もし両親から
遺産相続がある
と言われたら、皆さま、どんな風にお金を使おうと考えますか?
とりあえず貯金しておく。住宅ローン返済。投資に回す。
いろいろな考えが脳内を駆け回りそうです。
さて、読者様より生前贈与1000万円の運用についてご質問いただきました。
全額VYMを買い付けて老後のじぶん年金、残ったら子供への相続したい、とのこと。
記事内容は読者様より頂いたメッセージに管理人ならこうする、と書いたものもです。
けっこう大きな金額ですが、無いものとして捉えていると管理人だと全額VYMやっちゃいますね。
では、1000万円の運用方法を見ていきましょう。
生前贈与1000万円を全てVYMで運用したい【問題ない?】
読者様の質問はこちら。
ななし様
レコバと申します。いつも貴重な情報ありがとうございます。
色々な投資ブログ見ていましたが、ななし様のブログが最もわかりやすく考えに共感出きる部分も多いので毎朝通勤時に楽しく拝見させて頂いております。
投資は自己責任と認識しておりますが、ななし様でしたら下記の件、どのような運用を考えるのか参考にさせて頂きたく。
質問が2つあり、
- 生前贈与1000万円を全部VYMで良い?
- 考えている出口戦略は大丈夫?
とありましたが、今回はVYMに絞って書きました。(出口戦略は次回に)
質問:生前贈与1000万円の使い道について?
先日両親から生前贈与1000万円渡すよと提案されました。全く考えていなかったお金なので運用方法に悩んでおります。
自分の考え
- 贈与税がかからないように毎年100万円×10年で相続する
- 自分年金として海外ETFを購入する
- VYMのみを年間100万円×10年間毎月積立購入する
※売却するつもりはないので債券 ETFは購入せず、株式100%で購購入
※日々の増減は気にしないようにする・・・
→配当金は毎年家族で話し合い、使っていく
※インデックス投資は日々のキャッシュフローが良くなっている実感がないので配当は使う
→最終的には子供に相続できればなと
自分の現状
- 37歳サラリーマン 妻(37歳 パート務め)長女(9歳)長男(4歳)の4人家族
- 投資歴3年の初心者です
管理人ならこうする|サブ口座で毎年100万円、VYMを一括購入
贈与税対策として100万円✕10年というのは鉄板ですね。
投資をするにしても強制的に時間分散となるのも良いな、と。
不安な部分としては暴落などの値動きでしょうか。
日々の増減を気にしないといっても絶対気になりますよね。
対策としてはメイン口座ではなく、生前贈与用の証券口座を作ると良いかもです。
管理人の場合、
楽天証券がメインなのでSBI証券でVYMだけを買う
などでしょうか。
生前贈与用口座に入ってきた配当は、再投資も考えずに自由に使えますし。
何より今持っている自分の資産を見なくて良い、というのは大きいかな、と。
あと毎月購入も心が揺れちゃいそうなので、年一回だけ購入にします。
実際に毎月ドルコストと年一ドルコストを比べても超長期では大きな差にはなりません。
株価変動の影響はドルコスト終了後、資産が大きくなってからの値動きですから。
読者様は37歳ということで、47歳時点で1000万円分のキャッシュマシーンを保有してることになりますね。
毎年20~30万円相当の不労所得が入ってくるというのは子育て世代でなくても嬉しい金額。
資本主義は人間が幸せになりたい、と思うことで成長をしていくものだとすれば、更に20年後の65歳あたりに株価が倍になっていたら年40~60万円の不労所得に。
じぶん年金とはこういったものだと思います。
自分のものではなく、ご両親が子供のためを思って用意したお金です。
投資する商品に間違いはないので、何のために投資をするんだっけ?と思い返すと、相場での心の揺れは小さくなるでしょうか。
両親が用意してくれたお金はキャッシュフロー改善に使い、その後は子供世代に引き継いでいく。
そういった目的だと、年一回買付した方が気楽に過ごせそうだな、と思いました。
投資なんて忘れてるくらいが丁度良いですよ。
投資は買って忘れているくらいで良いと思う
うちの子供がけっこう良い例になります。
資本主義の優位性を子供に教えたくて送った誕生日プレゼントが
✅STAM ダウ15万円
✅ニッセイ先進国株式15万円なんですが、コロナショックを受けてもこの結果なので
実は大人にも良い教材なのでは?と思います☺️#ちなみにNISA口座が無い時代だった模様 https://t.co/QEhomblDY4 pic.twitter.com/cI1O78VlFr
— ななし@氷河期ブログの人 (@_teeeeest) May 20, 2020
投資信託なのでVYMとは少し違いますが、30万円で買った資産は放置してたら増えてます。こういったのは子供へ引き継ぐときの勉強になると思うんですよね。
画像の例でいくと、もし配当分が使えていたらオムツ代とかは使いつつ、元本も成長している感じかな、と。
自分の資産だと、ちょっとした暴落で慌ててしまいますが、子供にも関係するものだとすれば株価低迷も忘却の彼方です。
おわりに|10年後、20年後の配当に想いを馳せて投資をしていこう
ということで、結論としては1000万円の生前贈与があれば毎年100万円を一括投資✕10回やって、あとは配当を美味しく使います。
ついつい儲かるのかどうかを気にしちゃいますが、目的は配当を使うこと。
10年後はお子様が19歳、14歳だとするとお金もかかる時期ですね。その時に株価変動がどうだったかより、自分がどう行動したかを評価している。
そうなっていると素敵ですね。
20年後には自分たちの老後。余裕があれば少しずつ子供に相続をしていく。
今よりも数段厳しい少子高齢化で地獄のような時代が子供たちに降りかかります。
そうした時に、相続しやすいペーパーアセットは便利ですし、資本主義で少し楽に生きる方法を教えるにも向いているのではないでしょうか。
私も子供が小さいので、今の株価なんて気にせず、未来の配当に想いを馳せていきます。
株価を見るのが嫌な時期もきっとやってきますが、子供たちへバトンをつなぐと考え、一緒に乗り切っていきましょうね。
ご質問ありがとうございました。
お読み頂きありがとうございました。
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レコバさんのお子さんはもうオムツの時期ではないと思いますが、子供が小さいときはAmazonファイミリーが大活躍していました。
オムツ15%OFFに加えて送料無料で翌日届くとか無双状態でしたね。
小さいお子様がいる家庭は調べてみるとけっこう良いですよ。
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