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「米国株100%、日本株は不要」という人の落とし穴【山崎節】

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米国株一強の時期が長く続いています。

それに比べ日本株は追いてけぼりな状況が目立ちますね。そんな中、山崎先生が面白い記事を書いていました。

外部リンク「米国株100%、日本株は不要」という人の落とし穴 日本株には実は「これから期待できる点」がある

※リンクは新しいタブで開きます

山崎先生は昔から日本株ポテンシャル(日本のポテンシャルではない)をけっこう話しており、それを昨今の米国株とまとめた良記事と感じました。

管理人が良いなぁ、と思った部分も紹介していきましょう。

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「米国株100%、日本株は不要」という人の落とし穴【山崎節】

山崎先生の資産形成はけっこうシンプルで

  • 必要なお金以外は株式市場に置いておく
  • 日本株式半分、先進国株式半分(4:6でも可)

というスタイルが特徴で、リスク資産部分はGPIFと似たような比率です。

で、これって日本株はリターン低いし比率高過ぎでは?と感じる人も多いと思うんですよね。

 

記事ではいつもの山崎節で日本株を保有する理由を書いていました。

ちなみにですが逆張り好きな管理人も日本株は持っておきたいと思いつつ、中国ETFくらいしか資金が回らず買えていません。

まぁオールカントリーを持っていれば日本暴騰の際には恩恵を受けてることができるでしょう。

 

日本株には「そこそこ投資してもいい」

日本株に投資をする理由は二つあるようで、為替リスクと日本株のポテンシャルです。

それぞれ引用で見てみましょう。

1つ目は、われわれ日本の個人投資家が将来に必要とする支出は円建てなので、リスクとリターンのバランスを考えたときに、日本に居住する人にとっては、円建ての株式リスクをある程度持つことが合理的になりうるということだ。外国株式への投資は、為替リスクがある分不利になりやすい。この点を考えると、投資を「外国株のみ」に割り切ろうとするのは、力みすぎだ。

もっとも、日本円の為替リスクは、世界の金融政策の方向性が一意していることもあって、近年、かつてほど大きくはない。

為替リスクは個人的に超長期ではあまり気にする必要はないと思っています。それよりも株式リスクの方が大きいだろうし。

記事でも書いていますが、昔より為替リスクが減ってるのは何んとなく感じます。ここ数年はドル円だと上下で20円も動いていないような。。

 

もう一つのポテンシャルが個人的にツボでした。

2つ目は「株主本位の経営」(典型的には自社株買い)をすでにやりすぎに近いくらい行っているアメリカ企業よりも、日本企業のほうが株主本位の経営による株価上昇のポテンシャルを残しているのではないかという、やや長期的な推測がある。

この推測は、正しいかも知れないし、正しくないかも知れない。今後、日本企業のガバナンスがアメリカ企業的なものに移行するのなら、ビジネスが同じでも「ガバナンスが改善するだけで」追加的なリターンを生むことができる。合理的だとは思うのだが、筆者の個人的な(逆張り趣味的な)「賭け」が少々だが含まれている。

ダメだ、ダメだ、と言われる日本株で儲けるのは、なかなか気分がいいではないか。

※太字・装飾は管理人がしました。

みんなが低成長を想像しているなら、ちょっとでも上振れ要素があると儲かる幅が大きくなりますね。実際のポテンシャルが高いとは言っていないのが悲しいところですけど。

逆にアメリカなどは株主重視というカードをすでに切っているので、今まで通りの高成長をキープできなくなったときにどうするか、という問題もあります。

 

何だかんだで米国株オンリーよりは米国株+日本株みたいな感じの方がリスク分散になるとは思います。

極端すぎる場合はオールカントリーが最も簡単で現実的、と山崎先生も書いてましたね。

 

あと今回初めて見たなぁ、というのがワクチンラグでした。

 

投資家は今後「ワクチンラグ」に期待してもいい

好調な米国株に比べ日本は株価上昇が遅れています。

その理由としてワクチン接種が挙げられていました。

両国の株価が逆行したことに対しては、2つの理由が考えられる。1つ目は、新型コロナワクチン接種のスピードの違いに起因する両国の経済回復タイミングの差によるものだ。この時間差を「ワクチンラグ」と名付けよう。

ワクチン接種で先行して経済再開が進むアメリカと、ワクチンで半年以上遅れて、現在、感染が再拡大して緊急事態宣言の範囲が首都圏3都県と大阪府にもひろがろうとする日本の、国内経済の差は株価にとって大きい。ちなみに、株価には前回予想からの「上方修正」、「下方修正」の変化が効く。これは、個別企業の株価に、利益予想の修正が効くのと同様の現象だ。

