの?という疑問が解決できて良かったです。
ちなみにですが、GPIFが運用しているお金は今の年金支払いにはほとんど使っていません。
これを見てると管理人世代が無くなる時期くらいからですかね。
少子化で年金の担い手が減ってしまう分をGPIFの運用で補うのが目的です。残念ながら管理人はGPIFの恩恵にあやかれませんが、子供たち世代がすこしでも楽になると良いな、と。
若い方は過度に年金不安とかせず、ちゃんと働いて、収入の少しでも投資に回しておくだけでけっこう老後不安は解消できるんじゃないでしょうか。
氷河期世代は75歳くらいまで労役させられて年金を払う側で存在し、その後は案外短い寿命で去っていって年金負担も減らすんじゃないかな、とか。
で、老人が猛烈に減っていけば年金不安も解消する。
それが100年後くらい?
もしかすると年金100年安心とはコレかも知れない。。
段々、管理人のしょーもない雑談になってきたので今日はこのへんで。
ポートフォリオの神髄ともいえるGPIFのお話でした。
お読み頂きありがとうございました。
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