年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)から2021年度第1四半期の速報がでました。
俺たちのGPIFさん、うっかり累積100兆円を達成してしまうwww
子供たちの年金資金繰りが少しでも楽になってくれたら嬉しいわ☺️
4資産均等型の有能さが伝わりますね✨ https://t.co/E96ujILHvj
— ななし@氷河期ブログの人 (@_teeeeest) August 6, 2021
Twitterでも沢山のいいね、ありがとうございます。
とりあえず見て驚いたのはこちら。
外部リンクGPIF2021年度第1四半期運用状況速報(PDF)
運用規模がデカすぎるというのもありますが、ついに累積収益100兆円を突破しました。
マスコミ各社におかれましては超ポジティブなニュースとして報道して欲しいところ。
下がったときだけ血税でギャンブルするとは何事だ!みたいなニュースばかりだと思いますけど・・・
期間中のインデックス推移【債券】
国内債券は安定しています。意外にも微増してるんですね。微妙に見えますが、規模がデカいので2089億円くらい増えてます。
外国債券は金利・為替の影響もあり1.87%と良い感じの上昇。こちらは8873億円の積み上げとなりました。
何だかんだで安定しつつ莫大な利子を出し続け、コロナショックのような暴落では安くなった株式を買うという神リバランスの実弾というか、支柱みたいな存在と思います。
そして実際に神リバランスによって大きな利益をもたらしてくれました。
でも、個人で債券を持っていると少ない利子のわりに値動きが目についたりするので、案外債券を保有し続けるのって難しいんですよね。
機関投資家だからこそできる業ともいえそうです。(もちろん個人でするにはニッセイ4資産均等型というバランスファンドを買えば一撃で解決なんですけど。地味過ぎて人気が。。)
期間中のインデックス推移【株式】
日本株は冴えない展開。実際にはもっと下がってるイメージでしたが四半期で見ると微減でした。
世界の株価は上がっているのに日本だけ遅れている状況です。とはいえ、市場から低評価されているだけなので、良いニュースなど出たら噴き上がることもあるでしょう。
外国株式はどこまで伸びるのか怖いレベルに達しています。個人だと儲かり過ぎて現金化という恐れがありますが、GPIFは50年後くらいから不足する年金に取り崩すのでまだまだ時間がありますね。
ざっくり今の利回りでいくと20年で2倍に増えるので、運用総額は1000兆円くらいいきそうな感じです。(現在191兆円なので現実味ある数字。GPIF凄い。。)
ちなみにGPIFのポートフォリオは4資産均等型とほとんど同じです。
惚れ惚れしちゃいますね。
コロナ以降の株高恩恵を着実に受けています。
高くなった債券を売り、暴落で安くなった株式を買いまくる
コロナショックでのリバランスというのは大きな意味がありましたね。
あと、地味ですが債券のインカムというのは無視できないのも分かりやすい画像で紹介されていました。
スマホだと小さくてスミマセン。スワイプで広げて頂けると幸いです。
青い帯がインカムですね。着実に増えており下支えとなっています。株価は波がありますね。とはいえ、リーマンショックとコロナショック後の回復が凄まじいのも分かります。
ちなみに、ここ数年は利子・配当だけで3兆円を超えています。
上述したののですが、GPIFの運用を取り崩して年金支払いに使うのは50年後くらいです。実際、複利でどれくらいまで増えてるんでしょうか。私はその頃には亡くなってそうだけど。。
子供たちが税負担少なく安定した年金になってると良いなぁ。
2021年6月30日時点でのGPIFの運用利回りは3.7%です。
コロナショック真っ最中にはギリギリ3%を切っていたような記憶があります。
そういった場合、GPIFのホームページを見ておくのは勉強になると思います。
外部リンクGPIFトップページ
凄いというしかない運用速報でしたが、良いときばかり続かないのが相場です。
しかしリーマンショック、チャイナショック、コロナショックも乗り切ったGPIFにこれからも期待したいところ。
私たちも悪い相場のときもドッシリ構えて長期投資していきましょうね。
お読み頂きありがとうございました。
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