マーケットが悲観を織り込み過ぎているという感じなんでしょうかね。

とすると、ワクチン接種が進むことで上げ幅も大きいという考えも出来る、と。

 

ただし、株式の投資家は、悲観するには及ばない。

「ワクチンラグ」が単純な「ラグ」であるとするなら、日本株の投資家は、今後のワクチン接種の進行に伴う日本経済の回復が株価に織り込まれる過程を楽しみにしていていいという理屈になる。「下方修正」が「上方修正」に転換するときの効果は大きい。

経済学の議論でよくあるように、「他の条件を一定とすれば」この期待には、そう大きな無理はない。 実は、わが国の昨年の税収が60兆円を超えたことからも推測できるように、「企業全般」の収益は、すでに昨年からアメリカ・中国をはじめとする海外の経済伸長を背景に悪くない状況を迎えている。日銀短観で言うところの「大企業製造業」は好況に振れている(儲かっている人は「私は儲かっている」と大きな声ではなかなか言わないが)。

コロナで厳しいのは、飲食・旅行観光・小売り・エンターテインメントなどの対人接触型の内需産業だ。もちろん、ワクチン接種が進んで、これらの業種の収益が底上げされると、それが他の産業にもプラスに波及するから、今後プラスに表れる「ワクチンラグ」には期待していいはずだ(そうならなければ、それは、さらなる「失政」だろう)。

ちょっと引用多めになりましたが、最後は山崎節ですね。

いろんな部分を見つつ、どこに目を向ければ良いかも分かりやすくて好きです。ただ、うちの国って失政しそうな気もするんですよね。。

管理人は気管支喘息持ちで7月中旬にワクチン予約取ったものの、ワクチン不足でキャンセルされてますので。(予約件復活したと思ったら今度は空きが無くて争奪戦負け続けてます。。)

 

個人的恨みもありますし、動きに遅れは感じるものの、それでもワクチン接種者は順調に増えています。

実際に新型コロナに感染後の死者数は減っているように数字を見て思います。(感染者は増えてて緊急事態宣言出ましたけど。)

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出典:日本国内の感染者数(NHKまとめ)

※リンクは新しいタブで開きます

まだまだ医療ひっ迫とか油断ならない状況ですが、日がたつにつれ状況は良くなっていくかな、と。

自粛疲れもあるだろうし、我慢していた個人消費が回り始めると景気の良いニュースなんか聞けるかも知れませんね。

 

それでも個人的に米国株100%でも問題ないと思ってたりする

これは管理人の戯言なんでスルーして欲しいんですけど、日本株がポテンシャルを残していて、米国株はどちらかというとカードを切りまくっていて一手ミスると致命傷みたいな状況かも知れません。

しかしmRNA(メッセンジャーRNAワクチン)なんかはアメリカのイノベーションと言えます。

上がり過ぎた株価は平均に収れんするので長期低迷をする気がしますが、それでも次にイノベーションを起こすのもアメリカなんじゃないかな、と。

 

中国は何だかイノベーションとは違う国な気がするし、日本でもないし、他の新興国な気もしないし。

まぁ、アメリカが低迷し続けて覇権国から落ちたとしても、次の覇権国の経済施策次第では米国株に恩恵もあるでしょう。そうした時に株式リターンが平均回帰してくれれば良いので、どっちでも良いし、それなら昔から好きだった米国株だけでも良いかと思っています。

S&P500は米国株というより世界上位企業の集合体みたいな状況ですし。。

 

そろそろ長くなってきたので終わります。

 

おわりに|米国株100%、日本株は不要という極論はやめておこう

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管理人個人は米国株100%でもあまり変わらないだろう、と思っていますが、人におすすめするならオールカントリーです。

日本株の暴騰があるかもですが、それも取り込めますしね。

あとは何に投資すれば儲かるのかよりも、どうすれば投資で死なないかを考えておく方が良いかも、と最近ネットを見ていて思うことも。

当サイトの読者様はわりと現金比率も高いようで安心なのですが、みんながリスク取って高い値段でも株を欲しくなったときが天井というのは良くある話。。

 

株が欲しいと思ったときも、株を買うのが怖いと思ったときも、そんなことより自分のリスク許容度を見ながら投資をしていく。

そんな感じでゆるゆると続けていきたいですね。

ちょっと話がまとまりませんが今日はこんな感じで終わります。

 

お読み頂きありがとうございました。

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関連記事です。

【朗報】株価バブルはまだ終わらない

山崎先生の関連記事です。2020年末での株価バブルが弾けるとすれば、という条件が書いていたのでけっこう面白いかも。

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この記事を書いた人
ななし

1976年生まれ、超就職氷河期世代のインデックス投資家。投資情報を中心とした当サイトの管理とWebライターをしております。自己紹介は「ななし」をクリックで。

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