将来は年金も不安だし、資産運用をしてお金を貯めなきゃ。。
でも、何から始めよう?
そう思っている人は多いでしょう。私もそうです。
宝くじが当たらないように、短期間に株式や運用でひと財産稼ぐというのは無理です。
結論を先に書くと、節約はこれから資産形成する人には最強の一手になります。
節約するより稼ぐ方が楽に思えるかも知れませんが、実際には稼ぎが増えているはずの40代の平均貯蓄は643万円。。(中央値はもっと下がる。。)
収入が増えると自然に支出は増えてしまいます。このループに入る前に節約をするだけでもかなり変わりますね。
お金を少しずつ貯めていこうかな、と思う方の参考になれば幸いです。
節約は資産形成において最強の一手
節約は思っている以上に簡単です。
- 必要な保険だけ入る
- お弁当を作る
- 水筒にお茶を入れて持ち歩く
- 格安SIMにする
いくつかの固定費を見直すと1万円くらいは生み出せます。
資産形成の方法は単純で、
- 収入を得る
- 節約をする
- 余ったお金で投資をする
単純に書けば、この3つの流れしかありません。
まずは投資をする為に、ちゃんと働いて、少しでも運用に回すために節約をする。
よほどお金持ちの家に生まれない限り、労働は当然のことになりますね。
その労働が高給なのかホワイトなのかブラックなのかは別にして、とにかく収入を得る事が最低条件です。
残ったお金で運用をする以上、資産形成初期において節約が最大の投資法と思っていて間違いありません。
私の場合、ざっくり600万円くらい高配当ETFを持っていて、それが月1万円程の配当金になっています。配当で月1万円を得ようとすると大変ですが、節約で月1万円だと何とかなります。
最初のうちは下手に運用で利益を上げようと考えるより、節約をした方が効率的ですね。
節約の重要性:真面目に働くだけではお金が貯まりにくくなっている
収入が増えても、支出が増えればお金は貯まりませんよね。節約を意識していないと、収入が上がるにつれて支出は増えていきます。
ちょっと身近というか私の年代(40代)の平均を出します。過去の記事でも調べた結果ですが、
- 40代の平均年収は541万円
- 40代の平均貯蓄額は643万円
貯蓄額は資産も含むので、けっこう苦しい現実が見えますね。社会に出てざっくり20年間で600万円。中央値となると更に減ります。(220万円でちょっと衝撃的でした…)
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普通に働いて、普通に使っていてはお金はなかなか貯まらない時代です。保険料等も含め、税金の支払いで使えるお金が減っている事も大きいですね。
現在は娯楽費が安く抑えることができるので、昔と比較するのも難しいところですが、入ってくる収入と使える現金が少なくなっているのは現実問題としてあります。
金融庁の「つみたてNISA」、厚生労働省の「iDeCo」のように、非課税枠での運用を国民へすすめているのも、老後の準備は自分達で頑張ってくれ、ということでしょう。
投資をするにしてもまずはタネ銭を作らないことには何もできません。若い人は早いうちに少しでも現金の準備をする必要があるように感じます。
節約の効果は全てに有効
効果はぱっと思い浮かぶだけでも3つくらいすぐに出てきます。
- 生活費が少なくすむ
- 生活防衛費の準備を低く出来る
- 単純に投資に回せる金額が増える
生活費全体が少なくなれば、もし何かあった際のいわゆる「生活防衛費」も少なくて済みます。
投資は少しでも早く長くが鉄則なので、節約と相性が良いですね。
自分が生活する上での金額が分かっていれば、何のためにお金を使うかが分かりやすなります。生きるための最低コストを計算しておくだけでも効果的なので超おすすめ。
1年分の生活防衛費が月15万円で大丈夫な人と、月25万円必要な人では120万円くらい差が出てきます。
老後についてもどれくらいのお金が必要かを分かっていると準備がしやすくなりますね。
まとめ|節約で得られる効果
- 生活防衛費の準備がしやすい
- 残ったものを早く投資に回す事で期待値が上がる
- 自分に必要な生活コストが分かれば老後への準備や対応もしやすい
あまりやり過ぎると何のために生きているのか、となるのでバランスの良い生活と節約を見つけていきましょう。
個人的な話ですが、独身時代にお金を貯めて投資をしていて良かったと思います。もしかすると、家族を養いながら老後の準備までは出来なかったかも知れません。
お読み頂きありがとうございました。
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アメリカのお金持ちがどのような生活を心掛けていたのかを上手くまとめた一冊です。投資ブログではあまり出てきませんが、間違いない良書です。レビューも書いています。
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