管理人は海外ETFをかなり雑に買っています。
それはけっこう昔にこんなことを思ったからです。
S&P500って全部高値掴みだったとしても年1回ドルコストとあまり変わらんのでは?
まぁ、右肩上がりの指数であれば、そうなりやすいんですけど。ただ、高値掴みって避けたいじゃないですか。投資してる身としては。
- 買った後、暴落したら悲しい
- でもスルスル上がって指をくわえてるのも嫌
というのも事実。ここらへんの葛藤を考えるのも面倒なので、大体余剰金の半分を買うというのが最近の状況です。
Twitterでも需要がありそうなので記事にしました。
去年もやってたんですが、GWで暇なので
直近5年で高値掴み1000ドル×15回
VS
ドルコスト年末1回3000ドル×5回
をVOOで調べてみましたw
雑な計算だけど、結果はほとんど同じでした☺️
なので、今月も雑にS&P500を買いますw
下の画像とか数字はまた記事にて~ pic.twitter.com/wxpSa9YLTf
— ななし@氷河期ブログの人 (@_teeeeest) May 3, 2021
結論から述べますと投資額15000ドルに対して1000ドルくらい差が出ますが、失敗しまくっていても結果オーライかな、と。
- 投資額はどちらも15000ドル
- コロナショック被弾
- 高値掴み21,325ドル
- ドルコスト22,500ドル
- ざっくり150万円使って失敗した割に、結果は10万円くらいしか変わってない
個人的には許容範囲。というか、こんな雑な投資なのに凄くないですか?笑
では、一緒に確認してみましょう。
S&P500を天井で高値掴みしまくった場合はどうなるのか?【特に問題なし】
投資商品はS&P500ETFであるVOOです。
調べてみた条件
- 期間は直近5年
- スポット買いは一回1000ドル×15回
- ドルコストは年末に3000ドル×5回
- 購入するものはVOO
- 試算なので端数の株も保有
どちらのケースも15000ドルを投資した結果が分かります。
チャイナショック後の株価不安と2017年、2019年の暴騰、そして2020年3月のコロナショックを被弾しているので相場の影響を見るのには問題ないでしょう。
- 失敗しまくったスポット買い
- 淡々とドルコスト
の比較ですので、ドルコスト優位ですが思ったより差が無かったというのは、株式投資は退場しないことが最良の戦術を素直に表していると思います。
画像はこんな感じ。
やっつけ仕事感がありますがご容赦ください。
青丸部分で1000ドルつづスポット買いしています。
株価上昇に浮かれて直近高値掴み後に下落を受けた状態。合計15回の購入をして15000ドルを投資しています。
ドルコストはそれぞれの年末です。良い時期もあれば暴騰真っ最中もありますね。ここ5年は調整と暴落を挟みつつ美しい右肩上がり。
ホントは毎月末を調べれば良かったのですが、高値掴みを人力で調べて疲れちゃいました。笑
でも、年一回ドルコストも毎月ドルコストも大差ないのでこのままいきます。
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もったいぶっても仕方ないので結果を画像で見てみましょう。
S&P500に15000ドル投資して「天井高値掴み」と「ドルコスト」で1000ドルの差
青線が株価、オレンジが資産額になります。
合計15000→21325ドル
コロナショックに被弾したのに案外まともですね。
もう一回チャートを見てみましょう。
こんな買い方でも救われているのですね。。
チャートだけ見ているとコロナショックで大きく下がったように見えますが、失敗したと思っていても単純に購入した分だけ資産が増えているのは長期投資家として知っておきたいですね。
15回の高値掴みをして直近でコロナショックに被弾してしまいましたが、200ドル前後で買っていたものが多いので損失は出ていないというのが高値掴みでした。
さて、ドルコストの方はどうでしょうか。
画像はこちら。
エクセル先生の日付が怪しいですが、大体年末に3000ドルを買い付けるドルコストです。
グラフには出ていませんが金額集計日は高値掴みと合わせています。
合計15000→22500ドル
こちらも順調に伸びており、コロナショックで株価は落ちたものの、今まで積み上げた資産が無駄にはなっていないということは意識したいですね。
ぱっと見は画像が分かりやすいですが、テキストの方もみてみましょう。私はテキストの方が好きです。
テキストで見たS&P500高値掴みとドルコストの差
細かな数字は省略していますが十分参考になるかと。
日付 | 株価 | 資産額 | 合計保有数 |
2016/6/6 | 193 | $1,000 | 5.18 |
2016/8/29 | 200 | $2,036 | 10.18 |
2017/3/13 | 218 | $3,220 | 14.77 |
2018/1/22 | 263 | $4,884 | 18.57 |
2018/9/17 | 269 | $5,996 | 22.29 |
2018/11/26 | 253 | $6,639 | 26.24 |
2019/4/29 | 270 | $8,085 | 29.94 |
2019/7/22 | 277 | $9,295 | 33.55 |
2020/1/3 | 305 | $11,234 | 36.83 |
2020/4/13 | 263 | $10,687 | 40.64 |
2020/6/1 | 293 | $12,906 | 44.05 |
2020/8/22 | 322 | $15,184 | 47.15 |
2020/10/12 | 318 | $15,995 | 50.30 |
2021/2/8 | 361 | $19,158 | 53.07 |
2021/4/12 | 383 | $21,325 | 55.68 |
2021年4月30日時点 | 383 | $21,325 |
日付 | 株価 | 資産額 | 合計保有数 |
2016/12/27 | 205 | $3,000 | 14.63 |
2017/12/26 | 245 | $6,585 | 26.88 |
2018/12/31 | 231 | $9,209 | 39.87 |
2019/12/30 | 296 | $14,800 | 50.00 |
2020/12/31 | 343 | $20,150 | 58.75 |
2021年4月30日時点 | 383 | $22,500 |
株式は短期では驚きの連続ですが、長期では企業の生み出した利益に収束します。
今回は配当を含まずのざっくりシミュレーションですが、長期低迷をした場合の再投資は大きな差になってくるでしょう。
購入できた株数|高値掴み55.68株、ドルコスト58.75株
結果はドルコストの勝ちなんですが、個人的には投資は余剰金でやるものだし、大した差とは思わなかったです。(管理人の場合、たぶん逆張りで下がってるときにウキウキで買ってるでしょうし。)
今回、大きな差にならなかったのは購入できた株数が大差なかったことですかね。
- 高値掴み|55.68株
- ドルコスト|58.75株
さて、読者様はどう思われたでしょうか?
絵心なかったり、雑な抽出かもですが、けっこうデータを拾ってグラフにすると面白い発見もあります。もし、こんなの調べられます?みたいなのがありましたら、Twitterなどで気軽にご相談ください。
おわりに|S&P500は天井高値掴みなんて気にせず今後も投資を続けていく
実際にはVOOを保有していませんが、副業収入で2558(S&P500ETF)を買っています。また、つみたてNISAではeMAXIS Slim米国株式(S&P500)を積立しています。
今回の比較で分かったこと
- 株数を増やすことが大切
- 高値掴みをしても報われた
- 安い時期に買っていることでコロナショックも耐えきっている
未来は分かりませんし、長期低迷があるかも知れません。そして株式は強気相場と弱気相場をくり返します。
ただ今回の結果を見てみると、低迷が続くなら株数を増やすチャンスですし、強気相場なら高値掴みを失敗しても取り戻せています。
ニュースなどを見ると不安で押し潰されそうになりますが、世の中は株式会社だらけで出来ています。
自分や友人たちの企業活動を信じながら、一緒にコツコツと投資を続けていきましょう。
お読み頂きありがとうございました。
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